おまけ。

初めましての風君ライブのレポ(というのかただのメモ)を書くにあたって、こんな私のポンコツ脳みそからひねり出した経緯といいますか。ちょっとしたドキドキもあったので残しておくことにします。

私はもともとライブでは時々メモを取ることがあったんだけど、「福岡初日は初めての風君ライブだし、その場の空気を全身で感じたい」と、メモを取らないでおこうと思ったんです。でもライブが始まって、もうええわあたりまで見たら、「これはまずい」と思いまして。

ライブそのものやMCの一つ一つを鮮明に覚えておきたい!って気持ちが強くなってきて、いつのまにか目の前で起きてることを感じるより、記憶に残すことに集中しはじめていた。(罪の香りの時はそのことばかり考えていた節があり)これじゃダメだ、と途中で紙とペンをバッグからだしてメモを取ることにしました。そうすることで、「記憶をする」というところに脳を使わず、「目で耳で感じる」ことに集中できるから。後からゆっくりメモをもとに記憶を呼び戻すことができるんだってことに気づいた。

1日目は友達と観戦したのもあって、ライブ後にごはんを食べながら感想を話したし、夜はホテルでこのメモを読み反芻することで脳内の記憶を整理しました。

で、2日目も同様にメモを取ったわけです。A4の紙に両面びっしりと殴り書き。目はステージを見ているから、手元はぐっちゃぐちゃです。

ライブが終わり、その日はそのまま羽田に向かう飛行機に乗らなきゃいけない。会場から駅 (最寄ではなく空港線の徒歩25分くらいある駅) まで浮かれながら歩きました。途中、ポッケに入ったそのメモをライブそのもののようにぎゅっと握ってあったかい気持ちになったりして、何度かメモを確認しながら歩いていたわけです。3センチくらい宙に浮いたような状態だったと思います。

その間、ライブの即レポを友達に送りながらスマホに夢中で歩いていたら(コラ)、、、、しばらく歩いてまたメモをぎゅっと、、、!?ポッケにあるはずのメモがない( ;∀;)。。。この時点でこの日のライブの思い出はそのメモにあって私の頭の中にはまだないんです。反芻しないと出てこないポンコツ脳なんで。メチャクチャ焦り、来た道を引き返そうとしても来た道がわからない。なんせ慣れない土地の初めて行く駅、ろくに道路を見ず歩きスマホしてたので(猛省)。言い訳すると、私方向感覚だけは結構あって、一度地図をみたらほぼ目的地にたどり着けるので。言い訳になってない。

結局どの道を歩いてきたかはわからないけど、会場方面へ踵を返しメモを探すことに。道は暗いし、飛行機の時間までそんなにない。 「いいことも悪いことも執着せず」って風君から聞いたばかりなのに、この日の思い出に執着していいのか。 と自問自答しながら汗だくで探したんです。

3本くらい通りを歩いたところで、 「ここで見つからなかったらもう諦めよう。起こることには必ず意味がある、見つかる意味があるならきっと出てくる 。 見つからなかったらそういう意味があるはず、ポンコツの脳みそで覚えていられたことだけをこの日の想い出にしよう。」って覚悟したころ、見つかったんです、歩道の隅っこに落ちていましたこの愛しい(?)メモが 。。 汚い字で、「ちがうんですよ×4回」「今日はてんこもりのライブみなさんといっしょにはしりきれてうれしいです」とか書いてある。まぎれもなく私の字。 (半泣き)

だからこの日のスペシャルなライブは私の記憶だけじゃなく誰かに共有できるといいなぁなんて、思った次第です。

あの日あの場にいた人の記憶の引き出しを開くきっかけになったり、いられなかった人に少しでも雰囲気が伝わればうれしいなぁ。(思ったより長くなった。。。)

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