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012 『一芸に秀でた子を育てる』ための叱らない育児

011 『一芸に秀でた子を育てる』ための我が家の子育て」とした前回、

①結婚する前になんとなく話し合い
②長女が生まれるときに、子育てモットーを決める
③「子育てハッピーアドバイス」を読みました
④長幼の序

なんてことを並べまして、その続きです。

⑤個性を尊重する。例えば洋服の場合
三姉妹です、というと、お下がりできて良いね、なんてよく言われますが、うちは全員趣味が違うので、基本「一代限り」で終わってしまいます。
子供たちとも確認し、安いくても、枚数が少なくても、自分が着たいものを着る、と言うことで、それぞれに買っています。
洋服って、女の子にしたら1日の気分を決めるものなので、特に大事だと思っています。
わたしは、洋服も自由に選べなかったので、その反動かもしれませんが。

⑥旅先ではさまざまな体験を
信楽では各自でご飯茶碗を作り、石川ではお箸に金箔貼り体験をして、それらで普段お食事をいただいています。
工場見学なども積極的に行き、何かしら経験として積み重ねられたら良いなと思います。

⑦自由と責任を
子供を叱らないようにしています。
大人が子供を叱るときは大抵、大人の不都合を押し付けることが多いので、そう言うことはしない、と言うことです。
叱らない育児、というのはそういうことだと思っています。
ただし、人に迷惑になることと、食事のマナーだけはうるさく言うと言っています。
それ以外は、報告、連絡、相談のホウ・レン・ソウを基本に、自由にさせています。
しかし、自由にすると言うことは責任も持たねばなりません。
宿題も、翌日の準備もするしないは自己責任。
声かけが必要な年齢なら声かけするくらいのことはしますが、言うことを聞かせようとはしません。
させるのは簡単ですが、自分で考えて行動できるようにしないといつまでも親頼りになるし、失敗したとき「お母さんが言わなかったから」と言うことになるので、手を貸してと言われるまでは、手を貸しません。
失敗して、自分で工夫することを覚えることの方が何倍もためになると考えています。
小学校2年生くらいから、毎日のように長女は学校を遅刻していました。
3年生の3学期ごろ、ふと「あなたが学校に着くと、クラスのみんながあなたをみて、一瞬空気が止まるけど、すぐ何もなかったかのようにみんなが元に戻るでしょ」と言ったら、娘は「なんでわかるの?」と驚いていました。
大人にしたら当たり前に想像できることですが、長女には衝撃だったようで、なぜかこの翌日から遅刻することなく学校へ行くようになりました。
末っ子も、1年生の時に、遅刻ではないけれど、全員が着席しているタイミングで3回ほど登校し、いまではすっかり余裕を持って家を出られるようになりました。

次回、
⑧工夫する力を育てる
⑨金銭感覚を養う
などから、始めたいと思います。


「一芸に秀でる子」をモットーに、部活のために中2から私立に転校して寮生活を送っている中3、受験勉強を自ら希望し、読書力だけで乗り切ろうとする小6、彼氏アリのおしゃまな小2の三姉妹を育てる母です。普段は、書籍などのデザイン・編集・雑用をこなす、獅子座のAB型です。