タラタラ聞き流すだけで英語って話せるようになる?
英語教材の売り文句に「聞き流すだけで英語が話せるようになる」っていうのありますよね。
あれ、否定しないです。
ただ、正しくもない。
英語を聞き流すこと自体には意味ある。
聞き流しているうちに、同じフレーズが自然と頭に入ってくることは事実。
その聞き流し方を間違えなければ。
ガッツリ聞き流すこと。
テキトーに聞き流すこと。
まずはガッツリ聞き流すことから始めること。
ガッツリ聞き流すとは、スクリプト(文字起こし)のある英語のインタビュー教材を、時にスクリプトを見たりしながら何度も同じインタビューを聞くこと。
どの単語やフレーズの繋がりがどのような音で発せられているかを繰り返し聴きこむこと。
最低1ヶ月間は同じインタビューを聴くこと。
飽きる。だから好きな人がインタビューに答えている音源を探してスクリプトともに聴く。好きなハリウッド俳優の声は何度も聞きたくなるでしょ?
事前にインタビュー内容を全て日本語で読んでしまってもいい。
それでモチベーションが上がり、その後楽しく聴くことができるのであれば。
これ2年ほど続ける。一日3時間を2年間だ。
3時間中2時間は通勤中でいい。残りの1時間をガッツリ中のガッツリ家で部屋にこもって聞ければそれでいい。
キツイね。英語嫌いになりそうだね。
サボってもよいのだよ。とにかく習慣づけること。
サボってもいい、気合いが入らなくてもいい、時にゆるくユルユルで聴いてもいい。でも2年間続ける。そうするとある程度言葉の決まり切った言い回しを頭に入れることができるようになる。
英文法の問題集を買ってきて、練習問題を黙々と解いているより100倍意味がある。
そのあと「テキトーに聞き流す」を始める。
テキトーに聞き流すというのは、CNNやBBCのニュース番組を英語で聞き流すこと。同じセリフを繰り返し聞けないけどそれでもいい。これは、英語を無制限に聞くことに抵抗を感じないようにするためだ。英語を聞き飽きない訓練だ。英語を聞き続けて眠くならないようにするためだ。
気が向いたら集中して聴いてみたりして。
気が抜けたらダラダラ聞き流して。
正しくステップ踏んで聞き流しを実行すれば、いわゆる「聞き流し」というものにも一定の意味を持たせることができる。
ただ、本当に英語を聞けるようにするには「聞く訓練」だけでは完成しない。自分で発音できない音は聞き取ることができないからだ。
英語聞けるようになりたかったらまず正しい発音の仕方を習うべきである。
実はこれが一番の近道だ。
どういった発音スクールに通って、どうやって発音を学ぶべきかは別途記事を書こうと思っている。
今回は「聞き流し」にフォーカスして、聞き流すのであればこう聞き流した方がいいという話をさせていただいた。
だから、英語教材を一つ買って、それをただ聞き流しているだけで英語が話せるようになる、は、ちょっと違うということ。
英語が先で日本語が後に流れた方がいいのか、その逆がいいのかなんて議論はナンセンスだ。
テレビCMで予備校講師が「聞こえないんじゃない。言ってないんだ。」とオーバーアクション交えて熱弁しているが、まさにその通りで「言ってない」。
だから聞こえるはずがない。いくら聞き耳立てても。
正確に言うと、スペル通り発音してない。また、言葉が繋がると、音が変化する。その変化する音も、法則があるのでいくつかのパターンを覚えてしまえばあとは自然に出来るようになる。だから、全ての言葉の連結音パターンを暗記する必要はない。
これについてはまた別途記事にしたい。
とにかく語学は楽しんでやろう。
自分の成長を楽しみながらやっていこう。
英語でおしゃべりできるって素晴らしいことだから。
世界にはいろんな考えを持った素晴らしい人がたくさんいて、その人たちと直接コミュニケーションができるってホント素晴らしいことだから。
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