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しつもんは教育を変える【2】

マツダミヒロさんの著書『質問は人生を変える』の文章の一節をもとに、教師目線で感じたことや学んだことを書いていきます。

自分に何を聞きますか?
あなたは、答えは外にあると思っていませんか?
その外にある答えを知れば、すべてが解決できると思っているのではないでしょうか。
たとえば、誰かと問題が起きた時。
「なんで、こんな問題が起きたのだろう?」
と考えますが、それを同時に、
「なんで、あの人は先に言ってくれなかったのだとう」
「もっとこっちの気持ちを汲んでくれれば、こんなことにはならなかったの  に」
というように、相手の行動が問題なのであって、自分に落ち度はないと思ってしまいがちです。これは、相手の中に問題と解決法がある、と外に対して意識が向いている状態なのです。でも、本当は「自分のことを知り、自分で改善策を立て行動を改める」ことをしないと、相手が誰であっても、同じ問題が起きてしまうのです。
・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・
自分のことを知るということは、自分と対話していることです。
自分との対話ができていないと、どんな人に出会ったらよいかわかりません。
今関わりがある人とも、どんな関係を育てていったらいいかがわかりません。
自分のことを知るためには、自分にたくさん質問すること。
意識的に自分との対話の時間をつくること。
答えは、自分の中にあるのです。

質問は人生を変える(マツダミヒロ著、きずな出版)

今、教師をやっていた頃のことを思い返してみると、「子どもの行動が問題なのであって、自分に落ち度はない」と思っていた時は子どもたちとの良好な関係は気づけていませんでした。良好な関係どころか、子どもたちが自分からどんどん離れてしまったのです。

自分はどんな子どもたちを育てていきたいのか。
子どもたちとどんな関係でいたいのか。
そのために、どのように関わっていきたいのか。
どんな言葉かけをしたらよいのか。
どんな自分でありたいのか。
などなど、自分にたくさん質問して、自分の心から湧き出た答えに従って行動していくと、子どもたちと良好な関係を気づけると思います。

自分にとっての正解は、自分の外側にあるのではなく、自分の中にあるのだから。

自分のことを知ろう

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