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初めての岩盤浴

日帰り温泉に行くと追加オプションで岩盤浴なるものがあるのは知っていたが未経験。闘病生活中であっても、だからこそ初めての体験でワクワクするのはとても大切なことと言うことで横須賀温泉 湯楽の里に行って体験して来ました。

この日は強風でしたがお天気は良好。かみさんと長女の3人で岩盤浴にチャレンジ?してみました。フロントで入浴経験はあるが岩盤浴は初めてであることを伝えるとパンフレットを渡される。色々な種類の岩盤浴があり専用の休憩スペースもあるようだ。館内着と下に敷く大ぶりのタオルを受け取りいざ入館。岩盤浴エリアに入り案内図を確認すると着替えるエリアは無い。通常の入浴エリアで着替えるようだ。それでは簡単に身体を洗ってから岩盤浴に行こうとなり、先ずは通常の温泉を楽しんだ。先日来訪した際は昼過ぎであったこともあり結構な混み具合であった。本日は日曜日でもまぁまぁ早い時間10時半ごろだったせいか、GW連休明けのおかげか、それ程激混みの印象はなく、スッと眺めの良い露天風呂に入ることが出来た。この温泉は露天風呂から広大な海を眺めることが出来る最高のスポットである。強風のため手前の椰子の木は大きく揺さぶられていたが、青空の下の海も綺麗な紺色に輝いており、遠く離れた房総半島の街並みも見渡せた。最高の一日になる予感しかしない笑。

待合せしていた家族と一緒に岩盤浴スペースに入場。先ずは低温そうな塩温洞から入浴開始。一応事前にWEBサーフィンをして岩盤浴について調べて来た。下に敷くタオルを広げて、先ずは仰向けになって枕に頭を乗せる。じんわりと背中からゆっくり温まるのがわかる。サウナほど室内が高温ではなく蒸していないので居心地も良い。床面の硬さも姿勢を矯正されるようで心地良い。大きく深い腹式呼吸をしながら時を過ごす。この温泉に来るまでのドライブ中に仕事の愚痴的な会話をしていたのだが、全く仕事の雑念が払われる。ただ何も考えずに腹式呼吸を続け全身から汗が吹き出るのを感じることが出来た。眼鏡は熱くなるので外すよう書かれていたので律儀にメガネを外して来たのだが時計が全く読めない。家族が身体を入れ替えるのに合わせて、自分もうつ伏せに移行する。頭の向きをどうすればいいかわからないので仰向けほど快適では無いが両腕にびっしりと細かい汗の粒が広がっていることを認識出来る。

1セット目を終えてしばし休憩。水分補給のため水を買い、ペットボトルフォルダーにしまう。初心者の私は色々なロッカーの鍵を手首に付けていたが使わないものはまとめて各ロッカーに保管すれば良いだろう。次のセットまでしっかり身体を冷ました方が良いと言われたので休憩スペースで漫画、呪術廻戦を手に取りリクライニングチェアーの上でゆっくりと漫画を読み耽る。漫画に熱中し過ぎて家族が迎えに来て声を掛けてくれた際、びっくりして軽い声をあげてしまった。こんなに集中して漫画を読み進めたのは中学校時代に友人宅で漫画を読み進めた以来かも知れない。友人が何回呼びかければ気がつくかを楽しんでいたようで、集中力の高さに驚かれた経験がある。残念ながら何の漫画に熱中していたのかさっぱり記憶に無い。友人のキャラを考えると野球漫画かバイク漫画だったのかなあ?今回も正にそんな状態で漫画、呪術廻戦を読むことに集中出来た。

2セット目は種類の異なる石が並ぶ岩温洞へ。空いていたラジウム陶板の上に寝転がる。程なくして館内放送が流れ、この部屋でアトラクションが始まることを知る。何人かお客様が追加で入ってきて、室内はほぼ埋め尽くされ、アトラクション開始。ライティングされた部屋の中を細かいミストが壁から吹き出し始めた。その雰囲気はまるでこの世のものとは思えない。パンフに書かれている通り雲の中でじんわり温まっている感覚である。ここでも腹式呼吸をしながら空に浮かぶ雲の中で寝そべっている感覚になる。もちろん頭の中は真っ白で、全ての雑念が払われた。大量のナノミストに包まれた長女曰く、死んだらこんな世界なんだろうなと臨死体験をしたようである笑。あまりの気持ち良さについウトウトすると吸い込む息が熱く感じ、ヤバってなって目を覚ますを繰り返した。いびきをかいて寝ているお客様も多数いて、慣れてくると寝ることも平気で出来るようだ。

呪術廻戦を挟んで笑、第3ラウンド薫風熱洞に入る。小スペースなので家族バラバラに椅子に座る。このスペースは通常のサウナに近い。部屋が高温で一気に汗が吹き出す。前述のナノミストの世界で尋常じゃないくらい汗をかいたのだが、この部屋でも信じられないくらいあっという間に大量の汗をかくことが出来た。

館内着は汗でびっしょり。休憩中に身体が冷えそうだし、既に14時を回っているので一風呂浴びて本日の入浴を終えた。ちなみに館内着は150円で交換して貰えるようである。長時間滞在するにはコスパ良いメニューだと思う。風呂上がりに館内のレストランでちょっと豪華な食事を済ませて家路に着く。帰りの車の中では夏を前に汗をかく準備ができた、人生一番の汗をかけた、お肌の調子が良くなったと初めての岩盤浴に大満足の会話が続き、この良い気分を壊したくないと言う事で携帯電話の契約変更は次の日にリスケすることにした。岩盤浴に完全にはまった。他にも行ってみたそうな岩盤浴がないかググりまくるのである笑。

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