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「勝手に」、を勝手に語る。


こんにちは。


今日は、「勝手に」という言葉について、勝手に取り上げ、勝手に掘り下げていきます(笑)。


いや、最近本当によく目に入ってくるんです、「勝手に」ということばが。


たとえば、わたしはわりと毎朝、セルフコーチングという位置づけでノートにあれこれ書き出しているのですが、

無意識にも、最近やたらと「勝手に」というワードを使っている。


また、最近ある方から、なんとも心に響くメッセージをいただいたのですが、そこにも「勝手に」ということばが。


そして、そういえば、所属のコミュニティでも、「勝手に変わる」「勝手に感化される」「勝手に思ってたらいい」とか、ずっと耳にしてきたことに、ふと気がつきました。



「勝手に」って、

「自分勝手」などの言葉があるように、なんだか勝手に(笑)きれいなイメージだけではなくもあるけど、

実は非常に大事なポイントを含んだ言葉だと、わたしは思っています。


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ちょっと話がとびますが‥


私たちは成長していくにつれ、

いろんな人に出会い、いろんな影響を受けながら、

自我を確立させ、自分の信念を自然と固め、

それを自分らしさ・自分のスタイルとして、無意識にも大切に持ちながら、きっと生きていっています。


そのことに関して、以前、自分の親の顔を見ていてふと思ったのですが、

わたしの親は、


私が「いつ」、

「だれ」から、

その人の「何を」みて、

「何を」学び取り、

「どんな影響」を与えられてきたのか。


もしかしたら、感じ取ってくれてるものもあるかもしれないけど、

詳細はきっとほぼ、知らないと思うのです。


こうやって、親の思ってもみないところでこどもは、

その子のもともと持つ、「本質」や「琴線」に触れる何かを、

「勝手に」誰かから感じ取り、

「勝手に」感化され、

そして、「勝手に」変わっていく。


そして、そんな、誰かから「勝手に」感化された強烈な経験が、

その子自身のコア、軸に、多大な影響を与え、

生涯、きっとその軸は、そうそうぶれることはない。


もしぶれていると感じる時期があっても、

きっと余計なものを持ちすぎて、軸がみえなくなってしまっているだけ、

そうわたしは思っています。

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そして、あまりいい言い方ではないかもしれないけど、

そんなふうに子どもが、「勝手に」カギとなる誰かと出会い、「勝手に」刺激を受け、「勝手に」影響を受けて成長していくのであれば、

それだったらより、親の役割って、

あまり力を入れて、意図して子どもを何らかの方向に導くというよりも、

親である「自分自身」が、「わが子」にとどまらない大きな視野をもって、

ほかのだれかの心を、自然と動かすことのできる、より魅力的な大人でい続けられるよう、

そのために、自分をより成長させることにエネルギーを使っていくことも、大切な役割なんだと思っています。


それがまわりまわって、思いがけない形で「わが子のため」にもなるかもしれない。


以前の自分のツイートで、こんなのをつぶやいていました。

(ここでも「勝手に」って使ってたな…)

よく、「やる気スイッチ」なんていう言葉も聞くけど、

このスイッチって、「おとなが」子どもの中のスイッチを押すんじゃなくて、

子ども自身が、そのおとなのどこかを見て、何かを感じ取って、勝手に感化されて、そしてその時に、自分の中のスイッチを、「自分で」押す。


そんなふうに、自然と、勝手に、子ども自身で内部のスイッチをONさせてしまうほどに、意図なく子どもの意識を自然に変えることができる、

そしてさらに、「スイッチON」の瞬間をきっかけに、その子の生涯にわたり、存在をもって支えになることのできる先生を、恩師と呼ぶ。

そう、やっぱり思うのです。

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そして、

別に先生に限らず、子どものスイッチを入れるきっかけを提供できる大人ってたいてい、親ではない誰かだと思っています。

だからこそ、子どもが外で、どれだけ良い大人と出会う機会に恵まれるか。


そして、

その子のもつ本質や琴線に触れる何かを、外の大人から「勝手に」から感じ取り、「勝手に」感化され、「勝手に」変わっていく。

そんな変化の一部始終を、どれだけ深く見守ってあげることができるのかが、親に託された役目のひとつかなと。

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そして、ここからは余談でもありますが、

そんな、だれかのスイッチが入る瞬間を含めて、

目には見えないけれどたしかにある、だれかとだれかの間に生まれる〈ストーリー〉が、わたしは大好きなのです。


いろんな要素が合わさって、人と人との間に生まれ得る、尊敬や信頼という想い、それが自然と相手に伝わるときの感動、温度感。

10代の頃からこのあたりの探求に、自分の本質を感じて生きてきたけど、近年はより確信が強くなっています(笑)


ちょっと前のツイート。


うん、やっぱり。

人と人との間には稀に、目には見えないけどたしかに、とんでもなく美しいものが流れていると思っていて、

そこを追求したくて生きているんだと思います。


「無防備な夢想家だって 誰かが揶揄しても
 揺るがぬ想いを 願いを 持ち続けたい」
                Mr.children 『祈り ~涙の軌道」より


そう、自分で決めている。勝手に(*^^*)

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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