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日記 『覚えていたいこと』

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ふとした時につづる日記です。忘れてしまうことは選べないから、せめて自分が覚えていたい瞬間を書き残すことには、きっと意味がある。
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#小説

【日記】 天職じゃなかった

長い期間小説を書いていると、ほぼ毎日のようにサボりたくなる。 天職とは、努力を努力とも思…

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【日記】 「三刷重版の重み」

先日のこと。 担当編集の池田さんから「三刷!!!!!!」と重版決定の連絡をもらった。 当然…

【日記】 「難しいから選ぶ」

午前中は曇り空。 たまに太陽が顔を出すと、世界が一気に華やいで、心が弾み出す。 こんな時、…

【日記】 「1週間」

日記を書くようになってちょうど1週間になる。 よかったことは、 記憶の網目が少し細かくな…

【日記】 「ベーグルのような文章」

朝、窓を開けると気持ちのいい風が吹いていた。 出掛けたくなり、自転車に乗って家から少し離…

【日記】 「意識と体の主従関係」

昨日の伊丹弾丸ツアーの興奮からか、夜中に目が覚めた。 頭では「まだ寝ていた方がいい」と認…

【日記】 「無理をしない」

小説の発売日以降ずっと気を張っていたからか、少し疲れが出てしまい、午前中はゆっくりと家で過ごした。 布団に横になり、天井の色褪せた壁紙をぼんやり眺める。 昔だったら、「これくらいで休んでどうする」と自分を叱咤し、目の前に積み上がったやるべきことに、立ち向かっていただろうなと思った。 無理をしなければ、望むものは手に入らない。 そんな強迫観念にも似た感覚がずっと心の片隅にあった。 だから本当は足が痛いはずなのに、 それを無視して、走り続けてきた。 でも最近は、頑張りすぎず

【日記】 「重版出来」

夕食を食べ終わり食器を片付けていたら、デビュー作を担当してくださっている編集者から「重版…