九藤 朋
人の発する負の感情から生まれる汚濁という異形の化け物や人に害を為す妖怪。 それらを滅することを生業とする隠師の一人、神楽菫。 彼女は幼い頃に兄を陰惨な事件で亡くしていた。 その謎を探りながら、隠師と敵対する勢力とも戦いを繰り広げて行く。隠師、御師、巫術士、そして汚濁を生じさせようとする者たち。諸勢力の思惑が絡み合い、その渦中に彼女の存在があった。 果たして兄はなぜ死んだのか。どうしてその場に居合わせながら、事件の詳細を思い出せないのか。謎が解明された時、菫が取る行動とは。 未だ眠れる秘密の物語。 明かされるまでには時間が掛かる。 そう、だからそれまでは。 Violet, Violet, secret………….
Xさんでとある人が、いじめに対して憤っておられるポストを上げておられました。 ご本人のプロフには「三級精神障害者」と載せておられます。 ご自身のそうした事情を載せるかどうかは人それぞれ。自由です。 因みに私は二級の精神障害者手帳を持っています。敢えてプロフに載せてもおりませんし、その必要性も感じませんでした。 ここで三級精神障害者という、ご自身の情報公開をしておられる方におかれる「いじめ」の定義とは何か。 端的に言えば、強者が弱者を虐げる行いをすることでしょ
心無い方たちとの心有る交流の試みに、限界を感じましたので。
かねてよりお付き合いのありました鈴藤美咲さん(ペンネーム)が、実に勇猛果敢なる短編を小説家になろうさんに公開しておられましたので、ご紹介致したく存じます。 作品タイトルは『そうだ、ごはんを食べよう』。 こちらは、美咲さんが勤めておられる職場で実際に起きたパワーハラスメントに基づき執筆された作品です。 内容をご覧になればお解りになるかと思いますが、とても理不尽なパワハラを茶飯事のように行う人が職場におられたそうです。 そして、その方のパワハラにより泣きながら退職された方も多
補足。 現在、姉が出た九州大学から提示される見解を待っています。 六歳年下の、当時女子高生だった妹である私に工学部卒業制作のデザイン案を描かせ、それ含め全てを独力で成し遂げたと偽り、教授陣から高い評価を得た姉の過ちについて。 大学からは見解に至るまで時を要するとのこと。 それでは、その長い期間に進捗を教えて欲しいという私の願いは容れられませんでした。 なぜ大学側の見解を提示する最中の進捗を教えて頂けないのかの理由も教えては頂けず。 これでは九州大学が最終的な見解に至る
国交省勤務の姉へ。 過ちは正されなくてはなりません。 そのままでは、貴方の人生は如何にも侘しいものであると私は考えています。 一度、木っ端微塵に打ち砕くのが妹よりのせめてもの情愛とお考え下さい。 そして子供たちに恥じない背中を見せてあげなさい。 「母の生き様はこうであった」 そう、誇らしく語れるように。 哀しき血縁者たちについては、またいずれ改めて語る所存でおります。
「神も知る、罪は逃れず」 夏目漱石『薤露行』
嘗て杵築大社と呼ばれた島根県出雲大社。そして三重県伊勢神宮。それら著名な社には「御師」と呼ばれる、信仰普及員と参拝勧誘員を兼ねた職種の人々がいた。その、彼らの担う役割が表とすれば、「隠師」と呼ばれる、裏の存在が現在にまで命脈を保っていた。隠師の役割は、日本各地に出没する、「汚濁」と呼ばれる負の念の塊や、人に害をなす人外の存在を消失せしめること。菫や駿は、その隠師の家の出であった。 隠師は御師とは違い、音に濁りがあることから、清浄から隔たる者として長く蔑視されてきた。しかし