2022年6月25日 サブカってる

・あんまり何もない日です!

・ぬいぐるみってちょっと本当に可愛すぎちゃってるかも。




・朝起きた瞬間から昨日の夜中に始まった創作のパッションが全然止まってなくて、二度寝をやめて親と業界や創作論について話したりなんだり色々やっていた。パッションって言葉使いたくね〜〜、でもこれが真実。

・その結果、昨日話題に出した同人誌にしようと思ってる小説が完成しました。まだ色々やらなきゃいけないから、多分具体的な報告が出せるのは1ヶ月以上は後になると思います。

・文字数としては6万字弱で、なんかもう、すごい。自分で言っちゃう。この話はすごい。ネタバレできる内容じゃないから何も言えないけど、ごめんなさい、すごいです。

・確認したらこの日に書き始めていたし、ちょうど10日で書いたことになるらしいですね。1文字も書かなかった日って一日しかなかったから、勢いってやっぱり良い。勢い以外が悪いわけでは全然ないけれど。

・正直なところ、今まで僕が書いてきたどの作品よりすごい(少なくとも書いた直後時点ではそんな気がしている)。お金のかかる同人誌という媒体で出す計画をしておいてなんですが、なるべく多くの人に読んでほしいなという気持ちになっています。

・多分通販もやるし電子版(PDF)でも売ります。とにかく、すごいので……楽しみにしておいてください!!自分は普段こういうことを全然言わないです。でも今回は言わせて!セカイ系最終兵器を放ちます。アマチュアなのにまた大言壮語だな……。



・サブカルチャーへの感情が日に日に激重になってきていて、今日は『ヤンデレ大全』を読み返したりしていた。この中で紹介されている小説も買ったので楽しみ。あとはたまにセカイ系とかについて調べている。ウン。



・最近になって、オタク文化の変遷ってすごい脈々としたものだったんだな……と思うようになってきたな。

・たとえば自分は異世界ものが流行した背景を2つほど考えている。一つはラグナロクオンラインみたいなMMORPGが爆流行りした世代の人たちが歳を経てサブカルシーンの担い手になっていったこと、もう一つはシリーズものの作品が続きすぎてだんだんマルチバース設定を多用し始めてきたこと。

・前者はファンタジー的異世界のイメージを支えていて、後者は「平行世界」という発想を補佐しているなと思う。どういうことかというと、平成ライダーが続きすぎてディケイドみたいな「作品ごとに世界がある」という設定を打ち出し始めたこととかだ。見てないけどMCUとかもそうらしいし、ウルトラマンも10年以上前にそれをやっていた気がする。

・裏付けはないから自信もないけど、それまでの「異世界」ってデジモンアドベンチャーみたいな階層的なイメージだったんじゃないだろうか。平行というよりはレイヤー。グリッドマンとかもそうだったのかな。

・あとは量子力学みたいなSF設定に役立つものが出てきて、それをパラレルワールドに連想させたシュタゲがヒットしたり。今の流行にそういう前提があると仮定すると、オタクジャンルってその時々の人間が好んだものでもあり、やっぱり文化としての「流れ」の一部でもあるんだろうなと思う。

・で、それで言うとヤンデレは結構特殊な道程を歩んできたんじゃないかと考えている。すごい嫌な言い方になっちゃうけど、元々「恋する女の狂気」みたいなことってそれこそ日本の古典とかにもめちゃくちゃあったと思うんだよな。平安時代とか。それは女性の身分問題とか作劇の類型化とか色んな展開を経て、数百年単位で封印されていたものだ。

・でも、身分格差がある程度マシになったこととかがあって、まず「ヒロイン」の主体性という概念が復活する。これは単に男に守られるだけの女性ではなく、男(主人公)を愛するヒロインが再度脚光を浴びたという意味。近代の時点でもう森鴎外の『舞姫』が発表されているし、すごく広いところでは「女性の好意から逃げられない」という点で『人間失格』もその面はあるかもしれない。大庭葉蔵を衒学系ヘタレ主人公の文脈で読み解くことはギリ可能だと思う。

・その後はしかし、今度は逆にオタク文化が「萌え」を手にしたことでヒロイン概念のテンプレ化が進んでいく。主人公のことがただ単に好きな健気で消費向きのヒロイン像。

・そういうオタク界ではオタク界で紆余曲折があった後、テンプレヒロインへのカウンターカルチャーとして、古典的な少女狂気と現代サブカルチャーが奇跡的な衝突を果たしてついに「ヤンデレ」は登場した。これは何を言わせても「都合のいい虚構の美少女」になってしまっていた従来のヒロインに対して、「画面の中の美少女が自分を本気で好いてくれている」という表現を追求した末のひとつの解答になっている。

・という、ヤンデレは古典の文学性とメタ的なテンプレ打開策との合体であるとの仮説を少し考えました。本当にそうなのかはちゃんと調べないと全然わからない。ヤンデレ大全のコラムには似たような話がちらほら書いてあって、今の話が気になった方には多分すごい面白く感じられると思います。

・ほとんどのページがヤンデレキャラの紹介に費やされているので、コラムが書いてあるのはわずか数ページ分くらい。が、内容の面白さとそもそもの本のデカさがあってこれだけでも十分に読む価値がありますね。

・今はにゃるらさんなどの影響で美少女ゲームを文化する意識が高まっているし、YouTubeのボイスドラマの影響でヤンデレがじわじわ再ブームを果たしつつあるので、両者の需要が衝突合体する時はいつか(多分)来る。ちゃんとは言いきれないけど。

・でも自分はヤンデレ大全がいつか入手困難になることは確実かなと考えているので、今のうちに買っておくといいんじゃないかと個人的には思います。選出に違和感があるものもあるけど基本的にキャラ紹介本なので、特定の年代までのヤンデレ辞典として活用するのがオススメ!

・自分ってこんなにヤンデレ好きだったか?


୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

⤴︎︎︎⤴︎︎⤴︎︎︎
質問募集中!!!!最近ないから今日お願いします!!!今日にしよう!!!何か聞いてください!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?