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「なにしてるのよ。やめなさいよ」 「そっちこそ、手を離しなさいったら」 ドアを挟んで女が…
赤犬と黒犬が闘っている。 どちらも忍者によって調教された忍犬。 犬語で赤犬が語る。 「我が…
行方不明の犬をさがしています。 大きな黒い犬で、名前はクロと言います。 普通の犬よりから…
死なせ屋は、殺し屋ではない。 死にたがっている客を 望み通りに死なせてやるのが商売だ。 …
自宅の門の前で、段ボール箱を見つけた。 「すみません。この熊の子をよろしく」 段ボール箱…
ここは戦場。 しかも最前線。 地雷地帯の真ん中であった。 走って逃げ損ねて爆死した奴。 一…
もうどうでもいい。 なんとでもなれ! そう思った瞬間、思想警察が現れた。 「危険思想家として逮捕する!」 恐ろしい転向銃を持っている。 やれやれ。 いやな世の中である。 「体制批判は許さん」 意識盗聴器が室内に仕掛けられてるらしい。 同志に密告されたのだろうか。 まあ、裏切られるのには慣れてるが。 「なにも考えるな。立つんだ」 なにも考えずにボタンを押した。 射殺される前にやる必要があった。 その途端、激しい頭痛に襲われた。 頭蓋骨が爆発するような感覚。 胸
夜遅く、迷子になってしまった。 なぜか自分の帰るべき家が見つからない。 新興住宅地に外観…
生まれも育ちも雪国なので 雪にまつわる思い出など。 日本そして世界有数の豪雪地帯なので…
警察官らしからぬ男だった。 そいつには顔がなかった。 長い髪に隠れて見えなかったのだ。 …
下宿の廊下の奥に灰色の猫がいる。 暗くてはっきり見えないが ふたつの小さな眼が金色に光っ…