思い出のエリザベス女王杯 1989

この年の牝馬三冠は桜花賞馬シャダイカグラが主役でした。
大本命で桜花賞を制し、武豊騎手の桜花賞初制覇。オークスこそライトカラーの強襲に敗れましたが、ローズステークスを盤石で勝利し、三冠レース全て単枠指定の人気ぶりでした。

そのシャダイカグラに対して関東勢の刺客メジロモントレーとカッティングエッジが二番人気、三番人気で続きました。

レースはレディゴシップとキオイドリームが早い流れで引っ張りますが早々に交代、シャダイカグラは好位、メジロモントレーはシャダイカグラをマーク、カッティングエッジは中団でしたが、前が潰れてシャダイカグラが早めに先頭に立つかと思った矢先にシャダイカグラに異変。ズルズル後退してしまいました。繋靱帯断裂で最下位入線になりました。

そうなるとレースは乱戦。メジロモントレーも押し出されるように先頭に立ちましたが、内と外から4頭が急襲しました。ベテラン村本善之騎手のヤマフリアル、二年目岡潤一郎騎手のホウヨウファイナル、同じく二年目岸滋彦騎手のサンドピアリス、そしてルーキー角田晃一騎手のシンビクトリー。
この中から1着になったのはサンドピアリス。20頭中20番人気、単勝43060円、2着ヤマフリアルは10番人気、3着シンビクトリーは14番人気。ちなみに4着ホウヨウファイナルは15番人気。当時三連単があったらいくらついたでしょうね。

岸滋彦騎手はこれがG1初制覇。

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