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見上げたら、めまいがした。 鬱蒼とした枝葉が邪魔をして 空がちっとも見えやしない。 様々…
すっかり村は秋景色。 キノコの山はキノコだらけ。 おかしな色のキノコ 変な形のキノコ …
「お願いがあるの」 かわいらしい少女でした。 「はい。なんでしょうか」 「いじめて」 天使…
わき道に入ったら迷子になった。 近道のつもりが遠まわりになり 角を曲がるたびに道幅が狭く…
イヌが一匹 街中を歩いていた。 あっちへ行ったり こっちへ来たり。 飼い主の姿は見えな…
「こらっ! 酒を買ってこんかい!」 親父が怒鳴る。 「おカネないよ」 娘がつぶやく。 「な…
(ああ、踏んじゃった!) 出勤途中、いやなものを踏んでしまった。 近眼乱視のくせにメガネをかけないせいだ。 ガムじゃなかった。 犬の糞でもなかった。 なんと言えばいいのかよくわからないけれども とにかく、それをしっかり踏んでしまった。 急いでいたので確認する暇もなかった。 (ああ、遅刻しちゃう!) そして、朝から晩まで会社で働かされた。 くたくたに疲れてしまった。 朝の出来事など、すっかり忘れていた。 帰宅途中の夜道は暗かった。 痴漢に襲われてもおかしくなかっ
昼休みの教室。 同級生のクニオ君が僕の肩を叩いた。 「ちょっといいかな」 そのまま僕の隣…
森に分け入った若者が道に迷った。 歩き疲れ、すっかり希望を失い ここで死ぬのだ、と若者…
花火セットを友人が捨てるという。 花火大会をしようと買ったのだが 夏に使う暇がなくて、も…
狭い通路だった。 両側は頑丈な石の壁。 人ひとりがやっと通れる幅しかなかった。 俺の前に…
ひなげしの花咲く丘の上、 空高く跳び上がる少女たち。 みんなみんな 頭に風船をつけている。…