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2022年4月の読書録

読了

ビジネス

・ピープルアナリティクスの教科書
Carelyアンバサダー限定勉強会で洋太さんがおすすめした本のうちの1冊で、とても良かったです!

健康管理システムの特にエンタープライズのカスタマーサクセスをしていると必ず「Carelyに蓄積したデータを使って何かしたい」というご要望をいただくのですが、いざデータを取り出してダッシュボードにしてみると「で?」となりがち。そういったことを何回か経験し…

マーケティングと組織人事でのデータ活用の違いにも言及していて、トレンドも抑えてあって、具体的な方法論も載っていて、読みやすくてめちゃくちゃおすすめです。

Carelyのダッシュボード・サーベイ機能・タグ機能の強化・オンボーディング戦略に活かしたいです。あと実際に人事になって分析・施策などを考えてみたいなという気分にもなりました。

小説

・正欲(朝井リョウ)
めちゃくちゃ好き!でした。

あまり救いはないのですが個人的には読み心地が良く、私はこんな風に世界を捉えて生きていたいんだよなあなどとふんわり思いました。

マイノリティを「理解する・受け入れる」みたいな文脈に違和感があるとか、「理解する側」が存在するスタンスに疑問を持ちながら多様性礼賛の世界を生きることの辛さがそれはそれであるので、理解できない事象が世の中にある前提で、同じ時代を生きるには、みたいなことを考える作品でした。

いわゆるマイノリティにすらカテゴライズされない部分も、いろんなものを理解したいと思う受け入れスタンスの部分も、どちらも自分の中にあるな〜

ストーリーの構成が「彼女は頭が悪いから」と似ていました。なんていうのかなこういうの。

・葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)
「これが叙述トリック…!」(って書くとネタバレなのかな)という推理小説でした。本屋で平積みにされていて手に取ったので初版が2003年でびっくり。

アトラクションみたいでした。

・残像に口紅を(筒井 康隆)
「tik tokで話題!」という帯にのせられて。

読んだ後「そもそも小説がtik tokでバズるとは…?」という気持ちになり、紹介動画も見てみて、「なぜバズってるかわからないので読む」層がたくさんいるんじゃないかと思ったりしました。どうなのかな。

コンセプトはわかりやすくて面白いけれどストーリーは「???」という感じで(特に後半w)、全体的に煙に巻かれたお気持ちでした。不思議世界。

・三体 Ⅱ 上(劉慈欣)
早速Iの内容も朧げになってきていて、読み返しながらなんとか読み通しました。

宇宙戦争なので舞台はスケールが物凄く大きいけど、そのせいで物語に登場する概念や物質の縮尺や時間軸がバグるので自分の頭の中でイメージしているシーンは著者が描いているままなんだろうか(多分違う)、というのでやっぱり映像化が待ち遠しい。図で見たいなあ。

例えば智子(ソフォン)がちょくちょく出てくるけど陽子サイズって何?!みたいなツッコミが毎回頭をかすめます。負けず嫌いじゃなかったら途中で読むの諦めそうです。

とはいえストーリー全体の時間軸が長い分あっというまに物語が展開するのですごく面白い。羅輯が本気出したところで上は終わりました。

途中

・クラウド化する世界
・メタバースとWeb3
・Product Research Rules
・なんでも見つかる夜に心だけ見つからない
・NOISE

読みたい

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/25Q680E5DLT5Y?ref_=wl_share
とはいえなんだか本とか映画とか情報の海に溺れてる気がしてきた。

その他

漫画も映画もよく読んだ(観た)。偉国日記がすごく好きでした。

メモ

・目的を持たない読書(これ知りたい!とか勉強したい!とかじゃない)を意識していたら、小説に回帰しました。

・実用的な本やビジネス書は活かす・活かさないというのがハッキリしているけれど、小説はただ内面に蓄積されるという感じで、考え方や感じ方の複雑さが増す感じがします。良いレビューとかを書けるとまた違うんだろうか。。。

・森の図書室に行きました。入り口からワクワク空間でめちゃ良い。


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