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【生後5ヶ月児と行く】長距離フライト(バシネット利用)

前回の更新からだいぶ時間が空いてしまった。
1月初旬、家族とともにジュネーブへの移住が完了した。着いてからやることがかなりたくさんあってとても慌ただしかったから、実際に精神的に完了したと自信を持って言えたのは着いてから3週間経ったあたりだろうか。

まずは当時5ヶ月だった息子を連れて東京→イスタンブール→ジュネーブの合計17時間強の長距離フライトについて思い出せる限り書き連ねたい。誰かの参考になれば嬉しい。


概要

Turkish Airlines(トルコ航空)を利用した。東京からジュネーブまでは現在直行便がなく、どの経路を選んでも乗り換えが必須になってしまう。
複数の航空会社も参考にしたが、ターキッシュエアラインズの決め手は以下3つ。

  1. 丁度いい乗り換え時間
    →トランジットが1時間半で待ち時間が少ないのがよかった。

  2. バシネット(赤ちゃんの簡易ベッド)が確保できる
    →航空会社に事前に問い合わせをし、予約前にバシネットの空きが多数あることを確認した。

  3. 夜便と利便性
    →5ヶ月の子どもがいたので飛行機で寝て欲しかったこと、そして成田ではなく羽田から飛んでいるのが便利だった。

事前準備

お正月もあり数日前からいつもの起床時間21:00前後をフライトに合わせ22:00-23:00に調整し、お風呂の時間を遅くしたりしたがこれは効果あったのか不明だ。

そして今回はバシネットと言う前方の座席の壁に取り付けるミニ簡易ベッドのようなものを利用した。バシネットは座席指定料金のみで利用でき、チケットの購入後にメールで確保した。今回は一人当たり5000円程度。ちなみに課金するのであれば立ち回りが楽になるので通路側の席をお勧めしたい。

また、別の方の話では、1歳児がいることを伝えて隣が空いている席を手配してくれた場合もあるらしいので、やはり子供がいることをメールなどで伝えておく事は効果があると思う。

東京→イスタンブール: 機内のご様子

約14時間のフライトである。離着陸時は妻が子ども用のシートベルトを装着し耳抜きのために授乳してくれた。

子供用ベルト

耳抜きというほとんどの大人にとってはシンプルなことにも気を遣わないとならない。シートベルトサインが消えて少し経つとバシネットをCA さんが持ってきてくれる。息子は5ヶ月にして9キロあり乳児界の横綱として名を馳せていたのでバシネットが軋んで落ちたりしないか心配だったが、頑丈な作りで全く心配は要らなかった。夜だったので、離陸して1時間程度でそこに寝かせることができた。以後4時間毎にミルクをあげたが、予想以上によく寝てくれたのでかなり助かった。

しかし周りの乗客が寝ている中で、子供が泣き出すのはとても気を遣う。飛行機のエンジン音が大きいので、それほど響かないだろうと思っていたが、やはり近くの人にはどうしても聞こえてしまう。私もそれなりに眠ることができたが、やっぱり子供がいつ泣き出すかと思うとそわそわした。子供が泣き出すタイミングはなんとなくわかったので、新卒時代に鍛えた高速電話取りのスキルを活用して泣いてから1秒以内に周りの人を起こすことなく、妻と交代で子供を抱くことができた。

子供を抱きかかえてからは、周りの人に影響が機内の真ん中のスペースに行ってあやしたり、窓があるスペースに外の景色を見せたりといったことの繰り返しである。それなりに視線を浴びるが気にしている場合ではない。機内のエンジン周辺は音が大きいので、比較的泣き声が響かない気がした。

CAさんの1人がとても献身的で何か必要なものがないか常に聞いてくれたり、ミルクのためのお湯のリクエストにも嫌な中を1つせず答えてくれたので助かった。

おもちゃと離乳食も配ってくれた

サービスはビジネスクラスで、個人的にはチップをあげたい位だった。反応が無愛想なCAさんもいたので、ターキッシュエアラインの人が全て良いわけでは無いのかもしれない。

機内真ん中のトイレにはオムツ替えスペースがある。空間は充分に広くストレスを感じる事はなかった。早朝にイスタンブール到着予定だったので、到着直前の1時間はトイレの朝ラッシュがひどく、それより前にオムツ替えを管理させないと痛い目を見る。

機内食

機内食は計2回出た。個人的にはとても満足した。

夜ご飯のチキン。日本食寄り
夜ご飯のフィッシュ

いつもならビールを飲むが一生懸命働いてくれるCAさんを前に優雅にお酒を飲む気にはならずジュースで我慢した。

食事タイムライン

(日本時間)
22:55 羽田発

23:30頃 1回目の機内食(夕飯)

1:00-10:00 消灯

10:30 2回目の機内食(朝食)

(トルコ時間)
6:45 イスタンブール到着

また日本初の便ということでコンビニレベルのおにぎりが軽食にあり妻が舞い上がっていた。

もう二度と会うことはないだろう

他にブラウニー、サンドイッチ等軽食の種類も豊富で食事に困ることはなかった。

イスタンブール→ジュネーブ

イスタンブールに到着後、豪華絢爛なイスタンブール空港を闊歩し、おむつ替えを済ましジュネーブ行きの便へ向かう。

この区間は3時間であるものの、打って変わって子が完全に目覚めていたので大変だった。おもちゃで遊ぶのもすぐに飽きてしまい、かなり泣いた。羽田からイスタンブールの14時間よりイスタンブールからジュネーブの3時間の方が辛かったかもしれない。新調したおしゃぶりを案外気に入ってくれたのが救いだった。

新調したおしゃぶりを2つ用意してご満悦

合計17時間のフライトを経てジュネーブに到着した時はひとしおの感動があった。


感動の到着!

5ヶ月児フライトまとめ

①夜便がいい(赤ちゃんは寝る)
②バシネット席を確保したい
③抱っこ紐orヒップシートはお守りで持参したい
④お気に入りおもちゃと新しいおもちゃが必須
⑤乾燥対策にワセリンか赤ちゃん用スキンケア用品
⑥CAさんと仲良くなろう

あとがき

やはり乳児と言うものは、誰にとっても可愛いもので(親バカ)、座席の隙間から後ろ席の方と子供の目があって、あやしてくれる方がいてとしてほっこりした。これは妻が離陸前のタイミングで「5ヶ月の子どもがいて、泣き声で迷惑をかけると思いますがよろしくお願いします」と挨拶をしていたのが功を奏したのようで、こういった声かけで周りを仲間にすることはとても大事だったと思っている。

その他、妻が他の方のブログなどの情報を目一杯活用して、事前に調べてくれていて、本当に準備が良く、そのおかげでかなり快適に過ごせたといえる。私が便利だなと思ったのは以下である。

5ヶ月児長距離フライト持ち物まとめ

機内持ち物使ったもの

  • オムツ(10-15枚)→この内3枚のみ使用。夜用のオムツがおすすめ。

  • お尻拭き

  • 粉ミルク20本(100ml)→この内8本使用。

  • 保温性ある水筒

  • 食器用洗剤→ダイソーのミニボトルに詰めていった。

  • 哺乳瓶用ミニスポンジ

  • 哺乳瓶3つ

  • バスタオル1枚

  • ブランケット1枚

  • ノンアル除菌シート

  • オムツ捨て袋

  • 授乳ケープ

  • 搾乳機

  • 保湿クリームとステロイド

  • スタイ5-7枚→この内4枚使用

  • ガーゼ5枚→全て使用

  • おもちゃ3種→この内なめられ太郎をヘビロテ。

使わなかったもの

  • モンベルのスリーパー→機内が暑く、半袖でもいいくらいだった。

  • 絵本2冊

  • 抱っこ紐(ヒップシート)

  • 肌着5枚

  • 服4枚

  • iPad に動画入れてく→夜行便なので使わずに終わった

  • オルゴール音楽ダウンロードしておく→こちらも流さず

歩き回れるようになったりもう少し大きくなると大変だと聞く。この記録が離乳食が始まる前の乳児のフライト参考になればと思う。

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