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つぶやき 辛口エッセイ 日常は辛いわ

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#風前の灯

風前の灯ー7  昭和初めころ生まれの知人に対して私は、「そう!あなたのカテゴリーの中では(戦争時代)に生まれ育った、というわけね」といいました。すると彼女は「カテゴリー、とかのカタカナ言葉が今、盛んに使われているけど私は苦手。だってさ、英語は鬼畜米国、敵国米国の言葉じゃない!」

tombo-soh
3週間前
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風前の灯ー4 横断歩道で、突然、胸が痛くなった。寝違えただのぎっくり腰だのの痛みは知ってたが、胸がかきむしられるような痛みは初めてだった。どうにか横断歩道は渡り終えたが、この痛みは?その時、急性心不全で逝った母を思い出した。「死に際まで親と一緒」なんてことないよね。治って元気。

tombo-soh
3週間前
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風前の灯ー9 高齢者だから。知人が脳溢血で倒れた、という。「高齢者だから仕方ない」と近くの人が言った。他の友達がコロナにかかった時も、そんな声を聴いた。要するに病気になれば何でもかんでも「年齢のせい」らしい。そういわれてしまえば、黙らざるを得ない。私の三疾患も仕方ないのかもね。

tombo-soh
2週間前
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風前の灯ー10 得も損もない。そういえば気づいてみたら、ランチに高いものも平気でオーダーするようになった。そんな人は多いかも。だって、病気や年齢のせいで、余生は「風前の灯」かもよ。もちろん、仕事のせいで、「天国はある」と信じられるからかも知れないが。天国行きなんてあつかましいね。

tombo-soh
2週間前
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風前の灯ー11 わたしはファーストフードやドトールなどの軽快な喫茶店が好きだ。道路で倒れて救急車で運ばれた日も、その帰りだった。若者の間でフライポテトを食べていた。退院後,また、通い出し三年経った。今では、おじいさん、おばあさんの間でたべていも。いつから高齢者が増えたんだろう。

tombo-soh
2週間前
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風前の灯ー12  先日、大衆的な人気のしゃぶしゃぶ店に入った。オーダーを聞かれて、セットでは無く、一番安くて、少ない量の品を頼んだ。声が大きかったせいか、何組かの客が振り返った。狭い末席に案内された。他種他店ではカートにすがって歩く様子の私はもう少し広い席に案内されていた。続

tombo-soh
2週間前
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風前の灯ー13 しゃぶしゃぶ店は混雑というほどでは無かったが、客たちの多くは前菜付きの豊かなテーブルで、店員は私たちのテーブルにはなかなか来なかった。見まわせば菊も店員も50歳以下だ。私は心で叫んだ。ご馳走してくれル友人の横で。「50年以上前に銀座で、しゃぶしゃぶを食べたか?」

風前の灯ー14
私は、今度倒れたら死んでしまう病気と、今のところ治らない病いを抱えて生きてます。それでいつ止めても迷惑かけず心配かけず気楽なように、風前の灯のタイトルつけました。ひどいタイトルですが、本音なのです。しかし反対に細々、長生きしたら失礼しますね。で、心は元気です。

tombo-soh
11日前
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風前の灯-15 台風のニュースのテロップに、30年以内に首都圏に大地震が来る、とあった。ああ、私はどうせ30年先まで長生きするわけないから免れるかな?と同時に子供や孫は出遭うんだ、と。今の高齢者は戦争にも大震災にも見舞われてきた。人間は一生のうち、いつか苦しい時代に出遭うのか?

tombo-soh
8日前
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風前の灯ー16 上手い下手はともかくとして私には文章を書くことは、呼吸するのと同じで苦痛でも何でもない。書くネタに困ることもない。だから、作詞、童話、エッセイ、シナリオ、論文など文章は山ほどあるが、自慢する自信は無い、見直したい。それよりも「風前の灯」が消えることの方が嫌だ。

tombo-soh
7日前
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風前の灯ー17  バスの優先席に二人の女子学生が座ってた。そこへ
、高齢のハンディキャップトのおばあさんが乗り込んできた。ふたりは一瞬、顔を見合わせたが、一人が一早く立ち上がり席をゆずった。おばあさんは何度も頭を下げた。座ったままの方はバツが悪そうだった。仕方のない事、と思った。

tombo-soh
6日前
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風前の灯ー18 占いのサイトに行ったが、どうした事かどり着けない。考えてみれば、風前の灯の高齢者には、恋愛運も仕事運も、あっても無くても良くて、多くの人は老眼で.難聴で神経痛で、など病気をかかえている。お金なんても欲しくない、なんて私のような輩もいる。何運を見ればよいのだろうか。

tombo-soh
5日前
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