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私の祖母はすでに他界している。祖母は兄が1人と弟が5人いた。一人だけ女だった。一番上の兄は第二次世界大戦で戦死していたので、戦後からずっとみんなから「ねえちゃん」と呼ばれて頼られていた。 これは祖母の弟が実際に経験した話だ。 私の祖母は結婚したので、本家からは離れている。同じお寺にお墓があるけれども、本家とうちのお墓は別々に立っている。本家のお墓には戦死した兄弟の一番上のお兄さんも入っている。つまり祖母の母も父もみんな本家の墓に入っており、私の祖母と祖父のお墓とは別のお墓
私は演劇のスクールに通って演技を学んでいたのだが、私は脚本家になりたかった。スクールの企画で、自主公演企画があり、スクール生の有志たちによる上演ができるという機会をいただいた。上演ができるのはたった4団体だけで、プレゼンをし、投票によってどの団体が上演するかが決まる。私は十数団体の中から勝ち抜き、友人たちに出演してもらい、自主公演をできることになった。 私がこの公演でテーマにしたのは「かごめかごめ」のわらべ歌だった。この歌は分析するととてもおかしい。 かごめかごめ 籠の