【お前もVR技術者にならないか?】バーチャルリアリティ技術者認定試験の紹介
このnoteは「KuMA Advent Calendar 2021」の2日目の記事です.
みなさんこんにちは.日本バーチャルリアリティ学会認定 上級バーチャルリアリティ技術者 の T2 です.
「バーチャルリアリティ技術者認定試験」は,日本バーチャルリアリティ学会が(ほぼ)毎年開催している,VRに関する試験です.
セオリーコースとアプリケーションコースの2つのコースがあり,どちらか1つに合格すると「VR技術者」,2つともに合格すると「上級VR技術者」を名乗ることができます.かっこいいですよね(英語では "Senior Virtual Reality Specialist" です).
試験の問題は主に「バーチャルリアリティ学」という本から出題され,約6割の点数を取れば合格です(得点分布や年によって若干の変動はあるようです).
問題の難易度はそれほど高くなく,すべて4択問題で,欠席者を除いた合格率は毎年90%を超えるくらいです.さらに,VR学会のサイトで過去問題とその解答もすべて無料で公開されています.太っ腹ですね.大学で言うところの「楽単」です.
さきほど少し触れた「バーチャルリアリティ学」という本は,学術的な視点からVRについて書かれた本で,VRの歴史や考え方,技術について幅広く学べる一冊です.試験を受けない人にもお勧めできます.「『バーチャル』とは何か?」というところから始まり,「俳句は究極のVR」「最古のVRは洞窟の壁画」というようなパワーワード感のある記述や,ヒトがものを立体的に見ることができる仕組みなどの解説もあり,とても面白いです.
楽しみながらVRについて勉強でき,さらに「バーチャルリアリティ技術者」というかっこいい称号も手に入るので,みなさんもぜひ受験してみてください.
私は2019年にセオリーコースとアプリケーションコースの両方に合格し「上級VR技術者」になりました.
以前は東京か大阪まで受験しに行かなければならなかったのですが,コロナが登場してからはオンライン試験を導入しているようです.便利な世の中ですね.
以上で終わります.ここまで読んでいただきありがとうございました!
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明日は先輩が何か書いてくれるようです.楽しみです.
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