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2021シティリーグS1 新潟B 優勝ルカメタザシアン解説

1.はじめに


はじめまして。

新潟県長岡市を拠点に活動しているチーム“ポケカミン”の沼クローと申します。

初投稿です。

11/7に行われたシティリーグS1新潟で使用し、結果7-1で優勝したルカメタザシアンについてまとめました。

前半はデッキ採用理由、デッキ構築とコンセプト、各カードの役割と使い方の解説を。

後半は各デッキごとの立ち回りと相性、当日のマッチング、デッキ改造案、総括について解説します。

本記事はルカメタザシアンの扱いを知らないが興味はある方向けに構成されております。

また環境考察については省略させていただきます。

本記事は主観的な意見が含まれており、必ずしも正解とは限りませんのでご注意ください。

最後まで無料で読める投げ銭方式ですのでよろしくお願いします。

本記事を読んで少しでも参考になれば幸いです。

2.デッキ採用理由

シティリーグ当日の2週間ほど前から環境を意識するより、とにかく練度の高いデッキを優先しようと思っていました。

また本構築であるルカメタザシアンはデッキの潜在力が高く有利をとれる相手が多い印象でした。

もちろん不利をとる相手も複数存在しており当日のマッチングに恵まれていたことが第一にあります。

体感ですが環境に多く存在するデッキとの相性を大まかにリストアップしました。

〈有利対面〉

三神ザシアン

ピカチュウ&ゼクロムgx

ドラパルトvmax

ムゲンダイナvmax

セキタンザンvmax 

〈五分〉

ズガドーン(ひのたまサーカス)

〈不利対面〉

ブルーの探索型レシラム&リザードンgx

タチフサグマ

マッドパーティー 

CL横浜の上位に多く存在したムゲンダイナvmax、セキタンザンvmax、ひのたまサーカスズガドーン、三神ザシアンあたりに対抗できる点が決め手となりました。

しかし~11/7までのシティリーグで多く結果を残していたタチフサグマ、ブルーの探索型レシリザに対しては明らかに不利をとってしまう懸念もありました。

各デッキに対しての立ち回りや相性の詳細については後半に記載しております。


3.デッキ構築とコンセプト


使用したデッキレシピです。

この構築のコンセプトを3点に絞ると


1.相手がサイドをとるターンをできるだけ伸ばし有利な盤面を維持する

2.受けにまわりながら相手を詰ませる

3.相手によって臨機応変に対応できる


本構築は基本的に受けにまわるので、攻めを主軸にした構築に比べ立ち回りで考えることが多いです。

しかし相手のデッキによって立ち回りを変えられる幅が広く臨機応変に対応できることが本構築の魅力です。

4.各カードの役割と扱い

ここからは各カードの役割と扱いについて解説します。

ルカリオ&メルメタルgx 2枚

本デッキの主役であり器用な立ち回りが求められるカードです。

エネ剥がし&永続効果のあるgx技はもちろん、こうてつのこぶしでブレイブキャリバーの足りない打点を補うこともできます。

このカードの主な役割は試合のターン数を無理やり伸ばし、終盤に有利な盤面をつくれることにあります。

決してエネを貯めて殴るカードではなく、フルメタルウォール後はベンチに下がり相方のザシアンに攻撃を任せるのが理想の動きです。

そのためベンチから引っ張られ狩られないようにする工夫が必要です。

それは相手の手札を流し妨害するマリィやダメージを回復し確定数をずらすマオ&スイレンと組み合わせることが必須となります。

主な立ち回りとしてルカリオ&メルメタルgx(以下 略称ルカメタ)で下準備をしてからザシアンに切り替えて殴るイメージです。

終盤で2体目を使うケースは特例であり基本序盤にgx技をうち役割を終えると言ってもいいでしょう。 


※終盤に使うケースの例

・終盤にでてきたレシラム&リザードンgxのエネをフルメタルウォールgxで剥がすケース。

・マッドパーティー戦で相手の残りサイド枚数が3枚以下のときにベンチに出し、こうてつのこぶしでホルビーを殴りに行くケース。

・2体目のザシアンにエネが溜められない状況でバトル場で盾となりターン数を稼ぐケース。

ザシアンV  3枚

本構築のメインアタッカー。

基本的にベンチに2体置く。

1体でもベンチにたてればドローソースとしての役割をもてます。

ザマゼンタV  2枚

受けにまわりながら相手を詰ませるカード。

ルカメタやザシアンVだけだとムゲンダイナvmax、マルヤクデvmax、ピカチュウvmaxなどのvmax相手に不利をとるため採用。

ルカメタやザシアンと組み合わせて強いカードではなく、Vmax相手に場をザマゼンタ1~2体+a(ジラーチ、ヤレユータンなど)に絞ると真価を発揮します。

ただし相手がザマゼンタVに対し対策札をもってる場合はそれを返すために後続のザシアンv、ルカメタを育てなければいけません。

※ザマゼンタV対策札の例 

セキタンザンvmax→ガラルネギガナイトV

ムゲンダイナvmax→イベルタルgx、ヤミラミV、フーパ

またザシアンvが場にたてられず、メタルソーサーが手札に腐る際はサブアタッカーとして活用できます。

HP230とザシアンvより10高いことや、ブレイブキャリバーと違い技によるデバフがないため、HPが低い非gx.V相手にはザシアンvより有利をとれるアタッカーとなります。 

ジラーチ 2枚

欲しいトレーナーズをもってくる役割ではなく、ザシアンvやザマゼンタvを育てるまでの盾としての役割が大きいです。

マリィやリセットスタンプのケアとなるため、バラ撒き相手以外には基本ベンチに置きます。

3枚採用ではないのは“ポケモンいれかえ”をジラーチのねがいぼしのためではなく、なるべくブレイブキャリバーのデバフを解除するために活用したいためです。

ヤレユータン 1枚

手札保存の役割とふとうのつるぎでザシアンvにエネルギーをつけるための役割をもちます。

逃げエネが多いためポケモンいれかえやマオ&スイレンを何枚かトラッシュした状態で場にだすと、ボスの指令をされた際バトル場から離れられなくなるのでご注意ください。

終盤に相手の勝ち筋にならないかよく考えてから場に出しましょう。

※さるぢえの手札保存優先順位(個人差あり)

クロバットV>メタルソーサー>ポケモンいれかえ>ボスの指令&グレートキャッチャー≒マオ&スイレン>リセットスタンプ>ツールスクラッパー

クロバットV 1枚

サポートで引きたいカードが引けなかった際に使います。

またリセットスタンプやマリィのケアができるため1枚は確実にいれたいカードです。

場にだす際は狩られるリスクをよく考えましょう。

カプ・レヒレ 1枚 

対ズガドーン(ひのたまサーカス)戦で大きな役割を担うカードです。 

このカードでエネルギーが3つついたズガドーンを返せるかで勝敗が大きく変わります。

また相手よりも先にジラーチやズガドーンを落とせた場合大きなアドバンテージを得ます。

弱点をついてくるズガドーンが環境トップに君臨する以上、対策札として確実にいれたいカードです。

ポケモンいれかえ 4枚 

本構築のキーカード。

このカードの施行回数によってブレイブキャリバーを打てる回数が変化します。

必ずデッキ確認で枚数を数え、終盤のどの場面で活用するのかプランを考えましょう。

ダメカンが溜まってるポケモンをベンチに下げる場合いれかえよりもエネを切って逃がす選択肢を優先させましょう。

枚数が限られ終盤に盤面を捲るためのカードなので、序盤はマリィやヤレユータンのさるぢえで積極的に山札に戻す必要があります。

クイックボール 4枚

貴重なポケモンサーチ。
基本エネルギーを優先的に切る。

ツールスクラッパー 1枚

おおきなおまもりを剥がせる唯一のカード。

特に三神ザシアン戦、ピカチュウ&ゼクロムgx戦で重宝します。

理由は三神やピカチュウ&ゼクロムgxなどのTAG TEAMをこうてつのこぶし+ブレイブキャリバーで落とせるかが関わってくるためです。

三神やピカチュウ&ゼクロムgxをブレイブキャリバー2回で落とすプランは要求札が多く、このカードが山札に1枚でもあれば相手にペースを握らせず勝ちを拾えます。

エスケープボード 1枚

ジラーチの役割がねがいぼしではなく後続を育てるための盾なので逃げる必要性が薄いです。

そのため1枚のみの採用。

ルカメタに貼り逃げエネ2で逃せるのも強いです。

メタルソーサー 4枚

貴重なエネ加速手段。

序盤はトラッシュにエネルギーがなく腐ってしまうことがありますが、終盤はポケモンいれかえと共に必須となるカードなので下手に切らないようにしましょう。

トラッシュに1枚までならなんとかなりますが、2枚以上落とすと終盤に響いてしまいます。

鋼鉄のフライパン 3枚

炎タイプを厚くみるために3枚採用。

ドラパルトvmaxやムゲンダイナvmaxに対してはメタルゴーグルが欲しい場面がありますが、今回はブルーの探索型レシラム&リザードンgxやズガドーンの対策を厚くしました。

ルカメタよりもアタッカーのザシアンVに貼った方が有用な場面が多くあり、手札に余ったからといってむやみにルカメタに貼ってはいけません。

手札や山札に温存しておくことで相手のツールスクラッパーの対策になります。

リセットスタンプ 1枚

逆転カード。

デッキに眠ってると安心します。

当初は2枚入れてましたが使う場面が限られているため枠をエネルギーに割きました。

安定して終盤にうちたい方は2枚の採用を推奨します。

タッグコール 2枚

ルカメタとサポートを無償でサーチできる優秀なカードです。

このカードの強みは3種類のサポートを選べる点にあります。

また基本使わないであろう2枚目のルカメタを他のカードのトラッシュ対象に選び有効活用できます。

1枚のみの採用もありましたがマオ&スイレンに重要な役割を課しているデッキなため2枚にしました。

グレートキャッチャー 1枚

当初はこのカードの代わりにボスの指令3枚目を入れてましたが、サポートの枚数が13枚と過多になったためグレートキャッチャーを採用しました。

特に対TAG TEAM戦では重宝します。

博士の研究 3枚

山札を圧縮して引きたいカードを無理やり引きにいく役割。

メタルソーサー、ポケモンいれかえなどこのデッキにはトラッシュしたくないカードが入ってますが、序盤の展開を重視して多めの3枚にしました。

またメタルソーサーでつけるエネルギーを自主的にトラッシュできます。

手張りをしないで基本エネルギーをトラッシュする選択肢を念頭に置きましょう。

マリィ 3枚

本構築では一番役割が大きいドローソース。

終盤に差し掛かったらドローソースを博士の研究からマリィに切り替える必要があります。

4枚での採用も考えましたが、連打するとかえって相手の手札を増やしてしまう事案が発生したため3枚での採用にしました。

盤面を捲る性能が高いため終盤にうてるよう山札に眠らせましょう。

マオ&スイレン 2枚

本構築のコンセプトを象徴するカードです。

耐久をあげた上で回復することでサイドを譲らせずこちらから殴る施行回数を増やします。

また追加効果なしで使う場面が多く、5~6枚目のポケモンいれかえとしての役割もあります。

シロナ&カトレア 1枚

タッグコールから繋がるドローソースとして手札事故防止に貢献します。

またメタルソーサーを手札に残しながらエネルギーをトラッシュできる貴重なカードです。

ボスの指令 2枚

サイドをとりきるために必須のカード。

マオ&スイレンとの優先度を状況と相手のデッキによって見極める必要があります。

※優先度の例 

1.相手がピカチュウ&ゼクロムgxの場合
 
 マオ&スイレン>ボスの指令

2.相手が三神ザシアンの場合

 ボスの指令>マオ&スイレン

3.相手がムゲンダイナvmaxの場合

 マオ&スイレン>ボスの指令

グズマ&ハラ 1枚

エネルギーをトラッシュしながらエネルギーをサーチできる優秀なカードです。

またシロナ&カトレア同様メタルソーサーを手札に残しながらエネルギーをトラッシュできます。

タッグコールでサーチする際は山札にキャプチャーエネルギーがあるか確認しましょう。

また無人発電所が刺さる相手には積極的に使いましょう。

無人発電所 2枚

主にデデンネGX、オドリドリGXの動きを止めるために採用。

相手の手札を流しながら活用しましょう。

入れるにあたって意識した相手は混沌のうねりを1枚のみ採用した三神ザシアンとひのたまサーカスズガドーン。

スタジアムを貼る際はむやみに貼らず、なるべく相手が貼ったスタジアムをはがす形で貼りましょう。

コーティング鋼エネルギー 2枚

鋼鉄のフライパン同様弱点の炎タイプを厚くみるために2枚採用。

ふとうのつるぎでエネルギーがつかないデメリットがあるため基本鋼エネルギーとの比率は個人差があります。

またツールスクラッパーを採用している炎タイプのデッキに対しては強力な役割をもちます。

キャプチャーエネルギー 1枚

5枚目のクイックボールで13枚目のエネルギー。

序盤の安定性向上とグズマ&ハラの役割を強固にします。

基本鋼エネルギー 10枚

ふとうのつるぎでのエネ加速を重視するなら10枚は少ない方ですが、今回は弱点の炎タイプを意識してコーティング鋼エネルギーの採用を優先しました。

序盤の安定性を重視して総エネルギー13枚とルカメタザシアンの平均より枚数を多めにしました。

以上が各カードの役割と扱いでした。

5.各デッキごとの立ち回りと相性

ここからは環境に多く存在するデッキに対しての対策と相性について解説します。

先程述べたように本構築は相手の動きによって立ち回りを変えられる幅が広くプレイングが如実にでます。

そのため相手によってプレイングをどう変えるのか、意識してることが何なのか理解してもらえればと思います。

対策として紹介するデッキをリストアップしました。

1.三神ザシアン
2.ひのたまサーカスズガドーン
3.ムゲンダイナvmax
4.セキタンザンvmax
5.ピカチュウ&ゼクロムgx
6.ドラパルトvmax
7.マッドパーティー
8.ブルーの探索型レシラム&リザードンgx

□三神ザシアン戦 微有利

主に意識することとして相手の場にエネルギーを貯めさせないことが重要です。

そのためオルタージェネシスGXを打たせてはいいもののアルティメットレイを打たれないようにする立ち回りが必要です。

また立ち回りで意識することが2点あります。

1.オルタージェネシスGXの返しにフルメタルウォールGXでエネを剥がす

エネルギーが1個だけついた三神に対してフルメタルウォールGXでエネルギーを剥がしにいくのは危険であり、最悪オルタージェネシスGXからアルティメットレイまで繋げられてしまいます。

これは相手にエネルギーを貯めさせてしまう展開であり阻止する必要があります。

オルタージェネシスgxを打たれた返しのターンでフルメタルウォールgxをうちましょう。

そうすれば三神に再び3つエネルギーがつくことはなく、アルティメットレイを抑制できます。

2.おおきなおまもりに注意する

相手の視点からしたら“おおきなおまもり”をなんとしてもザシアンV、三神に貼りたいという思考があります。

※ザシアンV→ブレイブキャリバーを耐える 

三神→こうてつのこぶし+ブレイブキャリバーを耐える。ヘビーインパクトを2回耐える

その対策として本構築には“ツールスクラッパー”が入っております。

必ずデッキ確認で有無を確認し、ジラーチのねがいぼしや博士の研究を通して試合中に引きにいく立ち回りを意識しましょう。

またおおきなおまもりを警戒して、ダメカンがのっていない三神に対してはなるべくザシアンVから殴りましょう。

おまけ ルカメタザシアン対策

とにかくアルティメットレイかブレイブキャリバーで先に殴られることがきついです。

そのためオルタージェネシスgxは打たない、もしくは後半に打つことが勝ちに繋がります。

三神ザシアンを使ってる方はぜひ意識してみてください。

□ひのたまサーカスズガドーン戦 五分

元は不利であるズガドーンに対して対策することで本構築は五分までもっていくことができました。

展開によって二種類の立ち回りを選ぶ必要があります。


1.ルカメタを出さない

基本的な立ち回りです。

カプ・レヒレ、ザマゼンタV、ザシアンVをアタッカーにする立ち回りです。

この立ち回りは先攻をとり、返しの相手の番で崩されなかった場合や序盤にエネ加速が充実した際に有用な立ち回りとなります。

鋼鉄のフライパンで耐久をあげ、マリィ+無人発電所で有利な盤面を維持し続けることができます。

初動が遅れなかった場合や鋼鉄のフライパンを引けた場合ルカメタをたてる必要はありません。

2.ルカメタを出す

こちらはズガドーンの速攻性により崩され、盤面を捲る必要がある際の立ち回りです。

マリィやリセットスタンプなどで相手の手札を流しながらフルメタルウォールgxで相手のエネルギーを剥がす動きは強く試合のターンを延長できます。

ただしフルメタルウォールgxの返しでルカメタを落とされてしまうとサイドレースで確実に負けます。

そのため多少リスクのある立ち回りです。

またルカメタは不意にでてくるレシラム&リザードンgxのエネルギーを剥がす役割とブレイブキャリバーの足りない打点を補う役割も担えます。

ルカメタは終盤に出す可能性があるのでタッグコールで下手に切らず山に眠らせることを意識しましょう。 

□ムゲンダイナVmax戦 有利

こちらの立ち回りもルカメタは出しません。

場をザマゼンタV2体、ザシアンV1体+a(ヤレユータン、ジラーチ)にしぼることで有利な盤面を維持し続けます。

相手のイベルタルGXのデスカウントGXにより盤面を返されるため、“かんしゃくヘッド”で1つでもダメカンがのったザマゼンタVをマオ&スイレンで回復させる必要があります。

倒される危険性はありますがドローソースとしてザシアンVを1体までなら立てられます。

またムゲンダイナvmax相手には手札事故を誘発できるためマリィを優先してうちましょう。

□セキタンザンVmax戦 有利

こちらもルカメタを出さない立ち回りが求められます。

ストーン闘エネルギーを剥がすことが重要なため、なるべく早くザマゼンタVで殴りにいきましょう。

返しにでてくるネギガナイトVに対してはこちらのザシアンVで返せます。

またボスの指令を引いた際、相手のマグカルゴを狙いにいくことも重要です。

とにかく試合時間が長くなる対面なのでデッキ確認は簡潔に自分のターンを捲ることを意識しましょう。

□ピカチュウ&ゼクロムGX戦 有利

鋼抵抗もあることながら当初は不利だと思っていたこの対面も対戦を重ねるごとに有利なことに気づきました。

主な有利点を2つにまとめました。

1.エネルギーの枚数が追いつかない

多かった動きとして

1.1体目のピカチュウ&ゼクロムgxでフルドライブ
→2体目のピカチュウ&ゼクロムgxにエネを貯める

2.フルメタルウォールgxで1体目のピカチュウ&ゼクロムgxのエネを剥がす

3.いれかえた後2体目のピカチュウ&ゼクロムgxで2回目のフルドライブ
→ライチュウ&アローラライチュウgxにエネを貯める

という動きが多かったです。

警戒していたライチュウ&アローラライチュウGXの追加効果込み250ダメージのライトニングライドGXはハードルが高くあまり打たれなかった印象です。

そのためマオ&スイレンを大切に立ち回れば、フルドライブを複数回打たれても有利な盤面を維持できることが分かりました。

2.クワガノンVの妨害があまり刺さらない

一般的な動きであるパラライズボルトで相手のグッズを縛りながらピカチュウ&ゼクロムgxにエネを貯めフルドライブをする動きが本構築にはあまり刺さらないことがわかりました。

グッズロックに関してはふとうのつるぎでドローソースを確保でき、ブレイブキャリバーでクワガノンVを返せる点に有利がある気がしました。

以上の2点となります。

ただし、どのデッキにも言えますが後攻でフルドライブを打たれると崩されるため、バトル場にルカメタやザシアンVを置かずジラーチなどの盾を置くことを意識しましょう。

□ドラパルトVmax戦 微有利

体感わずかながら有利な気がしました。

それはザマゼンタVの存在が大きいかと思われます。

ザシアン、ルカメタを中心に展開すると相手のクラッシュハンマーなどの妨害により崩され、こちらから殴れる施行回数が減らされることがありました。

そのためザマゼンタVを2体たてられた場合に限り有利に試合を運べます。

場にザマゼンタVが1体のみの場合ドラパルトVのアサルトジェットで落とされるケースがあります。

そのためデッキの中にザマゼンタVが2枚なかった場合、ただちにルカリオ&メルメタルgxとザシアンVに切り替えましょう。

フルメタルウォールgxは1エネでも強く、ドラパルトVmax相手にはエネを剥がす必要性が薄いのでとにかく序盤に打ちましょう。

またドラパルトVmaxをもっと厚く見たいのであれば、鋼鉄のフライパンをメタルゴーグルに差し替えることを推奨いたします。

□マッドパーティー戦 微不利

残念ながら順当に殴られると負けてしまいます。

この構築相手には殴られる前に追加効果なしのフルメタルウォールgxを打つ立ち回りが必須であり、こうてつのこぶしと迷った際はGX技を優先しましょう。

またルカメタ+ザシアンV+ジラーチ◇でサイドを6枚とられるケースが最悪であり、ルカメタはGX技を打ったあとベンチにさげる必要があります。

マッドパーティー相手にはザマゼンタVをアタッカーに起用しても強いので、序盤にザシアンV、ザマゼンタVにエネを貯めれるかが勝敗を決めます。

□ブルー型レシラム&リザードンGX戦 不利

こちらも不利な対面となります。

鋼鉄のフライパンを剥がせるツールスクラッパーをブルーの探索でサーチされる点や、グレートキャッチャーでレシラム&リザードンgxを返すためのルカメタが狩られるなどきつい要素が沢山あります。

ただし先攻2ターン目にエネルギーのついたレシラム&リザードンgxに対してフルメタルウォールgxを決めエネルギーを剥がせた場合勝機があります。

ルカメタに鋼鉄のフライパンかコーティング鋼エネルギーをつけた状態ならなおおいしいです。

相手の要求札として溶接工+ツールスクラッパーorエネポーター+ダブルブレイズGXを使わないとルカメタが落とされることがなく、また仮に返されてもGX技の権利を使わせることができます。

ダブルブレイズGXを封じフルメタルウォールgxで耐久をあげることで、ブレイブキャリバーで230点のったレシラム&リザードンgxのげきりんを鋼鉄のフライパンを貼ったザシアンVが耐えるようになります。

またルカメタがたてられずフルメタルウォールgxができない場合、ザマゼンタVにエネルギーを貯めることを意識しましょう。

ザマゼンタVは鋼鉄のフライパンを貼れば追加効果ありのダブルブレイズGX以外では返されなくなります。

ザシアンVと違い2エネルギーで打てるげきりんで返される心配がありません。

以上が各デッキごとの立ち回りと相性でした。

6.当日のマッチング

ここからは当日のマッチングについてです。

サイド差は曖昧な箇所があるため割愛させていただきます。

予選

1ドラパルト○
2セキタンザン○
3ムゲンダイナ○
4ピカゼク○
5マッドパーティー✕

決勝トーナメント

1ピカゼク○
2小ズガ○
3三神ザシアン○

不利なマッチングを引かず恵まれたマッチングでした。

7.デッキ改造案

これからは大会後自身が思いついたデッキの改造案について解説しようと思います。

まず11/20発売のシャイニースターにこんなカードが収録されていました。

とんでもないカードが現れました。

三神ザシアンに入った場合オルタージェネシスgx下で290点のブレイブキャリバーがとんできます。

290点という打点はフルメタルウォール+鋼鉄のフライパンを貼ったザシアンVがギリギリ落ちる火力であり、三神ザシアンの受けにまわることが非常に困難となりました。

そのため今後の環境では本構築である“ルカメタザシアン”は苦境に立たされることになります。

そんな“くちたけん”を採用した三神ザシアンを対策するデッキ改造案を一つ紹介します。

□鋼鉄のフライパン→タフネスマント

フルメタルウォールGX下でタフネスマントをザシアンVに貼った場合オルタージェネシスgx+くちたけん込みのブレイブキャリバーを10だけ耐えることができます。

ルカメタに貼れないことや炎タイプの弱点を克服できないため改“善”とはいえません。

仮想敵を三神ザシアンに絞った場合の改造案です。

またザシアンVに貼ることでガラルネギガナイトVのディアンシー◇(+20)とサイド差が多い場合の格闘道場(+40)込みの260点のフォールスターを耐えることもできます。

シャイニースター発売後もルカメタザシアンを握りたい方はぜひ。

8.総括

いかがだったでしょうか?

私自身初投稿ということもあり本記事の内容がちゃんと伝わったか不安に思っております。

少しでも“ルカメタザシアン”の魅力が伝わったのであれば幸いです。

またルカメタザシアンは他にもクラッシュハンマーやリーリエのピッピ人形など組ませるカードにより幅広い型が存在します。

レギュレーションが変わっても活躍が見込める構築ですので組んだことない方はぜひこの機会に組んでみていただきたいです。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

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