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れんげきウーラオスファイアーの紹介 5000文字

はじめまして。

新潟県でポケモンカードをしてる沼クローと申します。

過去の戦績は筆者のツイッターに載せてあります。

今回は先日開催されたシティリーグS4の候補でもあった連ウーファイヤーについて紹介しようと思います。

本記事の構築は大会で結果を残してるわけではなく筆者が調整した試作品です。

一個人の意見として参考にしていただければ嬉しいです

本記事は全文無料です。

最後まで読んでいただければ幸いです。









デッキ開発の経緯



こちらが本記事で紹介するレシピです。

先程述べた通りこのレシピはシティリーグS4のために煮詰めていました。

自分が参加するのは11/27の新潟開催だったためその時期の環境を意識してます。
(結局使用したのは黒馬MMでした)

まず筆者が思うtier表を載せます。


tier1 クワガノン、三神ザシアン、黒馬、鋼ミュウ

tier1.5 超ミュウ、白馬スイクン、リーフィア

tier2 ゲンガー、れんげきテンタクル、スピードザシアン、ルカメタザシアン、スイクンインテレオン、れんげきウーラオス



tier3以降は今回は割愛します。

このときの環境は特にクワガノンとミュウが暴れてた印象です。

両者ともに優位をとれるデッキが見つからず頭を悩ませていました。

そこで出会ったのが連撃ウーラオス+ガラルファイヤーというデッキタイプでした。

非エク相手に複数サイドをとれる連撃ウーラオスがいるためクワガノン相手に有利をとれます。

また連撃ウーラオスだけでは突破困難な黒馬やミュウに対しても勝機が生まれるということでポテンシャルのある構築だと思いました。

そこである程度調整した結果このレシピに辿りつきました。
ここからはデッキコンセプトと各カードの役割について説明します。






□デッキコンセプト





デッキコンセプトは相手のデッキタイプに苦手な相性をおしつけることに限ります。

また超タイプのアタッカーに対してファイヤーを起動させカウンターコンボを決めることもコンセプトです

潜在的なデッキパワーが高いわけではなく特定のデッキに対してパワーを発揮します

連撃ウーラオスというカードは特定のデッキにはかなりの優位を取る分苦手な超タイプにはかなりの不利をとるカードです。

決して弱いカードではなく超タイプが流行った影響でパワーを発揮しずらくなっただけでありポテンシャルはかなり高いです。

そこで苦手克服のため悪タイプのアタッカーであるガラルファイヤーvを採用しました。

連撃ウーラオスが得意とする三神ザシアン、白馬スイクン、リーフィアなどへのパワーは下がりました。

しかし弱点で勝ち目の薄いミュウや黒馬に対して明確な回答を用意することができました。

ミュウに対しては流行りつつある鋼ミュウというデッキタイプを相手にするのが難しく完全に有利をとれないため元々不利なものが五分にあがった程度です。

それでも勝ち目が生まれただけ純正の連撃ウーラオスインテレオンとの差別化ができています。
 



□各カードの役割 



順に解説していきます。


○ポケモン 21枚

・連撃ウーラオスv-vmax 2-2

コンセプトカード。

使用しない対面が多いため2-2と少なめの採用。

構築上キョダイレンゲキの後逃がせなくなることが多いため序盤のアタッカーというより2体目以降のアタッカーとして活躍する。

 

・ガラルファイヤーv 2枚

連撃ウーラオスとの弱点補完をとる。

ただ技のコストが重いためベンチに置くと引っ張られて狩られることが多い。

使用する際はキバナとのコンボを使い1ターンで起動させるのが基本。


・ガラルサンダーv 1枚

仮想敵であるこくばやミュウに対して使用する。

ミュウや黒馬に対してはバトル場にでてきた悪弱点のアタッカーをファイヤーで潰すのが基本。

そのため殴られる前は待ちのターンが生まれる。

そこでコストの低いサンダーを使い待ちのターンを無理やり攻めのターンに転じ、3-3以外のサイドプランを作ることができます。

詳しい使い方は後述します。


・チャーレムv 1枚

本構築の自由枠。

終盤にダメカンがギリギリ足りないときにクイックシューターと合わせてヨガループをします。

またクワガノンなどの非エク相手に重宝しメッソンなどhpが60のポケモンを取りやすくなります。

・メタモンv 1枚

本構築のキーカード。

サイド落ちケアはもちろんベンチに置いとくことでエリカのおもてなしや博士の研究で引いたカードの結果を見てvへんげの対象を変えることができます。


・れんげきエネルギーを引いた場合→ウーラオス、チャーレムにvへんげ
・闘エネルギーを引いた場合→サンダー、ウーラオスにvへんげ
・悪エネルギーを引いた場合→ファイヤーにvへんげ



・メッソン-ジメレオン-インテレオン 4-4-3

うらこうさくがないとキバナによるコンボが困難なため最大枚数を採用。

クイックシューター2枚、うらこうさく1枚はゲームが長引くケースが少ないためインテレオンラインは最小限に抑えてます。

・デデンネgx 1枚

クイックボールのバリューをあげるため採用。

手札にだぶついた進化ポケモンを切りたねポケモンを展開するため。

ドローサポートを使って引けないカードが引けなかった際リスクを承知で使う。

クロバットvではないのは序盤にたねポケモンを展開できないことは死活問題なので引く枚数を妥協しないため。


○グッズ 18枚

ボールライン

・クイボ-おこう-レベボ-通信 4-2-3-2

ボール11枚はより安定性をあげるため。

序盤に依存することが多いクイボは4枚採用。

・ふうせん 1枚

キョダイレンゲキ後のれんげきウーラオスvmaxを逃がせる貴重な札。

当初は2枚だったが抑えめの1。

しっぷうづきはあまり打たないためウーラオスvmaxに貼ることが多い。


・あなぬけのヒモ 1枚

例えばボスの指令が使えずhp220の相手にオーラバーンを2回言うのは効率が悪い。

そこであなぬけのヒモを使いミリ残しの相手はクイックシューターで倒し後ろのベンチに空いてるポケモンにオーラバーンを打ちます。

・リセットスタンプ 1枚

最小限の1枚。

元々盤面が強い構築ではなく捲るのが前提の構築なため本当は2枚採用したい。


・エネルギー転送 1枚

このカードは混沌のうねりを意識して採用してます。

仮想敵に混沌のうねりを採用してる構築は超ミュウがいます。

トキワの森を貼れない状況があまりにもきついため採用。


・回収ネット 1枚

うらこうさくインテレオンを採用するなら1枚は欲しい。

またインテレオンが少ないためクイックシューターを1ターンに複数回言うためにも必要なカード。


・うねりの扇 1枚 

このカードがないと超ミュウに勝てません。

ウィークガードを剥がしながらファイヤーを起動させ盤面を返すためのカード。

サイド落ちが怖い方は2枚採用を勧めます。

・ツールスクラッパー 1枚

とにかくタフネスマントが重いため採用
環境にタフネスマントが減ったら抜いてもいいかもしれません。


○サポート 10枚

ドローサポート

・博士-マリィ-エリカ 3-1-2

エリカのおもてなしを2枚採用してる理由としてジメレオンなどのしんかポケモンを手札に残しながら山を引ける行為は他のカードでは再現ができず重宝するため。

また博士の研究4枚目を使わないという理由もあります。

マリィは5枚引いただけじゃ後続に繋がらないケースが多発したため最低限の1枚。

・ボスの指令 2枚

キョダイレンゲキによりベンチに下がったポケモンを狩れるため当初は1枚採用でしたがサンダーやファイヤーによる序盤のビートダウンが多かったため2枚採用。

・キバナ 2枚

本構築のキーカード。

ファイヤーを1ターンで起動させるために不可欠です。

好きなカードをサーチし盤面のコントロールを握る。


○スタジアム 2枚

・トキワの森 2枚

エネルギーをもってくることも強いが悪エネルギーをトラッシュに送ることもできて一石二鳥なカード。

雪道への対策が甘いがスタジアムは最低限の2枚。


○エネルギー 9枚

・連撃エネルギー 3枚

実はあまり使わない連撃エネルギー。

キバナでサーチすることが多いため縦引きで引けなくてもいいという考え方です。

・基本闘エネルギー2枚

サイド落ちケアで2枚採用。

・基本悪エネルギー 4枚 

序盤に2枚引かないと話にならないので最低限4枚は欲しい。



□各対面への立ち回りと相性



ほぼ全ての構築に言えることなんですがこの構築には基本的な立ち回りはありません。

相手によって変えられるプレイングの幅が広く的確なアタッカー選択が求められます。

そのためここからは環境に多そうな相手によって意識しなければいけない点を自分なりにまとめました。

画像のレシピは自分が一人回しのときに相手にしたものです。

・三神ザシアン


微有利

オルタージェネシスを回避する方法がないため相手が嫌がるサイドプランを押しつけることを意識しましょう。

れんげきウーラオスV-maxから殴ると4-2でサイドをとられてしまい3回殴られてゲームが終わってしまいます。

なるべく初動のアタッカーはファイヤーかサンダーで殴り次点のアタッカーでれんげきウーラオスを使い3-4のサイドプランをおしつけましょう。

またマオ&スイレンで攻撃する試行回数を一回ずらされてしまうため、余裕があればベンチに貼られたふうせんをスクラッパーで剥がしマオ&スイレンで回復したポケモンをバトル場に戻させないようにしましょう。

タフネスマントはピン刺しか入っていないことが多いため最低限の警戒で大丈夫です。


・黒馬バドレックス


有利

山にファイヤー&メタモンが2枚以上あれば勝てます。

ソルガレオ&ルナアーラが入っていた場合メタモンを駆使してガラルサンダーを2体押しつけミュウツー&ミュウ、もしくはソルガレオ&ルナアーラを落とすことを視野にいれましょう。

・クワガノン

有利

キョダイレンゲキでアゴジムシを落とすまでいけば勝てます。

この対面はチャーレムを有効活用できるためサイド落ち確認でれんげきウーラオス、メタモン、チャーレム、れんげきエネルギー、キバナの枚数を確認し確実に勝てるゲームプランを練り安定択を選ぶことを意識しましょう。


・超タイプ型ミュウvmax


五分

こちらはキバナでカウンターを狙ってファイヤーを1ターンで起動させ相手のアタッカーをワンパンします。

そのため2-2-2でとられるケースが最悪でありメッソンで場を絞りながらエネルギーをトラッシュに貯めることを意識します。

またウィークガードを貼ったミュウを1体倒したあとベンチのオドリドリとゲノセクトをクイックシューター+キョダイレンゲキで倒すパターンが多いです。

そのためベンチにだしたメタモンvをファイヤーだけではなくれんげきウーラオスにVへんげするパターンを視野にいれましょう。

入れ替え札+クイボ+闘エネがあればガラルサンダーで特攻できます。

基本的にミュウvmax2体を狩るプランを組みますがメロエッタやコオリッポなどのサブアタッカーを挟まれるとファイヤーを上手く押しつけられない場合が多いです。

そこでサンダーを使い先に殴ることで3-2-1(ミュウvmax+ゲノセクト+メロエッタなど)のサイドプランを狙うことができます。

先攻をとった際は待ちのターンを作るよりもサンダーを用いて攻めに転じることを意識しましょう。


・鋼型ミュウvmax



微不利

とにかくマントを貼ったゲノセクトが重いです。

そのため相手のミュウではなくゲノセクトにエネがついたケースがあればアタッカーをファイヤーかられんげきウーラオスに変えることが重要です。

カミツレのきらめきを使われミュウvmaxでれんげきウーラオスvmaxを返されるリスクがありますが構築の都合上ウィークガードエネルギーは入っていないためファイヤーでカウンターできます。


・白馬スイクン

微有利

こちらも三神ザシアン同様嫌なサイドプランをおしつけることが重要です。

例 
・メッソン+サンダー+ファイヤー+れんげきウーラオス 1-2-2-3
・ファイヤー+サンダー+れんげきウーラオス
2-2-3


雪道を剥がすためトキワの森を山や手札に眠らすことを意識しましょう。

この対面はエネルギー転送を有効活用できます。
(メロンによりトキワの森が悪用されやすいため)

一見不利そうなこの対面も雪道ケアさえすれば勝ちきれることがわかりました。



□不採用だけどあったら便利なカード


・エネルギーつけかえ



2ターン連続でキョダイレンゲキをいえます。

ただこれは3枚しか入ってないれんげきエネルギーのうち2枚を引けたときのみなりえる技なのでこの構築なら上ブレです。

このカードを有効活用したい方にはれんげきエネルギーを4枚採用しれんげきウーラオスの進化ラインを厚くすることを推奨します。




・タフネスマント


これは連ウーファイヤーが流行りだし対策されはじめたら入れたいカードです。

ミュウ対面でガラルファイヤーに貼るとパワータブレットを要求させたり、はくばバドレックスvmaxのダイランスをウーラオスVやファイヤーvが耐えるようになります。



□おわりに

 

いかがだったでしょうか?

この構築はVバレットのような多種多様な動きを再現できプレイヤーの腕が問われる楽しい構築となっています。

1/14のスターバース発売後のDレギュレーション環境でも猛威をふるうことが予想されるので興味ある方はぜひ試してみてください。

最後に構築の相談、記事の添削をしてくださったふーさん、最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました。



※筆者がPTCGO(剣盾レギュ)で使用してる連ウーファイヤー
みずのとうより強いスタジアムが欲しい
トキワの森は偉大だった

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