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noterさんより、鋭いご質問が!!「somethingは後ろに形容詞がくるんですか?」

 前回の英語クイズのヒントで、I'd like something hot to drink.という文を挙げました。

I'd like somethingで、「私は何かほしい」という意味になります。something hotで「何か温かいもの」になり、something hot to drinkと繋がると「温かい飲み物」という意味になります。

と書いたところ、大変熱心なnoterさんお二人から、以下のようにご質問をいただきました。

Something hotという形容詞を後ろにつけるの知らなかったです。
形容詞➕名詞が普通だと思うのですが、something 特有の表現なのでしょうか?

something~なにか+○○で、なにか~の物で良いのでしょうか?

 さらっと読むのではなく、「あれ?何かいつもと順番が違う気がする!」とひっかかり、更に確認のためのご質問までいただきました。こういう気づきがもてると、英語は楽しくなりますし、理解が深まります!!!

 コメントでも返信はしたのですが、せっかくなのでもう少しボリュームを増やして、皆さんにもシェアしようと思います。

 英語の場合、通常は a big balloon
冠詞(a) + 形容詞(big)+名詞 (balloon)

の順になるので、日本語の「大きな風船」と同じ順番になります。

でも、somethingやnothing、他にもsomeone, anybodyなどは特別な名詞で、後ろに形容詞をおくというルールがあります。

【物+形容詞】
I have nothing special to do. 
特にするべき(したい)ことがない。

I'd like to cook something delicious for the party.
何かおいしいものをパーティのために作りたいな。

レストランやファーストフード店では、"Would you like anything else?"「他にご注文ありますか?(何かいりますか?)」と聞かれることもあります。

【人+形容詞】
Do you have someone special?
誰か特別な人はいるの?/お付き合いしている人はいるの?

(一人目が挑戦した後で)
Does anybody else want to try this?
誰か他の人でこれやってみたい人?

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 これをマスターすると、使える表現がひろがるので、機会があれば是非使ってみてください。
 一般的にフランス語は 名詞 + 形容詞 の順で、例外的に一部の形容詞(petitなど)だけ名詞の前にくると聞いたことがあります。言葉によって、語順、文法、発音などが変化するのがとても面白いなぁと思います。

↓前回の英語クイズの記事はこちらです。

イラスト 
成富ミヲリさん「何もない町」より抜粋

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