ディア・ファミリー
公開初日に観てきました!
エンドロールも終わり、帰る準備をしているときの私の気持ち。
映画館で席にのんびり座って、アイスティーを飲みながら、涙を流しているだけの自分。
そんな自分が情けないというか、不甲斐ないというか、、、。
そんな気持ちになってしまうほど、何かに命を懸ける膨大な熱意と努力をまざまざと見せつけられました。
前向きに言い換えると、まだまだ私の限界は先にあるはずだ、もっと先に自分は走り出していけるんだという希望を感じます。
でも、やっぱり今の自分が恥ずかしくなるのと同時にですが。
なんで私は今の自分を恥ずかしく思うんだろうか。
そこに向き合うきっかけになりました。
よんちゃんは生まれつき心臓が弱いのですが、自分ができることは自分でやりたいと思っていて、進んでお手伝いや妹の面倒もみる女の子です。
人工心臓を自分のために作ろうと励むお父さんに対して、「私の命はもう大丈夫だから」という言葉を伝えます。
自分の命はもう大丈夫だなんて、私には絶対言えません。
でも、矛盾してしまうのですが、私はうつ病の急性期、消えてしまいたい気持ちが何度も何度も出てきました。
よんちゃんがノートに「死にたくない」と何度も書いて、ぐちゃぐちゃに黒く塗る場面があって。
私はその逆だった。
こうやって、明日どうなるか不安な人が同じ世界にいる中で、私は「消えたい」なんて思ってしまっていた。
すごく申し訳ない気持ちになったのと同時に、明日も生きていける体があることの尊さと幸せさを思い出しました。
この作品の素晴らしいと感じたところはもっとたくさんあるのですが、まとめる自信がないのでここで書き終えたいと思います。
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