シティサイクルしか乗ってこなかった自転車好きな男がクロスバイクに試乗して感動した話

今日は、自転車のお話です。

最近、自分の中で自転車がちょっとしたブームでして(と言ってもまだまだ全然調べだしたばっかり)、よく動画とかを見ているのですが、まぁ楽しそう。

文系陰キャ、乃木オタだけども、ロングライドしたい!100キロ乗りたい!琵琶湖一周とかしたい!

ということで、形から入ってみようと、アメリカの大手ブランド、TREKのディーラーに伺いました。

今回の目的は、購入ではなくあくまで見学。(後で値段も少し書きますが、へって買えるような金額ではないしね(笑))



まず、お店に入って思ったのは、“車のディーラーみたいだなぁ”と。

今まで街の自転車やさんにしか行ったことない僕には、めちゃくちゃおしゃれにうつりました(コーヒー出てくるなんて思わなかった。)。

ここで、本題の試乗した話を書く前に、
自転車、特にスポーツバイク全くわかんねぇっす、という人に向けて超ざっくりとした説明を。

まず、自転車は大きく2種類に分かれており、
一般的に広く流通しているものは、シティサイクルというものに分類されます。
(ママチャリとか、よくありがちな子供用の6段変速のやつとかね。)

そして、今回乗せて頂いたのは、スポーツバイク。その中でも“クロスバイク”、というものに分類されるもの。

たぶんみなさんが“ツール・ド・フランスに出てるやつ”とか、“ガチの自転車”と言われて想像するハンドルがぐにぃってなってるやつ(ドロップハンドルといいます)は、“ロードバイク”というもの。

シティサイクル→普通車
クロスバイク→スポーツカー
ロードバイク→レーシングカー

みたいなイメージだと理解しやすいかもしれません。

今回乗せてもらったクロスバイクというカテゴリーの特徴としては、スピードではロードバイクにはやや劣る(ロードは最高速40キロ前後、クロスは25キロ前後。それでもシティサイクルより遥かに速い。)ものの、スタンドやかごといった快適装備もつけられる。

要は、快適性を確保しつつも運動性能も抜群にいい。

といういいとこ取りのカテゴリーです。

びっくりしたのが、自転車なのに自動車みたいなディスクブレーキモデルがかなり多かったこと。(TREKのクロスバイクに限っては全車ディスクブレーキ)

ディスクブレーキとは、一般的な自転車に搭載されている、ホイールのリムを挟んで減速するキャリパーブレーキとは違い、ブレーキディスクを挟むことで減速するもの。

キャリパーブレーキと違って悪天候で影響を受けやすいリムでブレーキをしないぶん、制動力が落ちにくいとか。これは安心。

さて、グダグダとした解説はここまでにして、今回の試乗リポートを。

今回試乗したのはTREK FX3 discの2020年モデル。

TREK FXシリーズの下から3番目のモデルで、下位モデルから比べてディスクブレーキがSHIMANO製油圧式になったり、車体の一部がカーボン製になったりと、少しプレミアムなモデル。

価格は税別82000円。

ロードバイクになると100万超えるモデルも平気で出てくることと比べれば現実的ではあるが、確かに普段の自転車からすればかなり高い(笑)

試乗コースはお店の周り一周と、かなり短いものでしたが、その一瞬でかなり違いを感じました。

ちなみに、筆者の愛車はBRIDGESTONE製の普通の自転車。決して悪くない自転車です。

しかし、それと比べても雲泥の差がありました。

乗ってみて思ったのは、各種パーツの“かっちり感”。

走る、止まる、曲がる。

普段の自転車とやってることは全く同じなのに、安心感がまるで違う。

ちょっと踏むだけでぐんぐんスピードは上がっていく一方、車体のしっかりした設計のおかげで全然不安定さは感じない。

そして、止まるにしても、油圧式モデルだったのもあって、軽い力でちょっと握るだけですっととまる。

曲がるときは、全然ぐらつかない。

一番印象的だったのは、変速まわりで全くもたつかない。

レバーを上げた途端、音もなくスッとギアがあがる。

カチャンともいわないから、非常に静か。

ラグも0と言って差し支えないでしょう。

非常に快適で乗りやすい。そして、何より死ぬほど楽しい。心から遠出したいと思いました。

すごいよクロスバイク。

こういう、遠出をしたりするための趣味の自転車だから、スピードは出るけど乗りにくいんじゃないか?という先入観だったけど、

むしろ、快適。こっちのほうが乗りやすいし、漕ぎやすいし、止まりやすいし、曲がりやすい。

当たり前のことなんだけど、そのことがめちゃくちゃしやすい。

スピード出ないと遠くにはいけないし、遠くに行くには乗り心地良くないといけないし、スピードが出るからにはちゃんとしっかり止まれなきゃいけない。

その結果、スピードがよくなるだけではなく、総合的に全体の性能が上がってるんだなぁと思いました。

そのことを知れたのはものすごく発見で、面白いことだなぁとおもいました。

機会があるならみなさんもぜひ乗ってみてください。ほんとにいい意味でびっくりしますし、感動します。

しっかり座って漕ぐママチャリから乗り換えた人にはやや違和感のある前傾姿勢ぎみのポジションではあるものの、比較的僕はすぐに受け入れられそうな感じでした。

値は張るものの、ぜひとも手に入れたいなぁ………。

とても、いい経験でした(笑)

ではまた!

あ、クロスバイク考えてる方、いわゆるリングの鍵はつけられなくて、ワイヤーロックみたいなので注意してくださいね!

トトム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?