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夏山登り〜〜 伊吹山

涼風求めて。。。

大学時代の友だちと、伊吹山に登ってきました。
頂上1300m弱なので、ドライブウェイからは20分くらいで頂上に到着してしまいました。
山登りが好きで、1人でも富士山や白山の周りをウロつく自分からしたら、ちょっと物足りない感じもしないではないのだけど、コロナ禍と言う事と、愛知に住む親友が癌からの生還1年と言う事で、活気付けてあげようと言う意味もあり、この位がちょうど良いのではないかと、他の友だちと話したのです。
頂上は20℃弱でしたが、案の定、彼女は汗だくで、足元ふらふら。後ろからよく注意して支えて、何とか無事に登りきりました。遠くにみえる琵琶湖が光って見えて、とても綺麗でした。

こうやって山の頂上に着いた時は、「終わりよければ、全て良し」的な穏やかな、不思議と神々しい心境に包まれ、日々のストレスや悩みなんて、クソみたいなもんじゃないか、放置しても良いわっ❗️  と言う気持ちになります。
もちろん下山したらすぐに日常がしゃしゃしゃ〜と、目隠しカーテンを開けるかのように、音たてて戻ってきますが。笑
それでも、友だちと「ここで散骨してもらおうか」だの、「御守り買って自分の写真入れとこうか」だの、わけ分からないふざけ話をしていると、本気で何もかも、どうでもよくなっていきます。
癌を患っていた友達は「もうこれで思い残すことがない」と半ベソで言い出して、ついこの間、泣きながら話した事と真逆じゃないかとまた憎まれ口を散々言われてましたが。笑
ふと、神々しい気持ちになるとは、明日への活力を見出す力が基本的前提なのかと思ったりします。
ここ一年会っていない娘が、元気にしているのか、人様に迷惑をかけていないか、ずっと心配でした。
ひと目元気な姿を見たいと思い、意を決して(笑) 
職場の辺りをうろうろしていると、SNSで見かけた上司の慌ただしく動き回る姿を見つけ、世間がオリンピックのおかげで楽しく家で過ごしているこの時にも、この人たちはこうやって変わらず仕事しているのか、ここにあの子もいるんだなと想像できました。
これで望みは達成されたような気になり、満足して、そこを離れました。これも前日の伊吹山の御利益かも、と勝手に思いながら。

帰り道は、今回は高速道路を外れて、下道を選びました。
長浜から琵琶湖に向かい、伊吹山の頂上から見えた琵琶湖の光った湖水を眩しいながも安らかな気持ちで見つめました。
また、敦賀港では停泊中の大型船舶を含んで暮れていく景色を楽しみました。
わざわざ遠くに向かわなくても、同じ北陸の地で、こんな安らいだ時間を過ごせるとは、思いもよりませんでした。また涼しい季節に訪れようと思います。


伊吹山で犬用のクッキーを、長浜の黒壁で近江牛の佃煮を少し求めてきたので、犬たちはもう大変。笑
数日の留守の帰宅を1番喜んでくれたのは二頭でした。
きっと私の顔が肉に見えたのでしょうね。笑
「肉だ肉が帰ってきた。肉ちゃん、ようこそようこそ。」と言っているように見えましたよ。笑

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