映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」が素晴らしすぎて友人宛てに勢いで書いた長文のLINEを公開してみる

(前略)
で、今日観てきた映画ですが。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」という作品です。
ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚にあたる作品ですが、実はその肝心の前作を観ておりません😅
観てないのですが、今回の作品にむちゃくちゃ心を打たれました。

チョコレート職人として駆け出しの若きウォンカが、いかにしてチョコレート工場を作ることになったのか描いている本作ですが、とにかく主演のティモシー・シャラメが素晴らしすぎます。
先日、フィロのスの全身全霊のアイドルっぷりを全身に浴びたばかりですが、本作のシャラメのアイドルっぷりも凄まじかったです。
同性の自分が見ても、愛らしいし健気だし漢気あるし勇気あるしで、そりゃもう感情移入せずにはいられないという感じで。
亡き母親との誓いを果たすべく、チョコレートで有名な町にやってくるウォンカですが、まずはオープニングのシーケンスが最高。
ウォンカがどんな人間であるかを、ユーモア溢れた映像と曲で紹介してくれます。
ここでもう心を鷲掴みされるわけですが、その後の不幸な展開に「いや…ウォンカ、どうするのよ!?」といちいちハラハラさせられます。

悪党たちのさまざまな企みに心折れそうになるウォンカですが、そこで彼を助けてくれるさまざまな人々が現れます。
あまり良い表現ではないかもしれませんが、負け犬たちがもう一度再起を賭けて戦うタイプの映画が、僕は大好きです。
今年観た作品では「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」も似た系譜でした。
本作は、さまざまな理由で負け犬となってしまった人々が、ウォンカの強い思いに共感し、協力して彼の夢を叶えようと協力します。
ウォンカ=シャラメには、それをわずか2時間足らずの上映時間の中で他の登場人物や観客に納得させてしまう強い説得力があるのです。
それこそが、映画のスーパースターの証なのだろうなと思います。
クライマックスの大活劇も心躍りましたし、ラストにウォンカが目にしたある文章には涙腺が完全に崩壊させられました。
チョコレート=スイーツが人を幸せにする理由は、こういうところにもあるのだなと。

今年は、グレンラガンは別枠(すでに殿堂入り)として、「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」「グランツーリスモ」「ゴジラ-1.0」「君たちはどう生きるか」「1秒先の彼」「バービー」「マイ・エレメント」「SAND LAND」などなど、圧倒的な傑作にたくさん出会えました。
ウォンカには実はそれほど期待していなかったのですが、だからこそ余計に良い意味で裏切られた感動が強かったのだと思います。
来年もまたいろんな映画に出会えたらいいなと思いつつ、今年もまだ数週間残っているわけで、年内に新たな傑作に出会える可能性はあるわけで。
今年のベスト10作品を決めるのが、またまた難しくなってきました😓

というわけで、また何か魂を熱くさせられることがあれば、話を聞いてやってください。
ではでは。

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