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コロナ禍での高校受験in埼玉

他の県がどういう仕組みになってるかは知らないけど、埼玉県の私立高校入試には確約というものがある。
事前に個別相談で成績を見せ、高校側から「確約」をもらうと、受験はほぼ形だけとなり合格してしまうというシステムだ。

ほんとか!?って思う人もいるだろう。何しろぼく自身半信半疑だ。何故なら、ぼくの娘がまさに中学生3年生で高校受験はこれからだからだ。

少なくともぼくが中学生の頃はこんな仕組みじゃなかった。併願確約はあったけど、個別相談に行った記憶がない。それどころか、私立高校に行く気もなかったし公立高校に合格する自信もあったので学校見学にすら行ってない。確か、担任の先生から併願確約取るか?と訊かれて取りたいですって応えた。ただそれだけだった。先生が私立高校と交渉してくれたのだろうか?今となってはわからない。ただ、言えることは現在先生は何もしてくれない。全ては本人と親がやるしかないのだ。

行きたい高校の個別相談会の日程を調べ、申込みをする。当日は通知表のコピーと北辰テストという民間企業主催のテストの結果、それと各種資格の合格証をもって参加するんだけど、今年は少し勝手が違った。例年だと、北辰テストの結果のうち成績のいい2回の平均で確約取れるか判断をする。ところが、今年はコロナの影響で最初の4回は自宅受験だったため、その4回は使えないのだ。

参考としてもらえるのは第5回のテストから。ぼくと娘が最初の個別相談会に参加したときは6回までの結果が出ていた。
娘は5回の結果がメチャクチャ良くて、逆に6回の結果は最悪だった。例年通り上位2回の平均となると、5回と6回の2回しかないので自動的にこの2つの平均となる。そうすると、確約のラインに届かなかった。

娘とは、2回を出してダメだったら、次回死ぬ気で頑張ってそれを再提出しようと話していたのだが、その心配は杞憂に終わる。コロナ禍の今年は1番成績のいい回1つだけで判断するというのだ。思わず娘と顔を突き合わせ、ガッツポーズをしてしまった。

こうして無事確約が取れたのであんしんしていたのだが、ここに来て新たな不安が湧き起こっている。今日までに北辰テストは8回まで終わっているのだが、6、7、8回とも大して成績は変わらない。つまり、5回の成績がまぐれだった可能性が高い。

そうすると、娘の実力は実際には確約水準まで届いていないことになる。これで大丈夫なのか?当日のテストが余りにも点数低いと不合格の場合もあると先生も言っていたし。

逆に本当にテストは形だけで合格してしまった場合、なんか相手の高校を騙したみたいでバツが悪い。

この両方の心配をクリアするためには当日の試験で北辰テスト第5回と同等の結果を出してもらわないといけないのに、当の娘は塾から帰って来てからYou Tube観てゲラゲラ笑ってる。

親の心配子知らずとはこのことか。

早く受験終わってくれ……。




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