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しず恋 2023.4.16


静岡で野外フェス。自分は愛知県民だから静岡はお隣。行きやすい!
きのホ。以外の出演者はクマリデパート、ミームトーキョー、でんぱ組、ファムファタール、3776。普段の対バンだと「このグループ分かる!」となる事が殆どないのだけど今回ばかりは分かる。凄い楽しみだった。

でも最近、年度の切り替えで仕事が忙しい…。時間的にはそこまでハードじゃないし、土日はちゃんと休みだし、ライブへ行く元気もある。でも頭の中がソワソワしてミコちゃんの事を考えられていない。自分のミコちゃんに対する”好き”ってこんなものだったっけ?と不安になった。
せめてもの救いは、きのホ。もツアー前でだいぶ忙しいらしい事。今はそれぞれの場所で忙しくしていれば良い時期だと思う事にした。でも何か大事なものを取りこぼしながら過ごしている気がしてしまう。心がどうにもザワついている。

前日までの雨はすっかり上がって快晴。でもやっぱり野外フェスに参加する心の準備がイマイチ出来ていなかった。お気に入りのバケハは仕舞い込んで見つけられないし、日焼け止めも塗り忘れるし。こんなんじゃ夏を迎えられないな。(まだ4月だけど)
何だか地に足がついていないような状態で突入してしまったフェスだった。

会場広い!一面が芝生!

飲食ブースもズラッと並んでいる。これはいいな。

三ヶ日みかんカクテルとジャンボフランク。(三ヶ日みかんってどれくらいの人が知っているのだろう。静岡の有名なみかんだよ。)

メインステージのトッパーはクマリデパート。武道館後のクマリはどんな感じだろう。ワクワクしながら開始を待った。
メンバーが登場して初手シャダーイクン。サクライケンタ楽曲を令和の時代にこんな明るい場所で聞くとは。ブクガが活動していた世界線とは全く別の並行世界にでも来たような感覚。
そこからフェス映えするような楽曲が続く。チョモも楽しいし、最後にケン%がくるのも良かった。自分の中ではメイマナがまだまだ新メンバーのイメージでいたけど、パフォーマンスのレベル高くてびっくりした。(調べたらもうクマリに加入して3年以上経ってた。それはもうベテランの域だ。) 

続いてファムファタール。戦慄かなのと頓知気さきなの姉妹ユニット。大森靖子ファミリー出身。楽曲が好きでたまにYouTubeで聞いてたからライブも楽しめた。EDMいいよね。衣装がプリキュアみたいだった。

そこから虹コン見たりプロレスみたりして過ごした。
きのホ。のEXエリアの入場列の形成が始まってミームトーキョーを見ながら並んだ。ミームトーキョーも楽曲がいいんですよね。アガる。

きのホ。ライブ

入場開始。整理番号4番だったから難なく最前確保。きのホ。のライブ時間が近くなり、舞台袖にらねちゃんがお尻が見えた。らねちゃんは何故かお尻をクネクネさせてメンバーがキャハハと大笑いしている。楽しそうでいいね!でもちょっとだけオタクに見えてるよ〜🫣

メンバーが特殊SEと共に登場。
野外だと衣装の発色が良い。メンバーカラー部分が綺麗。花柄の生地も綺麗で雄蕊のオレンジ色にうっとりしちゃう。花柄の生地いいよね。

最近、小清水さんは青カラコンをしているぽい。とても不思議な雰囲気になっている。
そして胸元の小さな白いリボンが無い。前のライブのMC中にポトリと落ちたのを目撃したが、それ以降付いてないのだろうか。あれは直るのだろうか。ちょっと気になるな。

らねちゃんは太ももにうなぎパイ絆創膏を貼っていた。ミコちゃんがらねちゃん衣装を着たエイプリルフール以降、らねちゃんの太ももの存在に気づいてしまった。

こはるちゃんはスカートがフンワリしてる気がした。あれはパニエ的なものを履いてるのだろうか。こはるちゃんのフンワリスカート、良いな。

ミコちゃんは野外で眩しそうな顔が良かった。ちょっと険しい目つきが良い。目つきが険しいのに楽しそうな笑顔というギャップ。ミコちゃんの顔だ〜と思えてしまう。ミコちゃんの顔、顔、顔、顔、顔。うーーーーーん、とても良い。なんて素敵な顔だろう。野外の自然光で見るミコちゃんの顔。2倍も3倍も素敵に見える。

ライブはいつも通り楽しかった。楽曲がだいぶ小慣れてきたというか、DANGER!がもう新曲という感じでもなくなってきた。もう定番曲という感じ。早く次の新曲を聴きたい!!!

ライブが終わってメンバーが退場する時、ミコちゃんがうなぎポーズをしながらにょろにょろと退場していった。可愛い。

きのホ。の特典会前に3776のライブを一瞬見た。衣装が着物っぽくて良いな。そういえば前に買ったまま使えていない3776のチェキ券が家にある。いつか使う機会は来るのだろうか。

きのホ。特典会

特典会はフェス会場から少し離れたアーチェリー場(?)だった。

「ようこそ静岡!」と言ってみたがポカンとするミコちゃん。「まぁ住んでるのは隣の愛知なんだけど・・・」と言うと「そうだよね。ようこそ??って思った」とミコちゃんに言われる。(名古屋よりも静岡の方が近いので、ほぼ地元感覚なのです)
「静岡はなんか面白いのあった?」と聞くと。「カプセルホテル!」と即答。ミコちゃんがFC LINEで興奮気味に投稿してたハイテクカプセルホテルの事だ。
「QRコード読むと明るさとか、音楽とか変えられるの!」と楽しそうに話すミコちゃん。悪戯を思いついて「じゃあ人の部屋のQR読んだら勝手に変えられちゃうね」と言ってみると「やってみようかな」と悪い顔をするミコちゃん。


実はきのホ。の特典会の裏で吉田豪さんのトークライブがあった。そこにポテトさんが出ると言う事でミコちゃんに1回挨拶したら聞きに行くつもりだった。チェキを受け取る時に「ちょっとポテトさんの行ってくる。また戻ってくるね」と伝えてから向かった。「うん。行ってらっしゃい!」と手を振ってくれるミコちゃん。
ミコちゃんに「行ってらっしゃい」と言って貰えるの、なんだか良いな。

ポテトークinしず恋

豪さんのトークライブではfishbowl、タイトル未定、きのホ。のプロデューサー3人がステージに出て、地方アイドルの現状的な事を話しあっていた。この3組のPは仲が良くLINEグループまであるそう。グループ名は「新世代の企み」らしい。ちょっと恥ずかしい名前。新世代の地方アイドルとして頑張っていきましょう、みたいな意味らしい。
遠征にかかる金額がヤバいとか、東京のホテル代がどんどん上がってるとかの金銭事情も話していた。タイトル未定さんは北海道のグループで。遠征となると毎回飛行機を使う事になって、どうしても赤字になるらしい。
豪さんが「おぅ・・・。このレベルのグループで赤字は切ないですね。」と言っていた。東京でアイドルをやる場合と比べて、ローカルでやるには遠征費も集客の容易さも大きな差があるらしい。

ポテトさん曰く、「うちも関西のお客さんに怒られるんですよ。東京でばっかライブしてるって。でも頑張ってる方なんです。京都にアイドル文化ってあんまりなくて、最初は京都でライブやるとお客さん来ないのに東京行くと来るっていう感じで」と、地方でお客さんを呼ぶ大変さを語っていた。きのホ。がこんなにも東京へ行ってる理由がよく分かった。
地元に受け入れられるにはどうすればいいか、という話でポテトさんは「そもそも京都って新しいの好きじゃないんですよ。もうちょっとガッといけばあるかもだけど、まだまだかかると思います」と言っていた。きのホ。が”京都”を背負って活動する未来、いつか見てみたいな。

fishbowlのPさんは東大出身らしく、その時の繋がりで今回のフェスでJRにスポンサーについて貰っているそう。ポテトさんやタイトル未定のPさんに「コネだコネ!」とブーブー言われていた。
「コネというか一緒に盛り上げる。お金というよりは一緒に盛り上げるって感じですよ」と良い感じにまとめていた。

最後に豪さんが「きのホ。のトークイベントに出させて貰った時にもそういう状況になったんですけど、きのホ。はメンバーがポテトさんを吊るしあげる。他の2グループではないんですか?」と話題を振った。
「やっぱ髭がうさんくさい、ツッコミ待ち感が」「でもメンバーに親しまれてる。キャラクターとしては成功してますよね」と語るPさん達。更には「ポテトさんはうちのグループのメンバーからも舐められてる。親しまれてるというか」とまで言われていた。
ポテトさんが「しょうさん怖いタイプでしょ?」とタイトル未定のPさんに言うと「そんなに優しくはないよね」とのこと。ポテトさんタイプはだいぶレアらしい。ミコちゃんが入ったのがそんなきのホ。で良かったなと思った。
運営さん側の話って結構好きかもしれない。聞きに来て良かったと思いながらミコちゃんの元へ戻った。

きのホ。特典会(続き)

ミコちゃんが大好きな源氏パイを持ってきていた。
「うなぎぱいじゃないんだ」と言うと「でもこれも静岡なんだよ」と教えてくれた。そう言えば源氏パイを作ってるのは浜松の会社だったな。
「ムーンガレットどうだった?」とミコちゃんに聞かれた。ミコちゃんがハマっているムーンガレット、自分も通販で買っていた。
「おいしかった!なんかモチモチしててびっくりした」と答えると「そう!胡桃と胡麻好きだから絶対好きなやつなの!」と教えてくれるミコちゃん。「どうやってみつけたの?」と聞くと「私サービスエリアでお菓子買うの大好きなの。サービスエリアのお菓子って高いじゃん。だから一気に食べられないの。それでサービスエリアでたまたま見つけたの」と教えてくれた。そう言う理由でサービスエリアのお菓子を買っているのか。面白い。

「次はレアなミコグッズ見つけてきたから見せるね!」と宣言してバイバイした。「なに?なにー?え、なにー?」と不安そうな顔をするミコちゃん。

「これー!」と言ってミコーズのミコアンセムの未開封CDを見せた。これはミコちゃんが好きな曲。10年前のアイドルが発売したそこまで枚数出てなさそうな紙ジャケットの未開封CDは結構レアなハズ。しかもジャケ絵を描いているまごさんは今では超売れっ子。このCDには計り知れない価値がある(と個人的には思っている)!
本当はこのCDの予約特典で配布された歌詞カードが欲しくてメルカリを監視していたのだけど、これもレアそうだったから取り敢えず買った。ミコちゃんグッズと言いつつ、ミコちゃん本人のグッズではないのが申し訳ないけど。まぁちょっとした驚きを提供できたから良しとしよう。

「今日ね、お化粧濃い?ってみんなに聞かれる」と言うミコちゃん。更に「でもこれいつもより薄いの!」と教えてくれた。確かにメイク濃くて気合入ってるなぁ〜と思ったけどこれでも薄いのか。
「野外だから濃く見える!いつものライブハウスだと暗いから濃くしないといけないんだね」と言いながらミコちゃんの顔をじっと見る。肌の質感までよく見えて人間っぽさを感じた。ミコちゃんはいつもこの肌を鏡で見ているのか。大勢の人を魅了するこの顔を自分で所有しているってどんな気持ちだろう。こんな素敵な顔が自分の顔についてるって不思議な気分にならないのだろうか。とか考えながらミコちゃんの顔を見ていた。

「内山さんのスペース良かったよ」と伝えた。
「あー!あれ凄い緊張してた」と嬉しそうな顔をするミコちゃん。
「あの日コーヒーすごい飲んじゃって、パフェ食べてコーヒー飲んで。内山さんにコーヒー取りに行って来ていいですか?って聞くと、いいよっ!行って来な!って言ってくれるの」と振り付き👍で実演してくれるミコちゃん。内山さん、なんだか頼もしい感じの人っぽいな。
ミコちゃんの周りには心の優しい良い人が集まる気がする。どうかこれからも素敵な良い人に囲まれてミコちゃんが過ごせますように。

ポーズお任せで撮った。ミコちゃんは足を指差しながら「痩せてきた!」と言った気がした。足を見て分かるくらいまで痩せてきたのか〜とビックリしたが、「ちょっと赤くなってる」と続けるミコちゃん。どうやら「焼けてきた!(日焼け)」だったらしい。ミコちゃんの真っ白なお肌、あまり焼けませんように。

ドラえもんの映画のエコバッグを持ってきていたのでそれを持ってもらって撮った。
「ドラえもんの映画見た?」と聞かれた。「見てない!子供のころ以降見てない!」と答えた。アニメのドラえもんは声優さんが変わって以降見た記憶が無い。自分のドラえもんはまだ大山のぶ代さんなのだ。(早くドラえもんを履修しないと💦)
「私的にストーリーはいまいちだったの。でもこの秘密道具が好き過ぎた」と言うミコちゃん。
「パワープレイでしょ?」と聞くと「そう!パワープレイ!こんな使い方していいの!?って面白かった」とテンション上がるミコちゃん。楽しそうでいいな。
その笑顔を見ながら思った。マニアックな小説とか読んでる一方で、子供みたいにドラえもんを楽しんでいる所がミコちゃんの魅力の一つだ。そのオールジャンル感というか、ジャンルの垣根を越えていける強さ。一人の人間の中でそれが両立するの!?みたいな驚きがあって、そういうギャップを内包しうるミコちゃんの力強さがとても魅力的に見えてしまう。自分が思うに、ミコちゃんの”好き”という気持ちこそ、あらゆるジャンルへ深く入っていく為のひみつ道具であり、ミコちゃんがやってる事が正にパワープレイに他ならない。
本を読みまくって文章も書けて、美術の鑑賞もして自分で絵も描けてものづくりもできて、食べ物にハマりまくって異常歩行して、オタクもアイドルもしている。これを一人の人間がやっているという事実!!パワープレイすぎるよ・・・・。
ドラえもんの話からだいぶ飛躍してしまったが、改めて考えてもこんなに何でも出来るミコちゃんを好きにならない訳がないなと思った。

最後にものづくりの話をした。自分は最近アクセサリー作りをやってみたくなっている。アクセサリーの画像を一緒に見ながら、こういう作品ってどうやって作るんだろうとミコちゃんに聞いた。「これは粘土かな」「これは型かな、ワックスの」「これは削るのかな」等々、何でも教えてくれた。頼もしい・・・。
「なんか最近めっちゃ創作意欲ある!できたら自慢しに行くね!」と言うと「たくさん見せて!」と言ってくれるミコちゃん。
受け取ったチェキを見ると「チャレンジ!」と書かれていた。チャレンジ・・・しちゃおうかな。

ミコちゃんと沢山お話をした。楽しかったけど、でもどうにもフンワリした話をしてしまった気もする。いつもだったらこんな他愛もない話も良いよねと思えるのだが…。やっぱりソワソワして、心がザワついて落ち着かない…。
良いミコ活は自分の心が整っていて初めてできるのかもしれない。

でんぱ組ライブ

しず恋のラストはでんぱ組.incで締める事にした。もがちゃんがいた頃のでんぱは在宅でハマっていた。何だか普通じゃない事をしているアイドルがいて、プロデューサーのもふくちゃんも含めてとても興味を持っていた。でもそれは昔の話。最近のでんぱはメンバーもそんなに知らないし、曲もあんまり追ってないぞ…。楽しめるかな…と思っていたら、知ってる曲の連続!殆ど分かる!!!意外と今のでんぱ組も楽しめてしまった。
しず恋、とても楽しめた。また来年も来たいな。

どんぐりと山猫、思い出とアイドル

シャトルバスで掛川駅へ向かった。しかしそこから逆方向の新幹線へ乗ってしまった。帰りが1時間以上遅くなってしまう。誰もいない新富士のホームで心が折れそうになりつつ、持ってきていた宮沢賢治の「注文の多い料理店」を読み始めた。(FC特典のおはようボイスにミコちゃんの好きな作品の朗読をリクエストしていた。そしたらこの本の序章を朗読してくれた。速攻買った。)

この中の「どんぐりと山猫」の読後感が気に入った。ワクワクするような出来事が起こった後の、日常に戻った描写が入って終わっている。そんな出来事はもうそれっきりだったそうだ。(注文の多い料理店も冒険から帰ってきた後の描写で終わってて好きだな)

とってもワクワクするような冒険が終わった後に過ごす日常はどんな風に感じるのだろう。ほんのり寂しさを感じながら生きていくのだろうか。あるいは思い出を反芻して幸せに過ごしていくのだろうか。
そんな事を考えていたら家に着いた。その夜中にミコちゃんがこんなツイートをしていた。

ミコちゃんが「アイドルと一緒じゃん!」と言っている歌を聞くと、割とアイドル卒業後の視点が含まれている気がする。何だか「どんぐりと山猫」の読後感とシンクロしてしまった。
キラキラした思い出だけで、本当に千年ひとりでも大丈夫なものだろうか。本当にこの季節と君を永遠にできるのだろうか。大事な事を忘れないでいられるだろうか。
黄金のどんぐりをずっと黄金のままで持っていたいと思った。ザワついた心に宮沢賢治のお話はよく効いた。

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