見出し画像

change's coming

なんかアガらない。そんなときは最後の手段としてイエローモンキーのライブ映像をみる。YouTubeじゃなくて手持ちのライブDVDからその日の気分で1枚選んで、リビングのテレビで、通しで。

今回選んだのは「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017」2017年12月の東京ドーム。2017年といえば絶賛ふたりめ妊娠中だったし、イエローモンキーからはかなり離れていたころ。わたしには、わたしが彼らからしばらく離れていると必ず連れ戻しにくる使者みたいな友人がいて、2020年にまたその使者によって沼に引きずり戻されたのだけども、それであらためて見たらセトリが最高すぎたので買ったやつです。(amazonで激安で買える)

「WELCOME!」と1曲目からやばいし、TVのシンガーからのサイキックNo.9とか最高だし、天国旅行は神がかってる。そんな中でびっくりするくらい刺さったのが、わたしにとってはまさかの「真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution~」。

1stアルバムに収録されてる超初期の曲でそりゃもう何度となく聞いてるんだけど、初期の曲って吉井さんの歌詞もよくわからんし、これまで特になんの思い入れもなく。

パンチドランカーツアーのライブアルバムのラストに収録されてるバージョンは高校生のときすきで深夜によく聞いていたけど、それも「アウトロのストリングスがすんごいきれいだなー!」と思っていただけで。

コロナ禍の2020年の東京ドームライブでも1曲目を飾っていたけど、そのときも曲と演出の美しさに「おおお」となった感じだった。

ていうかこの2017東京ドームのBlu-rayだって別に昨日が初見なわけでもなく。だけどなぜだか昨日のわたしにはパールライトがぶっ刺さった。モヤっていた目の前がぱっと開けたような。このためだったんだな、昨日このライブ盤を手にしたのは。

よ、吉井さん・・・27年かかったけども・・・名曲だとやっとわかりました・・・。曲も本も、ほんとに「いまだ!」ていうタイミングがあるなあとまたいつものことを思う。

あのころどっぷりハマって聞いていた曲たちも、いまの彼らの演奏で聞くとまたちがってすごくいい。当時のギラギラに狂気じみたやつが無性に観たい聞きたいときもあるし、昔の曲を昔のままできくと「ぎゅん!」ってなってそれはそれでいいけどしんどいときもあって。

最近はデビュー25周年のときに新たにレコーディングされたこのベストをよく聞いている。アレンジも当時と変わっていたり、なによりライブみたいな臨場感があって最高です。

ちなみに、「太陽が燃えている」も大人になってから「これ、実は名曲・・・!」と遅まきながら気づいた1曲。

いくつもの涙をこらえながら いくつもの夜を超えて 
生きていられるだけの愛が必要だから

太陽が燃えている

どうしようもない夜、そばにはいつもイエローモンキーがいてくれる。それは15の夜から変わんないな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?