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武器なんか
年を取るとね。
入り口もない。
久しぶりに再読する漫画の新鮮であること。
同名の詩 https://tomekantyou.hateblo.jp/entry/2011/02/16/162700
同名の詩 https://tomekantyou.hateblo.jp/entry/2011/05/29/134100
旅果ての地は、壁の前だった。 かすむほどの長さ、めまいするほどの高さ。 おそらく鳥でさえ越えられないだろう。 こんなもの、いったい誰が築いたのか。 拳で壁を叩いたら、ため息が出た。 地面を叩くような感触だったからだ。 さて、どうしよう。 諦めて帰るしかないか。 とりあえず壁面に落書を残してやろう。 この長く苦しかった旅のせめてもの記念として。 とがった石を拾い、卑猥な絵を彫った。 自分の名と日付も彫った。 それから壁に向かって立小便をした。 その時だった。 壁
与作は木を切る。
故郷は遠くになりにけり