思い出のきさらぎ賞 1990

この年は阪神3歳ステークスの1着コガネタイフウ(二番人気)、2着ダイタクヘリオス(四番人気)、札幌チャンピオンのインターボイジャー(五番人気)と例年より豪華な顔ぶれでしたが、その中で一番人気は4連勝で若駒ステークスを勝ったハクタイセイ、三番人気は武豊騎乗のナリタハヤブサでした。
当時は今のルメール、ちょっと前の藤田菜七子騎手のように乗れば人気になる騎手でした。

これだけ豪華なメンバーが揃ったにもかかわらず、生憎の不良馬場。しかも逃げたグレートべエストは良馬場並のラップを刻む難しい展開でした。
その中で早めに勝負に出たのはダイタクヘリオス、逃げ足が鈍ったグレートべエスト等を交わして先頭に立ち逃げ込みを図ります。それを捕まえに行ったのが須貝尚介騎手のハクタイセイ。するとそれに併せて田原成貴騎手のコガネタイフウも動き出します。逃げるハクタイセイ、追うコガネタイフウでしたがハクタイセイがしぶとく粘ったところがゴール。3着はナリタハヤブサでした。

ハクタイセイは前述の通り5連勝で皐月賞に臨み、見事に優勝を飾るのでした。

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