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記憶したポイントは人によって違うらしい

この前読んだ青山美智子さんの本、
『月の立つ林で』が面白かったので
別の本も取り寄せてみました。

今、読んでいるのは
『お探し物は図書室まで』

この本の中で、一章の主人公が図書室の
司書さんにオススメされた本のひとつが
『ぐりとぐら』

お料理することと食べることが何より好きな
野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を
見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きに
しようか考えたすえ、カステラを作ることに
しました。
でも、卵があまり大きくて運べません。
そこでフライパンをもってきて、その場で
料理することにしました。

amazon  本の説明より

主人公は
『きいろいカステラがふんわりと
  かおをだしました』
という一文を読んで驚きます。
子どもの頃に読んだ記憶だと
ホットケーキだとおもっていたから。


電話で話した主人公の友達は
「卵焼きを作る話」
と記憶していて、
同僚の女性は
「なかなか一筋縄ではいかない絵本」
と記憶し、
同僚の男性は
「森の動物たちが集まってケーキを食う絵本」
と記憶していました。

短い話なのに、人によってどんな本なのか
がそれぞれちがうのだ。

私の記憶では、お菓子を焼いた時の
甘いにおいが漂って、みんな仲良く
食べる絵本。


『ケンカしないで仲良く分け合う』
ところが好きでした。

本を読んでいると、
登場人物の声が聞こえたり、
香りが漂ったりしますよね?しませんか?

同じ絵本、同じ本を読んでも
思うところが違うのは、育った環境も
関係するのかもしれません。
それぞれ違うオススメポイントを話すと、
新たな発見があって面白いでしょうね。

さて…「お探し物は図書室まで」の
続きを読もう。

そうそう‼︎
本屋さんや図書館、図書室では
自分で読みたい本を選ぶけれど、
いろいろなアンケートや質問事項を
書いて選書してもらえるところが
増えてきたようです。
思いもかけない好みの本が届くのを
『何が来るかな?』と楽しみに待つのも
いいですよね。
依頼してみようかな〜。

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