見出し画像

奇跡のシンデレラ ベンツで帰る 発端


 その日は短大,,英語科の卒業式が終わり、ホテルでの謝恩会が開かれていました。ゴージャスな会場に華やかな振袖姿の同期生の歓談の輪がひろがっていました。

私のグループのA子さんは商社に入社がきまったみたいでした。
そういえば、「株式情報」とかの表紙の本で、従業員数や資本金や、
なにやら調べていました。その会社案内で数字が高い会社が良い会社らしか
ったです。
B子さんは航空会社。「あなたは英語もバリバリだし、スタイル良いから。
C子は小さい私を見下ろしながらB子に言いました」
続いて自己PR「私T自動車な即の、出版社希望だったのに、」
B子が反応します。「それはすごいわT自動車は今や世界中の道路を走っている」
昭和の三大会社は彼女らがぎゅうじっちゃうんでしょうか?
突然A 子が和紙の方を向きました。
「優子さんはどこの会社になゅう者が決まったの?」
B子さんもいいました。
「おしえちゃいなさいよ。あなたは体も小さいんだから、小さい会社でも良いのよ。教えて、、」


すごい会社に決まったのね。その日A子さんの一人が言いました。A子さんはどこに決まったのなんか、おっとりのんびりしてたから、さぁぞいいとこに決まってるからだろうなと思ってたのよ。そうよ、どんな小さな会社でもいいわ、びっくりしないから教えてちょうだいはぁ。私は答えに困っていました。なぜならば私は一生の就活もしていなかったからです。小さな小さな会社と言え、経営者だった。私は就職するという意味がわからなかったのです。仕事は自分の家でするものだとばっかり思っていましたから、仕事って外で他人の間でするものになったんですね。

音声リンク:
https://share.automemo.com/automemo_server/web/share/redirect?token=oh3gd3ZUl4qbhzDPWC5KK2IbZgAixUI4odUUxyVLznVKJrn7qrTGs0g

この記事が参加している募集

#自己紹介

229,289件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?