CDTVライブライブを初回の感想
#CDTVライブライブ 、「もれなくフルで見せる」というコンセプトは斬新でおもしろいし素晴らしいなと思いました。
昨日で言うなら、フォーチュンクッキー。年1くらいでコンスタントにパフォーマンスされてるおかげで、一番にはかなり馴染みがあったけど、2番ってこんなこと歌ってるんだ。という驚きがありました。
しかし、この「もれなくフルで見せる」というコンセプトの弊害も感じました。
昨日、たくさんのアーティストが出場していました、その多くはアイドルとジャニーズ。(まぁ、そもそもグループとして数が多いんですが。)
僕は、坂道グループのオタクで、あとそれ以外はNulbarichとかSIRUPとかスカパラとか福山雅治とか星野源とか、バラっバラな音楽の趣味を持つ人なのですが、ジャニーズには唯一そんなに興味がない人なんです。
つまりどういうことか。
相対的に「興味がないアーティストがやってる時間」が増えてしまったわけです。
普段なら1コーラス+αだから、まぁ興味がないなりにもへぇーこういうの歌ってるんだ。で、なんとなーく聴き流してるうちにおわっていたものが、5分続くとなると、
流石に冷めます。冷めるとまでいかなくとも、関心は落ちます。
それが断続的に何度も続くわけです。
もちろん、はじめは目新しさに惹かれて聴いていたとしても、だんだんはいはいわかってきた。
となってきてしまうわけです。
これは、逆も然りで、僕は非常に坂道がフルコーラスやってくれた。特にソンナコトナイヨがフルで聴けたのはとても楽しかったのですが、
おそらくここは、ジャニーズファンからすれば「退屈な時間」だったのだろうと推測します。
しかし、このライブでフルコーラスというのが活きるアーティストもたくさんありました。
それは、主にバンドとか圧倒的な歌唱力を持っていて魅せられる何かを持っている人。
髭男とかは良かったですものすごく。アレンジがライブ仕様になっていてなおかつフルバンド。圧巻でした。
森山直太朗さん。さくら独唱、何回聴いても滲みますしなによりフルで聴けてよかった。
三浦大知さん。定点で見せるという面白い取り組みをされていました。
つまりどういうことか。
この番組、実力のあるアーティストとはめちゃくちゃ相性がいい。ライブでファンとか関係なく圧巻のパフォーマンスで視聴者を巻き込めるだけの器があるなら、もうこの番組最高。というか、そういう番組なのかなとおもった。すごくたのしい。
反対にアイドルとかとは超相性が悪い。CDの再現しかできない、あるいはあてぶりしかできず、ライブでやる意義を演奏に見いだせないのなら見ていて辛い。今出ているアイドルのファンはウキウキして見られてるけど、それ以外のファンを置いてけぼりにしてしまうのが番組としての大きな問題点。
だなぁと、思いました。
つまり、出るアーティストを慎重に選ばないと、
特定のファンだけが楽しい番組になってしまう。
これは、どんな音楽番組でもそうなんですが、
この番組はフルだからこそ、その興味のないアーティストの時間が伸びてしまい、逆に面白くない時間が増えてしまったんですね。
でも、この番組を作ったことには意義があります。
CDTVと冠がついている通り、この番組はカウントダウンTVを源流にした生番組。
まぁライブメインですから、レギュラー放送というより年末のやつの縮小版と言っても過言ではないわけです。
年末ライブの2時とか3時。無名だけどの実力はある人が出てくる時間ありますよね?
あの、雰囲気出せたら最高だなと。
たぶん。黙っていてもメジャーなアーティストはMステでやってくれます。
でも、実力はあるのに知名度の関係でMステにはまだ出れない、あるいはニッチなジャンルでは圧倒的に人気なのにまだ世に出れていないみたいなアーティストをガンガンフィーチャーしていけば、とても面白いと思うんです。
そんなアーティストをMステならワンコーラスで切ってしまう。
でも、この番組ならフルで歌わせてくれる。
つまり、プレゼンの時間が伸びるわけです。
売れるチャンスが増える。
たぶん、この番組、メジャーに媚びると一瞬で終わる気がします(そりゃ、アイドルのフルだってたまにはいいけど。)
もっと、
フェスにしか出ないバンド
あまりテレビではフィーチャーされにくいインストバンド
とかそういうのガンガン出してほしいなと思います。
ぼくは、
Mステをチェーン店に例えるなら、こじんまりしてるけど変わったもの置きまくってる雑貨店みたいな番組
になってくれるとうれしいなと思います。
長々とすみません。
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