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2022年1月の読書録

読了

ビジネス

・ゆがめられた目標管理 復刻版(一倉定)
洋太さんに勧められて読んだ本、大ヒット。(実は読んだのは12月29日だけど年末年始ってことで)
ある程度一生懸命働いている人なら持つ「事業は闘いだ!ウダウダ言ってんじゃねえ!」と、「みんなで楽しく健やかに働きたい」のアンビバレンスに前者100%で返してくれる本。名言が多いです。
・多様性の科学 -画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織-(マシュー・サイド)
マーケ部長のkazさんのおすすめ書籍。あまりピンとこなかったので、いろんな人の感想を聞いてみたいです。個人的には「それって今のスタンダードじゃないの?」と思うところが多く、自分の価値観や見てきた組織の未熟さ故なのかなと考えています。
似たもので私は「経営戦略としての異文化適応力 ホフステードの6次元モデル実践的活用法」が好きです。

小説

・82年生まれ、キムジヨン(チョ・ナムジュ)
ある韓国の女性の人生を見つめたストーリー。まだ咀嚼しきれていないのかもと思います。コメントが難しい本。ううーん。
・あのこは貴族(山内マリコ)
都内住まいの箱入りな女性にも、上京して都会で居場所を見つけようとしている女性にも、どちらにも共感ができてグッとくるけど最後はスッキリした読み口。ある程度の女性の心の中には両方の人格が存在していそうな気もするので、おすすめしやすいです。
主人公の30代以降の成長ストーリーという点では後述する瀧本先生の分類では教養文学な感じも少しあります。
・同志少女よ、敵を撃て(逢坂冬馬)
これも大ヒット。全体的な臨場感が、映画「ダンケルク」観てるみたいでもありつつ、主人公含めた戦場にいる女性というテーマの切り口、敵と味方の曖昧さをいろんな形で散りばめられていてあっという間に読みました。
割と序盤に出てくる狙撃兵訓練学校の「動機を階層化しろ」という文脈が印象深いです。
「戦争は女の顔をしていない」も読んでみたいです。

思想・哲学

・寝ながら学べる構造主義(内田樹)
思想・哲学の潮流を思い出しつつ構造主義まで丸っとカバーされていて、初心者向けでした。哲学思想は高校の倫理とか大学の授業ぶりで、思い出したり途中調べ直したりしながら読みましたが、内田さんもおっしゃってるように学生時代に読むのと社会人になってから読むのでは「わかる〜」度合いが全然違っていたように感じました。
社会というものに対する解像度が全然違うんですねきっと。

SF

・三体I(劉慈欣)
長期プロジェクトになりそう。映像化されるまでに読み切りたいものです。
歴史×SFって感じだと、「ゲームの王国」っぽいなと序盤で思ったんですが、どんどん物理の世界になって、登場人物も中国名で覚えられなくて…何度も読み返したり調べたりしながらなんとなく掴みつつ読んでます。
(早く映像でみたい)
毎日ちょっとずつ読むと全体のストーリーを見失っちゃうので体力もいります。

リーダーシップ

・覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰(池田貴将)
サクサク読めるし、ふとしたタイミングで「そういえばこういうこと言ってたな…」と思い出すと元気が出るので一度読んでおくと要所要所で吉田松陰が日々を助けてくれます。
私は「ひとつのことに狂え」が今の気分です。
どのページが刺さるかで、自分の心のありようを映しているという使い方もできますねw

その他

・読書は格闘技(瀧本哲史)
瀧本先生が読書との向き合い方、各分野での読書について手引きをしてくれるガイドブック的な本。
読書に一層精を出していた1月の終わり、昨日たまたま青山ブックセンターでこの本と出会ったのは何かのご縁だったのかもしれないなあ。

途中

・私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない
・三体II 上
・マッキンゼー・プライシング
・BCGが読む 経営の論点2022
・独学大全

読みたい

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/25Q680E5DLT5Y?ref_=wl_share
欲しいものリストですみません。

メモ

https://courrier.jp/columns/225629/

この記事で、本をいっぱい読むために
1.読書リスト作成
2.読書スピードの計測
3.読書を毎日のスケジュールに組み込む
をするといいよって書いてあったので、1と2をやってみました。
調子が良い時は大体40字×16行を90~100ページを1時間くらいで読んでいました。(記事の中の平均と同じくらい。英文の場合なので適当ですけど…)

感覚的に読書してる時間は朝/夕方のどちらか+帰宅後寝る前に読む日が2~3日/週+土日のうち半日くらい。
難易度高い本もあればサクッと読める本、あと入れてないけど簿記とか実務/練習問題含むものとかのバランスで月10冊くらいが今のところMAXなのかな〜という所感です。

本をたくさん読むメリットはもちろんあるんですけど、月10冊くらい読めるくらいの生活の時間的/金銭的な余裕(多少外しても他に面白いものを探せる)や自分の日々のコンディション(月後半は平日夜も疲れた〜!となり中々手が伸びない)そのものがライフサイクルとして良い状態っぽいなとも。

英語と同じで活字に慣れたり体力がつくと論文/記事限らず文章に向かうことの障壁が下がるので、情報収集のチャネルを広く持てる(持てそう)というのが、個人的にいいな〜と感じているポイントです。

読書ブーム、まだ続いたら、次はアウトプットの質にこだわってみたり、気が向かないジャンルに挑戦してみるなどしてみたいです。

おわり。


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