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寒い。 とても寒い。 裸だった。 肌寒いはずだ。 どうやら夜中、ここは学校の保健室らしい。…
村はずれの浮島がある池のほとり そして初夏 目立たぬ地味な草に 可憐な花が咲く。 な…
昔、あるところに、ある人物がいた。 いつの時代で、どこの国の人物か、不明。 そいつの素性…
昔むかし、あるところに お爺さんとお婆さんがいたのですが そのうち死んでしまいました。…
地獄は恐ろしいところである。 悪人は死ぬと亡者となり 地獄に落ちて鬼に責められる。 殴…
天国は楽しいところです。 善人が亡くなると魂は天に昇り 天国で天使と一緒に暮らすことに…
トントコトンが歩いていたら 途中でトコトントンに出会ったよ。 「やあ。トントコトン」 「元気かい。トコトントン」 一緒にトントコ、トントン、トコトントン。 仲良くトコトコ、トントコトン。 トコトコ、トコトコ、お馬が通る。 トントン、トントン、ノックする。 「トントコ、トントコ、どなたでしょ？」 「トコトン、トコトン、私です」 トーント、トトント、扉が開く。 トトトン、トトトン、握手する。 トトトト、トントン、料理して、 トントト、トットー、食事する。 「トトント
水を飲んでいたら ワニに噛みつかれた。 あの巨大な洗濯バサミのような顎に おいらの頭が丸ご…
魔女であると容疑をかけられた人間は まず審問官の前に引き出されることから始まる。 まず告…
「遥かなる大平原が見えます」 おれには怪しげな身なりの女が見える。 「あなたの前世は」 …
昔、あるところに、爺と婆がいた。 爺は山で柴を刈っていた。 「さて、そろそろ昼飯にしよう…
場面は夜の病室なのだった。 家に帰らず看病していたとすると おそらく身内の者が入院して…
私の目の前を歩いているあなたは ひょっとして 私ではありませんか？ 思わず声をかけそうに…
「これは大変だ」 「博士。どうしました？」 「どうにもこうにも動けないのだ」 「すると、研究は失敗ですか？」 「いや、成功だ。だから、大変なのだ」 「超高性能爆薬は完成したんですね」 「そうだ。惑星なんか一瞬で消滅する」 「すごい。博士、おめでとうございます」 「喜ぶな。爆薬はこの中にあるんだ」 「手に持ってるのは、試験管ですね」 「そうだ。見てわからんか」 「ほう、液体ですか。きれいな色ですね」 「わあっ、触るな。爆発するぞ」 「爆発！ なんですって？」 「大
