昭和時代あれこれ

アラ還おやじがダラダラと書く、偏った分野の昭和時代懐古録

1.日本進学教室と四谷大塚
私の時代の東京の塾と言えばこの2つが代表格。
週休2日になる前の時代で毎週日曜日にテストを行い順番を競う。そのテストのために平日はテストの為の予習をする。
四谷大塚は正会員と準会員に分かれていて、正会員でもどの校舎所属しているかでレベルがわかる。確か中野が一番上だった気がする(四谷じゃないんか〜い)。入塾すると赤いソノシートレコードが配られ、中には謎の塾歌が入っている。正会員になるには入塾テストに合格しなければならず、その倍率は15倍くらいだったかなあ?
🎵風だ光だ明るい窓だ
 揃う笑顔の学舎だ
 私たちは僕たちは
 笑顔で集い楽しく学ぶ
 あぁ四谷〰︎大塚進学教室🎵
一部歌詞が怪しいですが…。なんなんだろうこの歌は…。今でも実家の押し入れにソノシートがあるかもしれない。
他方、日本進学教室は通称日進(にっしん)。四谷大塚に比べて派手ところがなく(当然レコードもなく)、敢えて言えば、要領良い四谷大塚に対してオーソドックスで不器用な日進というイメージ。中受組は四谷派と日進派に分かれるが、日進は地味。でも確か日進に毎週飛行機で通って来ていた人がいた気がする。
世の中はその後平日放課後の子供の居場所としての塾、テストの場ではなく教える場としての塾、と意味あいが変わり日曜日試験型の塾は衰退、四谷はナガセの傘下になり、日進は無くなりました。長谷川弥平先生、合掌🙏。

2.自由自在と応用自在
受験研究社の自由自在シリーズと学研の応用自在シリーズ。こちらもどちらをやっているかで派閥があった。
四谷大塚は予習シリーズがベースだが、日進はその手のものがなかったので各科目いずれかを使う人が多かった様な気がする。私は算数は応用自在派だったかなあ。

3.ソロバン塾
住んでいたところによるのでしょうが、結構みんな通ってた気がする。放課後の友達との交流な場だったんだろうか?こう言っては角が立ちまくりでしょうが、ソロバン塾に行っていた友人で所謂お勉強ができた人はいなかった気がする。
いまも当然ソロバン塾はありますね。

4.お使い
親に言われて良くお使いに行っていたが、考えて見れば、良くビールとかを買いに行ってたなあ。未成年者に良く売ってくれたものだ。オイルショックの時は母親と一緒にスーパーに行き、入口でトイレットペーパー代金を握りしめさせられ、店内では他人よ!と言い含められ、1人1つ限定のトイレットペーパーを買って店の外で母親と落ちあったものだった。

5.黄色いビートル
フォルクスワーゲンビートルを1日3台見たら良いことがあるが、黄色のビートルを見たらゼロクリアになるというもの。ただそれだけ。

6.すもも
駄菓子屋に売っていた小さい豆腐のパックみたいな容器に入った真っ赤な汁に使ったスモモと称する食べ物。汁まで飲み干すが、今から考えるとヤバい色だった。

7.チェリオ
安くて飲みごたえのある清涼飲料水と言ったらこれ。当時にしては大容量の296ml入って50円だったかなあ?味は色々あったが当然無果汁。

8.学校群制度
東京都がとっていた都立高校の分類。群を志望できるのみで学校は指定できず群に合格した者は群を構成するいずれかの高校に振り分けられる。各学区のトップ群は以下の通り。
第一学区11群
  日比谷、三田、九段
第二学区22群
  戸山、青山
第三学区32群
  西、富士
第四学区41群
  小石川、竹早
第五学区52群
  白鴎、上野
第六学区61群
  両国、墨田川、小松川
第七、八、九学区72群
  国立、立川
その後学校群解体に合わせて長期在職の教員を強制的に異動させたので嫌になって退職し、代ゼミの講師になった先生が続出、浪人時代にも再度お世話になった友人もいた。
なお、代ゼミの富田先生も仰っていたが、当時の上記学校群の生徒は現役で大学に行こうという気持ちは殆どなく、高校時代はその時にしか出来ない事に全力投球、卒業したら気持ちをスパッと切り替えて恐るべき集中力で上位大学に進学するパターン。私のクラスは浪人率9割位だったかなあ。青春時代やなあ…。私?当然浪人してます。運動部にバンド活動で忙しかったです。

9.参考書
高校時代には勉強しなかったので良くわからないです。

が、以下を使っている人が回りでは多かったかなあ…。


英文解釈教室
英文標準問題精講
基本英文700選
英文法頻出問題演習
試験に出る英単語・英熟語
大学への数学(黒大数)

今の参考書を見ると、至れり尽くせりでとっても良いですね。見やすいし、音声解説は聴けるし。羨ましい。我々の世代は私も含め英語はリスニングが糞の人が多かった。

10.昭和の終わり
昭和天皇が病気になり崩御するまでのテレビは印象に残っているなあ。
ニュースでは毎日昭和天皇の病状を伝えてました。「本日天皇陛下は若干量の下血がありました」とかね。
井上陽水さんの日産セフィーロのCMでは「お元気ですか?」と言うセリフ部分が消されて、陽水さんがただ口をパクパクしている映像が流れているだけ。

長くなって来たのでここらでやめます。
何の為にもならない備忘録的な駄文で申し訳ありません。

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