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それは売ってない

日中商業施設を歩くと気付く。何を探しているのかはっきりしないまま、迷っているひとがほんとうに多いことに。

他人のことが言えた義理ではない。自分もかつて、仕事帰りにただ、何か自分にぴったりくるものを求めて彷徨っていた時期が長かった。 時間があると、雑誌、WEB、EC、SNS、外に出られない時期はamazon。

でも、そこにはない、売られてはいない。ひとのトークを聴いても、一定時間を越えると同じことのループ。 これはライブでも同じになる。(なりがち)

とにかく、ひとから与えられる、ひとから買い取る、貰い受ける、奪い取る、ものではない。

自分がここまで受け取って得たものを、一度咀嚼して、何か別のものとして吐き出さない限り次はないし、自分から何かひとに渡せるものがない限り循環はうまく回らない。

それは外にはない、ましてや売られてなんかいない。 自分の中、整理して要らないものは吐き出して、整え耕し、何かを生むこと。受け取ってもらうこと、受け取られなかったとしても。

外へ何かを採りに行くのは、その後だ。