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Kaspi 2022年第4四半期決算内容

カザフスタンのフィンテック企業、カスピが2月28日に第4四半期の決算を発表していました。

Kaspiは日本で言えば、
楽天市場で買った商品を
楽天カードを利用して購入し、
楽天銀行から引き落としをする

といった形でのエコシステムを作っている会社です。

Kaspi独自のQRコード決済の支払いにも対応しています。

アクティブユーザーは約1130万で、1000年よりも160万人増です。



Payment部門は
前年同期比で
売上53%増
利益60%増

Marketplace部門は
前年同期比で
売上67%増
利益68%増

Fintech部門は
前年同期比で
売上27%増
利益7%増

連結で
前年同期比が
売上40%増(4060億カザフスタンテンゲ≒1281億円)
利益37%増


利益全体としては、
2021年12月で
49%がFintech
29%がPayment
22%がMarketplace

となっていましたが、
2022年12月は
Paymentが34%
Marketplaceが25%

となっており、
Fintech部門の利益貢献度が低下しています。


利用者数自体は、少しずつ頭打ちになっており、それにより
Fintech部門は成長率が少し下がっていますが、
一人当たりでの利用金額が伸びているところが、
Kaspiの売上高成長率を引っ張っているという構図になっているようです。


またカザフスタンの人口自体は、2000年には1500万人ほどでしたが、
2022年には2000万人近い人口となっており、
現時点での人口増加率は1%を超えております。
少しずつ増加率は減少すると見られていますが、
国連による予測では、
2050年には2560万人になるとしています。

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