見出し画像

AIのパッケージ評価は使えるのか?

王子ネピアがAI評価でパッケージ制作を刷新。開発工程に大きな変化、改善が見られた。
商品も多く、描くパッケージデザインの開発の効率化を求め、プラグが提供するAI評価システムを活用。開発スピードが4ヶ月→2ヶ月、開発コストや業務負担、意思決定プロセスが改善された。
特に、大きなのは意思決定。いままでは消費者調査を行い、経営層の評価で判断。好き嫌いの要素が盛り込まれてしまうなか、
AIという客観的な判断軸が判断を助けるようになった。

AI評価がどれだけ今の感覚、未来の感覚を指し示せるんでしょうか。
DXだ、GXだと言われる中で、生活者の意識もかなり微差に、しかし日進月歩で変わっていく。
特に消費財とか毎日触れるものの中では生活者も気づかないような潜在的な感覚の変化で無意識に選ぶものもある中で、どれだけその鮮度高い情報をAIが見込めるのか、とても気になりますね!

あとは、会社や商材によっても、かなりハマる、ハマらないがありそう。
なんとなく、大きな会社で意思決定者が何人もいたり、その意思確認フェーズが複雑すぎる会社は、AI評価はハマる。
むしろ膨大な資金体力を持って、さっさとパッケージ作って、商品を回しまくる、新発売!を回しまくる方が利益は高まるかもしれないと思います。
一方で、ワンマンで気付き上げてきた、とか商品サイクルが回せないものはやっぱり、意思決定は人間がすべきものだと思いますね。
現場でも正直、最後はクライアントや経営者の意見でチューニングなんてよくあるお話ですが、
それが時にはハマったり、そして何よりインナーモチベになったりするわけです。
AIに決められた、ではなく、俺たちが決めた、というのはすごく大事な感覚な気がしていて、ネガティブチェックなどには使いつつも、AIを通すためのデザインではなく、まだまだ最後は、好き嫌いでいいと思っちゃいます。
制作目線でいくと、腹割ってクライアントと話せるか、がすごく重要なのかもですかね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?