【求職者必見】OA事務とは？一般事務との違い、必要なスキルを解説！

事務職の求人情報を見ていると、OA事務というワードをよく目にすることがあると思います。

OA事務はパソコン作業が中心の仕事で、データ集計や分析、資料作成などより高度なパソコンスキルが求められる仕事です。

ここではOA事務職を目指す方向けに、OA事務の仕事内容から、求められるパソコンスキル、仕事を探す際の注意点について紹介します。
また「一般事務の経験があるけどOA事務に転職できる？」といった悩みにもお答えします。

OA事務の理解を深め、希望の働き方を手に入れましょう！

OA事務とはパソコンスキルを活用した作業が中心の仕事

OA事務はパソコン作業が中心の仕事で、Word、Excel、PowerpointなどのOfficeソフトを使用したデータ集計や分析、資料作成を行います。

OAとは「Office Automation（オフィスオートメーション）」の略で、パソコンや電話などの情報機器を使用し、オフィスの業務を自動化し効率化させることです。そのためOA事務の仕事はパソコン作業が中心と言え、パソコンスキルの活用が求められます。
現在はどの事務職もパソコンを使用することが当たり前になっており、一般事務との線引きがない企業も多くなっています。

一方で企業によっては、来客対応や電話対応、書類整理などの一般事務の仕事と区別するために、OA事務の職種を採用している場合もあるようです。仕事選びの際には、それぞれの業務内容をよく確認し、自分に向いている・取り組みたい仕事ができる職種を見つけることが大切です。

OA事務の仕事内容は主に3つ

OA事務の仕事内容は主に以下の3つです。

• Wordを使用した議事録やビジネスレターなどのビジネス文書の作成

• ExcelやAccessを使用したデータ集計・加工・分析

• PowerPointを使用したプレゼンテーション資料の作成

以上のようなパソコン作業の他、来客対応や電話対応、書類整理などの業務を任されることもあります。

OA事務に求められるパソコンスキル

OA事務では、Officeソフトを使用したパソコンスキルが求められます。
求人の多くは、基本操作ができれば問題ないものがほとんどです。中には、より高度なパソコンスキルが求められるケースもあります。基礎的なパソコンスキルの他、持っているとより好ましいと考えられる応用的なスキルを各ソフトウェア別に紹介します。

【Word】

• グラフの作成

• インデント作成

• オブジェクト・画像挿入

• 校正機能の設定

【Excel】

• グラフ作成、図面描画

• シート操作（表示固定、セル結合、データの並べ替え、フィルタをかけるなど）

• 関数（if,count,round,vlookupなど）

【PowerPoint】

• アニメーション

• グラフ、表、画像挿入

• スライドマスター

【Access】

• テーブルの作成・保存・設計

• フィールドプロパティの設定変更

上記はあくまで一例で、企業により求められるパソコンスキルは異なります。場合によっては企業独自のシステムを使用する場合もありますので、求人内容をよく確認することが大切です。

OA事務に一般事務からの転職はできる？

一般事務経験のある方のOA事務への転職は、他職種からの転職者に比べ有利と言えるでしょう。

OA事務と一般事務との違いは、主に業務全体におけるパソコン作業の割合と、作業内容と言えます。パソコン作業が主流となった現代の事務職では、一般事務との線引きのない企業も増えており、一般事務での経験が十分に活かせる場合が多いです。

一方で、一般事務と区別してOA事務の職種を採用している企業の場合、より高度なパソコンスキルが求められる場合もありますので、求人内容をよく確認することが大切です。

事務職経験で培った、作業の正確性やタスク管理能力、スピーディな処理能力は、OA事務でも重要なスキルです。これらは他の転職者に比べ、プラスの要素と言えるでしょう。まずは求人票の内容をよく確認し、自分の経験やスキルが応募条件に当てはまるかをチェックすることが重要です。

また、一般事務からOA事務への転職では、両者の業務内容が類似しているからこそ、なぜ転職したいのかを深堀して聞かれる可能性が高いです。現職の事務経験がどう活かせるのかと合わせてきちんと言語化し、アピールしましょう。

OA事務の仕事探しが上手くいくポイント

OA事務にはどのような求人があるか、また求められるスキルや資質など、仕事探しをする際のポイントについて紹介します。

OA事務だからこそ意識したいポイントを取り挙げているので、最適な求人を効率的に見つけられるよう、1つひとつ確認していきましょう。

▶一般事務に比べ求人数が少ないため職探しを工夫する

OA事務で働きたい！と考え、OA事務のキーワードで求人検索をしてみると、検索される求人数は一般事務に比べ、圧倒的に少ないのが現実です。OA事務で働きたい場合は「一般事務」や「事務」で求人検索をしてみましょう。理由としては、パソコン作業が中心の事務職において、OA事務と一般事務が区別されないことが多くなっていることが挙げられます。

OA事務でどんな働き方をしたいのか、どのようなスキルが活かせるのか、自身の働きたい条件やスキルから求人内容をチェックすると、より希望の仕事を見つけられる可能性が高まります。

▶派遣や契約社員での働き方も検討する

正社員で働きたい特別な理由がなければ、派遣や契約社員での働き方を含めた仕事探しも検討しましょう。このように視野を広げることで、より多くの求人の中から仕事選びができ、希望に合う企業を見つけやすくなります。

OA事務は、事務作業を効率的に進められるパソコンスキルが求められることから、派遣社員や契約社員に業務を任せる企業も多くあります。そのため派遣会社に登録をし、派遣社員として就労することも、仕事探しの有効な手段の一つです。

派遣社員は人材派遣会社と雇用契約を結び、他の企業に派遣される社員のことです。そのため、実際に働く就労先の企業は、給与や福利厚生には関与せず、雇用先である人材派遣会社が定める契約内容により働きます。

派遣社員は即戦力を求められることが多いため、自身のパソコンスキルをさらにレベルアップさせたい人や、仕事の幅を広げキャリアアップしたい人にもおすすめの働き方と言えます。

▶パソコンスキル以外にも必要なスキルと資質を磨く

OA事務ではパソコンスキルの他に、ビジネスマナーやコミュニケーション能力も求められます。正確でスピーディーな事務処理能力が求められるOA事務では、効率的な事務処理を行うためのコミュニケーション能力も重要です。

OA事務の仕事では、業務マニュアルやひな形が用意されている場合もありますが、必ずしも定型的なルーティン仕事ばかりではありません。

文章や表、分析資料の作成などでは、必要な情報を的確に伝えるために、依頼相手の要望や意図を正しく理解して業を進める必要があります。時には質問をして、不明箇所を解消させる場面も出てくるでしょう。そのため、社内の関係部署との円滑なコミュニケーションが求められます。

また、企業によっては、取引先との電話対応なども業務として含む場合もありますので、ビジネスマナーや自分磨きも必要なスキルの一つです。
希望の仕事に就くために、自身に不足する要素があれば、積極的に行動しましょう！

まとめ　OA事務はパソコン作業がメインの仕事で、一般事務経験者に有利な職種

OA事務はパソコン作業が中心の仕事で、データ集計や分析、資料作成など、より高度なパソコンスキルが求められる仕事です。具体的には以下のようなパソコン作業が求められます。

• Wordを使用した議事録やビジネスレターなどのビジネス文書の作成

• ExcelやAccessを使用したデータ集計・加工・分析

• PowerPointを使用したプレゼンテーション資料の作成

最近では一般事務との線引きがない企業も多く、パソコン作業の他、来客対応や電話対応、書類整理などの業務を含める場合も多くあります。

実際の求人を見てみると、一般事務や他の事務職での業務経験が十分に活かせる業務内容が多くあります。自分の経験やスキルをよく洗い出し、求人条件に合致するかを確認することが大切です。

また仕事探しの際には、検索ワードの工夫や、派遣や契約社員などの雇用形態も視野に入れた就職活動をすることも、ご紹介しました。候補となる企業数を増やし、希望の働き方に近づくための有効な方法と言えます。

自身が優先する仕事選びの条件を整理し、希望の働き方を手に入れましょう！