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微々たる私の影響力。それがいつか…

活動5ヶ月目にして悩むこともたくさんあるが、少し嬉しい話もある。

2年生の算数の授業に参加。普段の授業なのに、休み時間から算数の準備をしなきゃと先生が言い出した!(いつもはその場その場で授業中に準備するのに。)

だから私も教室へ。

この表を完成させたいとのこと。

作っているときにふと思った。

前回教材を作っているときのこと。

1の位に10枚たまったら10の位に移動する関係から、取り外しできたらいいよねってなって。

日本だったら、、、ラミネートしたり磁石を使ったりすれば何度も使える。ラオスでは簡単には手に入らない。

あるもので工夫しなきゃならない。だから、紙にテープを貼ってから、テープで貼ればどうかを提案した。

そして取り外し可能の教材を作成。

そして今日教室へ行ったら先生が作成していたのはこれ!!!

2ヶ月くらい前にやったのに覚えていてそれを採用してくれている。そしてこれからもこのアイディアは引き継がれていくだろう。

こんなちっぽけな出来事だったけど、私にとってはとても嬉しかった。。。

「技術移転」なんて大それたことはできないけど、何か少しでも教材のアイディアとかを一緒に考えていけたらなあって思う。

そして、もうひとつ!

足し算の授業。

繰り上がりのある足し算。教材を使って説明したあとに練習問題。

①121➕67 ②25➕364 からひっ算に直して解く。

黒板にも書いてあるのでできてるかなあと机間巡視をすると、、、

ひっ算の位取りができていない子がほとんど!!

位を違うところに書いてしまうため、答えも違ってしまう。唯一ちゃんとできていた子のノートはこれ。

しっかりとマスを意識して書けている。

先生に伝えるか迷った。私が口出していいのか。でもなんのためにここにいるのか。

その先生との信頼関係もできていたのと、何のために来ているのかを考えたら伝えることが最善だという結果に。

黒板を使って説明。できている子のノートを見せ、なぜできているのか、できていない子のノートを見せなぜできていないのかを伝えた。

先生はすぐに、分かってくれ個別指導に。

それよりも全体に伝えた方がいいと考え、みんなに黒板を使って伝えることに。

マスを意識させてる。そして子供にもノートにマスがあるか確認させる。

そして1の位は1の位に、10の位は10の位に100の位は100の位にと説明。

マスを書いて意識させる。

そして子供が解いてみる。

さっき書いていたのを消してもう一度書いてみる。そした今度は位をしっかり意識して書けるように。

私は言ってよかったと思った。

午後も算数の続きをやっていたが、私は違う用事(1年生の先生が会議で私が授業😅)で行けなかったけど、、、

さらに練習問題を解かせていたが、黒板の書き方が変わっていた!!

先生がマスを書いている!!

私がいなくてもこうやって意識してやってくれていた。

それがとっても嬉しくて。

最近は自分の活動に自信をもてていなかった。私は何ができるのだろうって。

でもこうやって少し話して変わってくれようとする人がいる。そして私より伝えるのが上手なラオス人がいる。私が伝えたことを上手く子供に伝えてくれる。

私にできることって自分が授業することではなくて、授業を見て感じたことを先生に伝えていくことなんだと思う。

私の微々たる影響力が、いつどこで広がっていくのか分からない。

前回の記事でコメントをいただいた。

2年後、私が教えた子供たちがラオスを変えてくれることを信じよう。

この2年間でどうにかしようと考えていたけど、この2年間で終わりではない。

もしかしたら、現地の先生が、もしかしたら現地の学生が、もしかしたら日本の子供たちがラオスの教育をより良くしていくかもしれない。

だから、私はいつか花が咲くように「種まき」に来たんだと思うようにしよう。

そして一歩先の「水をあげる」ことができるように努力したいと思う。

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