教育は先生の力で変わる🌞!
教育は簡単には変えられない。
日本でもラオスでも同じ。
いくら教科書が変わったって、指導要領が変わったって。
簡単には教育を変えることはできない。
だけど、今日感じたことは、、、、、
先生の力で教育は変わる!!!
一人一人の微々たる力かもしれないけど。
先生の努力で確実にいい方向に進む。
今日はJICAと東京書籍がコラボした教科書を使った研究授業だった。日本からある大学の先生が来て、日本の講師がラオス人に説明する。
2年生の授業は「図を使って考えよう!」の単元。
先生はたくさんの教材を準備。グループ活動も取り入れていて、新しい教科書に順応しようと一生懸命だった。
図を使って"子ども"に考えさせたい!!けど、最初に先生が図を見せてしまって、みんなで式を考える。
その後にグループ活動。
グループになって考えることはいいことだが、どのグループも書くのは式だけ。肝心な図は描いていない。
最後に教科書を見ながら図を写させる。
これではなんの勉強なのか分からない。
だけど、講師が授業後に全て説明してくれた。
「そもそも図を使う意味は何か。」
これをみんなに考えさせた。文章問題の時に言葉だけでは想像しにくかったり、式を考えられなかったりする。
そのときに効果的なのが図を描くこと。図を描くことで、文字でしか書いてなかったことが想像できる。そして式を考えることができる。
図を描くことの大切さを伝えてくれた。式を早く考えることがいいことではない。どのように式を考えるのか、補助をする役割。子どもが自分自身で考え説明することが大切だと。
4年生は「角度の大きさ」の単元。
こちらの先生も素敵な先生だった。まず、笑顔が絶えない!子どもたちも安心して学習に取り組めていた。
竹刀をもって歩かれたら子どももビクビクして学習に集中できない。先生の笑顔と、匠な言葉で興味を引き付ける。
個人で直角を見付ける時間もある。
グループ活動もある。流れはとてもよい(^^)v
グループ活動はこの角度を比べること。活動的にはいい!
しかし、教科書の内容は「角度を書いて比べて大きい順に並べる」という指示。子どもたちはどうするかと言うと、、、
分度器や三角定規を使って同じ図をかこうとする。そうだよな~。
でも、まだ分度器の使い方を習っていない!
今回は分度器を使わなくても解ける問題。
結果ほとんどのグループが分度器で角度を図って大きい順に並べていました。だから、紙にかいたり、切ったりしたけど直接的な比較はない。
講師はまず、下の絵のどちらが長いかを考えさせた。
(実際は鉛筆とボールペンでやっていたが)
見た目ではメンソレータムと答えてしまう。
けれど答えはもちろんボールペンだ。
比べるときに大切なことは基準をそろえること。
だから、今回の授業でも比較の仕方を考えさせることが大切だということ。
授業した先生も、納得していて、次の日にもう一度比較の仕方を教えると話していた。
そして、まだ分度器も習っていないのに図を描く方法。
これは教科書を直すそうだ。今は4年生の教科書をお試しで使っている。今回は東京書籍の関係者もきて授業を観察していた。
先生の頑張りと、子どもたちの頑張りをみて、習っていないのに図を写すのは難しいと感じたようだった。三角定規📐を使ってかけるような図に改訂するようだ。
初めて教科書を作る過程を見ることができて嬉しかった。教科書の問題の数字も適当に決めているわけではない。
子供がノートにかけるような数字を考えている。
今回の2年生の単元でも、色々な工夫がされていた。
今回のこの図がかけるようになるために、色々な単元で線分図などが取り入れられている。
↗️だんだん丸も書かなくなっていく。
そして、今回の図だ。
丸を使わない。いちいち丸を描くのが大変だから線でかこうとする。
教科書を作るときも色々な人が、たくさんのことを考えて作られているんだなと学んだ。
だからこそ、教育は変わる!
もちろん先生の力が必要だが、分かりやすい教科書を作ってくださっている方々の支えがあるからこそ、よい教育になる。
より良くしたい!
この気持ちだけで色々なことが180度にも360度にも変わると思う。
だから私もラオスの教育をより良くするために!!全力を尽くしたい。
ラオスの教育をより良くしようとしている先生のサポートをしたい。
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