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エッセイ⑫

デジタルイラストの話

私は、小学生の頃からパソコンにペンタブを繋げて下手なりにイラストを描いていた。(デジタルイラストは、中々上達するのが遅く、歴は長いがそこまで上手い方ではない)

小学5年頃(ヘタリアFAしか描いていない)
中学生に入ってからのヘタリアFA
中学生の頃は水彩絵をよく描いていた(ヘタリアの香港)

今、デジタルイラストはProcreateというアプリを使って描いている。ブラシがアナログ的な質感のものが多く、感覚で描けるため好きだ。オリジナルイラストをメインに描いている。
ここで、最近のデジタルイラストの流れを紹介しようと思う。
私は、ラフ⇒下書き⇒下書きに本塗り⇒上にレイヤーを作り描き込み⇒色や構図を調整といった具合で描いている。あまり細かく描かない派である。(綺麗なものは、他の人がたくさん描いているので)

大体の下書き


下書きに直接本塗り

この色を入れる段階は、絵によって変えている。このイラストの場合、最初に暗めの色を入れて、レイヤーを上に重ね、エアブラシで下の方を明るくしている。(レイヤーモードは覆い焼きカラーかもしれない)

線画レイヤーの上に新規レイヤーを重ね、描き込み

髪の毛や、光、目のデイティールなどを描きこんでいく。目の色や質感、肌の色、髪などは絵によって変えている。レイヤーモードも、乗算にするか、焼き込みか普通かは絵を見ながら調整する。

差し色を入れ、画面に引きつけるようにする

その時の感覚で描くことが多いが、色味的にビビット系の差し色を入れた方が画面が締まる気がした。パステル系のブラシを使って、粗めに描いている。

上部の描き込み

目との邂逅、血の繋がりなどをイメージしていたので、上部に目玉を描いている。流れる線は、血や臍の緒的なおどろおどろしい質感を表現したく、クレヨンみたいなブラシを使っている。


全体調整

目玉の位置を修正したり、顔部分の色を少しハッキリさせたりと全体を見ながら色味調整している。ここで終了してもいいが、上部に物足りなさを感じ、Procreateの作業を一旦終え、ibisPaint Xで加筆を始めた。

加筆修正後(手などのディテールを追加)
色味を青~緑にしたバージョン(Xで上げた絵はこちら)
赤系統も不気味な感じになり良い

カラーバランスや、トーンカーブをいじり、最終的に元のイラストと全く違う色味になることもたまにある。(ここまで、元々の色と変わるのはあまりない)
青~赤辺りが、イラストの不気味さにマッチしているかなという感じで調整した。
私の描き方は自己流(昔は、メイキング本を読んで、沿ったやり方で描いていたが、今は完全に好きなように描いている)で、この説明を読んでもよく分からない部分があったかもしれない。イラストによっても、過程や加工の仕方を変えているため、この描き方を固定している訳では無い。また、描き始めるとノンストップで続けるため、作業時間は3~5時間程度だ。(日を跨いで、1週間や1ヶ月掛けて丁寧に描きたいという目標もある)
イラストをどうやって描いているんだろう?気になる!という方の、少しでも参考になればいいなと思っている。

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