映画『霞晴レル』を鑑賞

画像1 今回は岸本景子監督作品『家族の肖像』に息子が出演させてもらった際、お母さん役を務められた竹田朋子さんがメインキャストであることと、坂厚人監督作品『虹のかけら』でお世話になった谷口勝彦さんが出演されていること、更に坂さんがスチール撮影で参加されたとの事で、さまざまなご縁がある作品ということで、嫁さんと一緒に足を運ばせてもらいました。前々から関西でもスポット上映はしていましたがタイミングが合わず、ようやく念願叶いました。
画像2 ストーリーとしては、メインキャストの2人の歩みを中心に苦悩や葛藤を乗り越えて、『生きるとは何か?』と考えるヒューマンドラマです。 急がなくてもいい、ゆっくり自分自身と向き合って、自分らしく生きていけば良いと、そっと支えてくれるような温かみのある作品でした。
画像3 ここ最近は、たまたまセリフの少ない作品を続けて観ていた事もあり、作品全体でセリフが多いなと感じました。でも意見分かれるところかなとは思いますが、自分的には予告編も見ないし、事前に情報は入れずに観たい方なのでストーリーの道しるべとしては良かったなと思います。 奈良を舞台にした作品ということで景色も勿論ですが、喫茶店のマスターの奥さんが着るTシャツはオマージュとして良かったし、どちらかといえばテーマの重い作品なので、とてもいいアクセントになっていたなと感じました。
画像4 竹田朋子さんが最初に出てきた時は、その様子にちょっとショックを受けましたが、心の動きと共にうまく演じ分けておられ、最後は観ている側も救われる気持ちになりました。 精神科医役を演じられた葛原瑞穂さんもとても難しい役柄を見事に演じられていました。
画像5 この映画を観て、際立って映ったのは、心の不安定なメインキャスト2人を側で支える、(表現が難しいが)芯の通ったキャストの皆さん。 喫茶店の夫妻は、こんなお店があれば通いたいと思ったし、上司役のドクターを演じた谷口勝彦さんも『虹のかけら』の田中役に負けないぐらいのハマり役ではないかと思いました。 そして一番衝撃だったのは、竹中楓香さんでした。葛原瑞穂さんと並び歩くシーンでは、主人公へ最後に大きな赦しを与えるとても重要な役柄でその堂々と力強い演技に一気に惹き込まれました。
画像6 この映画の中では、離婚、ひとり親家庭、親との確執、仕事上のトラブルなどさまざまな転機があります。 自分自身の半生と重なりあう部分もあったように、皆さんにも必ず共感出来る部分があり、勇気のもらえる作品だと思います。 シアターセブンでは、2/2(金)まで連日上映中です。 是非とも足をお運びください。
画像7 【シアターセブンHP】 https://www.theater-seven.com/mv/mv_s0703.html 【霞晴レル公式HP】 https://www.kasumi-hareru.com/ #霞晴レル #奥本はじめ #早瀬さと子 #葛原瑞穂 #竹田朋子 #大藤由佳 #日野慎也 #鈴木ただし #木元としひろ #栗田惠子 #當山実佳 #竹中楓香 #下田小奈 #藤崎美和 #前坂恵子 #陽加 #谷口勝彦 #坂厚人 #大阪十三 #シアターセブン #ミニシアター

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