翻訳の仕事をやってみた!
題名の通り、『翻訳の仕事』をやってみた!
翻訳した動画は、こちら↓
https://padeco.education/2020/07/29/voice_laos-2/
引き続き、5本程度の動画を編集している。
そもそも、なぜ翻訳することになったのか。
ラオスにいるときに、一緒に関わっていた、『算数プロジェクト』。この団体は、新しい算数の教科書を導入したり、研修会を開いたりしていた。
その団体に関わっている方から、
『休校中家で何をしていたか、学校が再開したことについてどう思うかなどをうちのスタッフが子どもたちにインタビューしました。』
ということでラオス語でのインタビューを日本語に訳すお手伝いを行っているのである。
お願いを受けて、私は断る理由がなかった。
なぜなら、『ラオスのために何かができるなんてありがたい話』だからである。
正直、帰国してラオスのために何かできることを探したが、私がラオスのためにできることなんて大してなかった。
だから、私にとって、この話はとってもありがたいことだった。
ラオス語を勉強したが、実際に生かせる場所は到底ない。英語を学んでいれば仕事等で役に立つこともあるだろう。
しかし、ラオス語って。。。
そもそも需要がない。だからこそ、勉強したことを生かせるチャンスを逃したくないと思った。
さらに、ラオス語と関わる機会が減り、自分自身のラオス語の衰えを感じていた。
ラオスでできた同僚や友達から電話がかかってきたときに、話せなくなっているのを痛感する。
仕事としていく機会はないかもしれないが、今後ラオスに遊びにいった際、全然話せなくなっているなんて嫌だと思った。
復職に向けてなど準備をし始めていたタイミングだったが、『できることはやってみる!』の精神で挑戦してみたわけだ。
翻訳をやってみて難しかったことは主に3つ!まずはラオス語を正確に聞き取ることである。
普段の会話なら『何て言ったの?』と聞き返すことができるが、インタビューはそうはいかない。
例えば、最初に聞いたときには私にはこう聞こえた。
だからこそ、子供の答えは、この答えになるように聞き取ろうと努力する。
そして、何か違うだろうなあと思いながら、この質問に合うように、答えを出してみた。
ただ、ずーっとこの文章が引っ掛かっていて、通勤時間とか時間あるときに何度もリピートして聞いてたら、聞こえてきた!
もしかして、こう言っているのではないか?と仮定して、子供の回答を聞いてみると、
と聞こえてくる。となると、やっぱり、
と聞いているんだなあ!と確信がもてる。
というように、人間の耳って不思議だなあと思った。質問に沿って、答えを聞こうと思えば、どんな風にも都合良く聞こうとする。
また、訳してて難しいなあと思ったこと、次は…
ラオス語だとそのままの雰囲気で伝わるが、日本語に直すと違和感がある言葉である。
ラオス人はよく、『ボーペンニャン』と使う。日本語に訳すと『大丈夫だよ』という意味だ。
このインタビューでも『ボーペンニャン』は多用されている。
例えば生徒が答えられないとき、『ボーペンニャン、ボーペンニャン』と言う。
ラオス語のまま、ボーペンニャン、ボーペンニャンと聞くと分かるが、わざわざ日本語に直すと違和感があるのだ。
翻訳して難しいと思ったこと、ラスト!
それはラオスにはあるが日本にないもの。日本にはあるがラオスにないものなどの訳し方である。
今回は『理科』である。日本には『理科』という教科がある。
ラオスにも『理科』はあるが、『社会』や『生活』などが混同している教科である。
他にも『道徳』など。ラオスで日本でいう『道徳』らしき教科があるが日本と教え方が違う。
だから、私は『道徳』を教えているのか、それともまた別の教科を教えているのか分からなかった。
今回は『道徳』と訳したが『moral education』と英語で訳されてるから、道徳で大丈夫であった。
というように、日本とラオスでは違った認識、全く一緒ではないものを何て訳せば良いのか迷った。
初めて、ラオス語の翻訳をしてみて難しさを感じたと同時に、翻訳者って改めてすごい!と思った。
映画の字幕とか、英語のニュアンスと日本語訳が少し違うということを聞いたことがある。
その意味が分かった。
聞き間違いではなく、訳す人によってニュアンスなど訳し方が変わってしまうのは仕方ないと思った。
むしろ、『みんな違ってみんな良い』という言葉があるように、翻訳者それぞれの想いがあっていいと思った。
まだ、翻訳し終わっていないビデオがあったり、これからYouTube等にアップされていったりする。
ラオス語が分かる方がいたら是非、翻訳をみてほしい。
他の人がどんな訳し方をするのか知りたい。
そして、より良い翻訳を学んでいきたい。
ポチッとできるようになりました!!笑
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