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きのホ。に会いにTIFへ行く <TIFエンジョイ編>

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チケット確保

ミコちゃんには必ず会いに行く。必ず。
ライブも見るし2ショットチェキも撮る。たくさん楽しむし、たくさん応援しよう。

ライブ情報を探してみるときのホ。はTIFに初出場するらしい。TIFにはクマリデパート(ブクガの妹分的なグループ)もMAPA(元ブクガのコショージメグミがいる)も二丁魁(初期ブクガのダンスをメンバーのみきてぃーが考えていた)もZOC(ブクガのPが関わってる楽曲がある)も出場する。(ブクガ関連グループしか知らない・・・)
それがまとめて見られるならチケット買っていいかなと思えた。

チケット買った。ホテルも予約した。そしてTIFへ向けて出発した。
何はともあれ、まずはTIFで撮った2ショットチェキをご覧いただこう。

TIFでの2ショットチェキ

クマリデパートのさおてゃんとの2ショットチェキ

んなぁーーーーーー!さおてゃんだよ!さおてゃんだよ!!これは!クマリデパートの!さおてゃん!!ミコちゃんではない!!
実は今までアイドル個人にそこまで興味を持った事が無く、特典会にも行ったことがなかった。「アイドルと話す・・・?何の為に????」という感じだったので、自分のことをアイドルオタクだとも思っていなかった。
そういった事情で特典会の作法が全く分からず、練習としてTIF2日目にさおてゃんと撮っておいたのだ。目の前にさおてゃんがいるとやっぱり可愛い。ライブ良かったという話とペンライトさっき買ったよという話をした。でも意外と緊張もしなければドキドキもしない。さおてゃんはめっちゃ表情を作ってプロアイドルしてくれているのに。少し心が痛んだ。残念ながらさおてゃんは推しにはならなそうだ。可愛いけど!

王道アイドル文化のカルチャーショック

TIFの雰囲気とライブや特典会の作法を勉強しつつ、きのホ。との邂逅の時を待った。
ブクガ育ちの自分には王道アイドル文化はカルチャーショック過ぎた。ブクガのライブではサイリウムは振らないしフリコピも殆ど無い(初期曲にだけ若干のフリコピ文化が残ってる)。客は声を出さずに変拍子のクラップを刻むのみ。ステージ上の演者は常に真顔でパフォーマンスする。当たり前のように挟まれるポエトリーリーディング。大きなワンマンでは大規模な演劇的演出が導入され、終演後には「あの演出はこういう意味だったのでは?」という考察が始まる。今考えるとストイックすぎる・・・。

TIFで王道アイドルを見るのはシンプルに楽しい。可愛いアイドルが可愛い衣装を着て、表情豊かに歌い踊る。ダンスはフリコピしやすいしクラップも初見で刻める。曲はキャッチーで盛り上がりやすい。”可愛い”と”楽しい”の波状攻撃。ブクガのすぐ隣の世界はこんなにシンプルな快楽があったのか・・・。そんな衝撃。
元ブクガPのサクライさんも今では王道アイドルをプロデュースしている。それがクマリデパート(だから曲によってはブクガとクマリに類似性を見出すことができる)。クマリデパートのライブは圧巻だった。これが王道に振り切ったサクライさんのパワー。

きのホ。邂逅

そうやってアイドルの楽しさを知って迎えたTIF3日目。ついにきのホ。との邂逅の時。スケジュールは物販&特典会(朝)→ドリームステージ(昼)→スカイステージ(夜)。この3つをクリアできればTIFへ来た目的は果たされる。実物のミコちゃんはどんな感じだろう。自分の中のミコちゃん像は既にめっちゃ刺さっているが、実物がちょっと違ったらどうしよう。もしもミコちゃんがキャピキャピのギャルだったら・・・。

物販

特典会の時間を目指してホテルを出発した。会場入り口で荷物検査を済ませ、きのホ。の物販ブースへ向かう。途中で囲みチェキ中のきのホ。メンバーを見かけた。その時思った事。

きのホ。は6人グループ

本当に実在しているんだ!そして人間っぽい!!
アイドルをリアルで初めて目撃すると脳がバグった感覚になる。いないハズの人達がそこにいるような感覚。そしてMVとかでは見られない人間っぽい動きにビックリする。うわっ、人間だ!

ミコちゃん想像より少し背が高め!可愛いしカッコいい!
ミコちゃんの背の高さを気にしたことなかったけどメンバーの中では一番高いっぽい(それでも156cmくらい)。ちょっとカッコよく見えた。そして実物は可愛いいいぃぃぃぃーーーー!一重の目も、佇まいも想像通り可愛い。見た瞬間に心臓がドクンとした。

全員顔が綺麗!
アイドルを舐めていた。ミコちゃん以外のメンバーも全員綺麗だった。実は赤色の色葉ちゃんの事はオモロ担当の普通の高校生くらいに思ってた。でも実際には目を奪われるような鋭い綺麗さだった。(押井守版 攻殻機動隊の素子に似ていると思ったけど、この例えは誰にも伝わらない気がする。)大人になったらどこまで美人になるのだろう。
こはるちゃんとくるみちゃんは垂れ目が良かった。自分は垂れ目も好きなので、ミコちゃんにぶっ刺されなかったらこの二人に行ってた気がする。
らねちゃんはカリスマオーラがあった。これは確かに人を惹きつける。
小清水さんは取っ付きやすそうな美人という印象。そして思ったより小柄で可愛らしかった。

後ろ髪引かれつつ物販ブースへ行った。他のアイドルの物販は皆んな若くてシュッとした感じのスタッフさんがやっていた。しかし、きのホ。はめっちゃミュージシャン的な風貌の方が物販やってた。これが新井ポテトさん・・・!(Pが現場にいるのは手作り感があってめっちゃ好き。ブクガも初期はサクライさんをよく現場で見かけてそれが嬉しかったな。)
ポテトさんは電卓があるのにめっちゃ暗算でお会計してた。電卓ここにありますよ、と教えてあげるべきか悩んだ。
とりあえずツーショットチェキ券3枚とシガレットケースとランチェキ5枚買った。6人グループのランチェキ、推しが出る確率低いから過酷そうだなと思った。でも700円だったからお値打ち!見事に浴衣ミコちゃんが出たのでハッピー。

きのホ。のランチェキ

買ったシガレットケースにランチェキを入れて、いざミコちゃんの特典会へ。

特典会

はぁ〜〜、動いてるミコちゃんがいる〜と思いつつ列に並んであっという間に自分の番。
胸元で小さく手を振って迎え入れてくれるミコちゃん可愛い。この人は見たことない人かな?という表情していたので、「初めまして。今日初めてライブ見ます。」と自己紹介。初めての接触はスムーズ。さおてゃんで予習しておいて良かった。
「さっきこれ買っちゃいました。」と言ってランチェキ入りのシガレットケース見せる。そのままジャジャーンというポーズでチェキ撮影。きっとポーズで悩むと思って買っておいたのだ。グッズの有用性もさおてゃんで予習済。しかし緊張で笑顔が引き攣ってしまう。目元がピクピクしてる瞬間を撮られてしまった。
あとはお名前を伝えてチェキにサインを書いてもらう必要がある。名前を伝えやすいようにTwitterの画面を表示させたスマホも準備済み。「Twitterやってて、これが僕です。」と伝える、そしたら「あー!ツイッター見てるよ!」と言ってくれた。うっ。ミコちゃんに知ってもらえている。う、嬉しい。Twitterの名前はDanceWithNyankoでやっているので「名前なんて書けばいい?」と聞かれる。もちろんこれも想定済み。「にゃんこでいいよ!」と元気に答えつつ、敬語からタメ語にスムーズに移行。今日から吾輩はにゃんこである。

思ったより背が高くてカッコいいねと伝えた。うれしーって言ってた。
ここで想定外の事態発生。クマリデパートの時はサインなしチェキで一瞬にして終了の時間がきた。一方できのホ。の特典会は思ったより長い。ミコちゃんが一生懸命サイン描いてくれてるのをジックリ見られて幸せだ。だが、これは喋った方がいいのか、あるいはサイン描く邪魔をしない方がいいのか。自分だったらお話しながら文字書けないぞ。若干の沈黙が続いているけどこれが普通?話した方がいいの??そう思っているとミコちゃんから話しかけてくれた。「きのホ。ね、今日ステージ2つあるの」。勿論知っている。ほぼそれがメインで来ているのですもの。「両方行くよ。スカイステージね、めっちゃ景色いいから楽しみ!」と言ったらミコちゃん嬉しがってくれた。この後に初の大舞台が控えているミコちゃんの気持ちはどのようなものだろう。とても頑張って欲しいが、楽しんでも欲しい。
後は自分がTwitterに載せてた植物の話もしてくれた。そんな所まで見てくれているとは。嬉しい。「遠征が多いから植物育てられないんだよね」って言ってた。いつかその植物を特典会に持ってきて見せてあげたい。実物はめっちゃ綺麗なのだ。
そんな感じでサイン描き終わってお見送りの時間。手を振って見送ってくれるのめっちゃいい・・・。
初接触としては上出来ではないか?実物のミコちゃんは想像どおりのミコちゃんだった。めっちゃ素な感じでミコちゃんがそこにいる。それが良い。素が素敵で素晴らしい。ミコちゃんがキャピキャピのギャルじゃなくて良かった。

きのホ。の御守ミコちゃんの2ショットチェキ

他のメンバーとのチェキも撮ろうかと思ったけど、なんか気が抜けて足に力が入らない。既に満足感しかない。残ったチェキ券を雑にポケットに入れて物販ブースへまた行った。これはライブに通うことはほぼ確定だろう。CD買って予習しなきゃ。あとペンライトも買っちゃおう。財布の中から全てのお札が消えた。
この後、ポケットに入れておいたチェキ券は速攻で落とした。きのホ。のチェキ券2枚、お台場に眠る。

ドリームステージ

1回目のきのホ。のステージはステージ上手側で待機していた。そしたら最前にいたおじさんに声をかけられた。「知り合いが他のステージ見に行くから、もし良かったらしばらく隣に入ってくれない?」
これが最前管理!?承諾して最前で知らないアイドルさんを見始める。モグリがバレたらそのグループのオタクにペンライトを狩られると思っていた。「テメーさてはきのホ。だな!」みたいな。なので必死で体を揺らした。恥ずかしかったフリコピも頑張った。手も大きく振ったしクラップも全力だった。恥ずかしさはもうない。ありがとう最前おじさん。
きのホ。のステージはめっちゃ勢いがあった。今出せるものを精一杯ぶつけます!表情も全力です!オタク側もステージを盛り上げるために必死です!みたいな。これがアイドル1年目の勢い!あんな熱い煽りMCは他のアイドルのステージでは聞かなかった。自分は文脈大好きオタクなので、そういう背負っているストーリーが見えるステージングに惹かれる。
最前で見るミコちゃんはとても良い。たまに目が合って笑顔を作ってくれる(気がした)。きのホ。のライブ映像はネット上にあまりない。今まで予習のために見ていた動画では、恐る恐るぅ・・・という表情でミコちゃんがソロパートを歌い、終わったら安堵の表情を浮かべるというものだった(だいぶ初期の動画だと思う)。

だから実際のステージを見るまでミコちゃんには貧弱そうな印象を抱いていた。だがステージ上のミコちゃんは力強かった。楽しそうに笑顔で踊っている。ソロパートも堂々としている。とても安心した。ミコちゃんは強い!
そんな、あらゆる感情ごちゃ混ぜでステージを見終わった。今日しか見られない特別なステージを見てしまった・・・。そんな思いでメンバーを見送った。

スカイステージ

次のスカイステージも上手側で待機していた。日は暮れてすっかり夜。夜空の開放感がすごい。
上手く人波に乗ってどんどん前へ。きのホ。の直前に2列目まで辿り着いたので上出来かなと思ってペンライトを出した。そしたら最前のオタクさんが「きのホ。ですか?じゃあ次だけ前に入ってください!!」と言ってくれた。アイドルオタク同志の絆を感じながら最前へ。”アイドルが好き”という共通点で分かり合える関係。とても良い。
きのホ。メンバーの登場で何故かオタクがザワついた。見たことのない衣装を着たメンバーがそこにいた。きのホ。初心者の自分は迂闊にも、「あーこんな衣装もあるんだ。格好いいな〜。」とか考えていた。実際には、大舞台で新衣装を披露してオタクの度肝を抜くという嬉しいサプライズ。気づかなかったの勿体無い。
夜のステージは客席側が暗く、メンバーと目があう感じは少なかった。ちょっと残念。でもその分じっくりと全体を見られた。昼よりもミコちゃんの表情が柔らかい気がする。「位置について、よーーーいドン!」を無限に聞きたいし、無限に飛び跳ねていて欲しい。
ブリリンアント帰り道のイントロが流れて、またオタクがザワつく。「あー、これは人気曲なのか。確かにいいよね。」と、また的外れな事を考えていた。実際にはワンマンとかでしかあまりやらない特別な曲らしい。文脈好きのオタクなのにその文脈に乗り損ねた。ぐぬぬぬぬ。
これを最後に聴いたらTIFからの帰り道でめっちゃエモい気持ちになっちゃうな〜、と思いながらしっとりした気分で聴いた。最後に相応しい曲をやり切ったメンバーは目をウルウルさせながら退場していった。満足。

自分がスカイステージを降りる時に、ちょうどポテトさんを先頭にオタク達がワイワイ歩いて行くのを見かけた。「もぅ、ポテトさんあれはズルいっすよ〜(泣」と、オタク達はめっちゃエモまっていた。ここにも文脈ありだ。良い文脈を見たな、と思いつつ帰路に着く。

そんな感じで、逃した文脈も拾えた文脈もありつつ、きのホ。が大舞台TIFに初登場して精一杯やり切るという大きな文脈には乗っかれた。ミコちゃんにご挨拶してステージ2つを観戦するという自分の目的も達成した。ミコちゃんは想像どおりの良いミコちゃんだった。

帰りの新幹線にて

ミコちゃんファンクラブ入会

これからもミコちゃんを見ていきたい。それが結論。帰りの新幹線でミコちゃんファンクラブ 5000円/月コースに入った。入会日は2022/08/07になった。初めてミコちゃんに会った日であり、初めてライブを見た日であり、ミコちゃんにとってのTIF記念日。最高の文脈だ・・・。

このFC LINEはちょっと凄くて、ミコちゃんの可愛い写真・動画と文章が無限に流れてくる(無限ではない)。
今のところネトフリとかアマゾンプライムとか、あらゆるサブスクの中で満足度がトップだ。明日からは推しのいる生活。自分にはミコちゃんがいると思うと精神的に強くなれる。ありがとうミコちゃん。ありがとうきのホ。。そして、ありがとうTIF。

文章のお礼は文章でしたい

しかしTIF終了時点で、ミコちゃんに会いに行くキッカケとなった自分の中の衝動はミコちゃんに1mmも伝わっていない。ミコちゃんがこれまでの経験や気持ちをnoteで伝えてくれているのに、自分は何もアンサー出来ていない。文章のお礼は文章でしたい。そう思ってこの一連の文章を書くことをうっすら考え始めた。

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