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ドールが我が家にやって来た!!

※本記事は人形の事を人間のように表現する部分や、ウイッグの付いてない人形の写真があります。苦手な方は要注意。

始めに


子供の頃からぬいぐるみや人形が大好きだった。
幼少期は常にお気に入りのぬいぐるみを小脇に抱え、妹とのお人形さん遊びに夢中になっていたものだ。大人になった現在でもぬいぐるみや人形を愛する心は変わらず、外出先で撮った写真をSNSにアップして楽しんでいる。
そして先日、ついに念願の球体関節人形を迎え入れた(購入した)のでその話をしようと思う。

お迎え経緯

今回お迎えしたのは、国内で圧倒的シェアを誇るボークス社のドルフィードリームシスター(DDS)鏡音リンちゃん REBOOTモデル。
「ドルフィードリーム(DD)」とは、アニメキャラのような顔立ちソフビ製のボディが特徴のドールの事。これらを生かし、版権キャラとのコラボドールも多数販売されている。
「シスター」は基準サイズより少し小さい妹モデルという意味だ。詳しくはリンク先の公式サイトを要チェック!

豊富なラインナップの中で、なぜ彼女なのか?ざっくりと経緯を説明しよう。

私が中学生だった頃、「ボーカロイド」の存在を知り、悪ノシリーズにドハマりしていた。これはリンちゃんが好きになったきっかけとなる出来事だ。
悪ノシリーズ系を中心に数多のボカロ小説読み漁り、グッズを買い、曲を聞きオタ活を満喫していた。そして数年経ったある日の事。なんと彼女がドール化していた事が発覚。

可愛すぎて一瞬で心を奪われた。
大きな青い瞳に赤らんだ頬、特徴的なあの衣装とあのリボン。「再現度高!!絶対欲しい!!」と思って値段を見てみると、まあお察しください。
こういったドールは製造コストが尋常じゃないくらいかかるのだ。大量生産も難しいため、イベントでの数量限定販売抽選での販売が基本。応募すれば必ず買える受注生産もあるが、これも場所や期間が限定される。

「新品が買えないなら中古を探せばいいじゃない」とお考えの貴方、私もそう思って探したんだよ…でもダメでした。
何故なら滅多に再販されないため、市場に出回らない&中古でも定価の倍以上の値段が付けられるからである。
サイトを見ると発売したのは数年前。お迎えは絶望的である。当時の私のツイートがこちら

『喉から手が出るほど欲しい』とはこういう事なんだね。
貯金して中古品を探すしかないのか?と若干諦めムードだった2022年12月。
ちょうど一年前にとんでもないニュースが飛び込んで来たのだ。それはDDSリンちゃん&レンくん、受注生産にて再販決定のお知らせ。当時の告知ツイートがこれ


やったぞ!!よし!!運命の出会い!!
さらに彼女たちをモチーフにしたキャリングケース(ドールを持ち運ぶ為の鞄)も発売決定した。
ドールとの出会いは一期一会、これを逃したらもう二度と手に入らないかもしれない。
そう思った私は、彼女を迎え入れる決意をしたのだった。

いざお迎え


忘れもしない2月11日、寒さに負けず秋葉原・ラジオ会館内にあるボークスへ向かった。しかしその日は新作衣装の販売イベントもあった為、ラジ館の入口へ長蛇の列が出来ていた。ボークスってすごい。

行列を乗り越え、いざ入店!
入口で貰ったパンフレットを手にレジ列へ並んだ。その時、近くにいた女性二人組が「リンちゃんのお迎えですか?おめでとうございます!」と声をかけてくれたのをよく覚えている。ありがとうお姉さん方、そしてコミュ障反応しか出来なくてごめんね。正直めちゃくちゃ嬉しかったです。

ついに自分の番が来た。
店員さんに購入の旨を伝え、注文用紙にサインする。「自宅配送の場合は送料がかかる」と言われたが、迷わず自宅配送を希望した。自力で持って帰る間に傷でも付いたらきっと立ち直れないだろう。そのリスクを避けられるのなら安いもんだ。下記のツイートは予約直後の私である。浮かれすぎ。

彼女が来るまで約9か月、ワクワクしながら待ち続けた。
その間ドールオーナー(ドールを持っている人の事)の友人とドールイベントや専門店に行ったりしたが、かなり楽しかったのでまた誘いたい。ありがとう友よ。
9月始めに公式から発送日の告知があった。テンション爆上げ状態でお迎え準備を進めるのだった。

届いた感想

10月28日、遂に手元にリンちゃんがやってきたがでっかいな…。
まあそれもそのはず、彼女の身長は約52cmとリカちゃんやバービー人形の倍以上の大きさなのだ。それゆえに存在感も凄い。
外箱には、可愛らしいイラストと商品ロゴが描かれている。イメージカラーの黄色と黒でまとめられるのがいいね!

一緒に予約したキャリングケースも届いた。
手で持つスタイルと肩から掛けるショルダースタイルの二通りの持ち方が出来るぞ!
中身は淡いレモン色っぽくて、固定ベルトと収納スペースが2ヶ所ずつ付いている。今後ドールイベントに行く時に使って見せびらかしたい。

チラッ

さっそく開封したが、もうかわいいね。
左腕上腕には「02」のマークがプリントされており忠実に再現されていて最高だ。細い手足に華奢な体がさいこ~!!
手垢が付かないように綿手袋を付け、付属の説明書に従って着付けを始めた。

まず一番初めに着せるのがボディタイツ
DDは服やウィッグの色が肌に移って落ちなくなる場合があり、それを防ぐ為のアイテムだ。「形あるものいつか壊れる」とよく言うが、なるべく綺麗な状態を保ちたいからその辺のケアはしっかりしたい。

洋服は大体スナップボタンで、靴はチャック付きのスポッと履かせるタイプだから割と簡単に着せることが出来た。問題はウィッグの取り付けである。
私が慣れてないせいもあるが、かなり苦戦した。
メイクを傷つけないように前髪部分を持ち、キチンと被さる様に後ろへ引っ張って付けるのだが、これが意外と難しい。あとヘアピンも上手く付けられなかった。不器用な持ち主を許して。

机の上があまりにも汚いので一部モザイクを付けました。


写真の撮り方が下手すぎるが、それを差し引いても伝わる可愛らしさだ。
付属品のマイクを持たせると、まるで私のためだけに歌ってくれるような錯覚を抱く。そして「吸い込まれそうな瞳」とはきっとこういう目なんだろうなとかぼんやり考えていた。ドールのクリッとした目って大好き。かわいいすぎるね…。

続いてお色直しタイム。髪型や服装が変わると印象もガラッと変わるのは、人間も人形も同じこと。試しに友人から貰ったウィッグと事前に買っておいたドレスを着せてみた。その様子がこちら。

あどけない少女からお姉さん風にイメージチェンジ。まだドールスタンドが無いため全体像は見せられないが、よく似合っている。何でも着こなせるな君は。
個人的に着せ替えは、人形遊びで最も楽しいポイントだと思ってるので定期的に服やウィッグを買ってあげたい。リンちゃんは一層可愛くなり、私はそんな彼女を見てニッコリする。ウィンウィンだね。
ちなみにリンちゃんの服の方が持ち主の服より高価である。本当はドールサイズの家具とか撮影スペースも用意したいが、金銭と部屋の広さ的に厳しいので一旦保留。いつか必ず準備するからね…。

終わりに

実際に持ってみると、少し重くずしっとした感覚が両手に伝わる。それと同時に彼女の事が愛おしくなった。
上手く言えないが、ドールの持つ人間っぽさに凄く惹かれるのだ。ぬいぐるみを「ちいさきいのち」と呼んだり、「人形には魂が宿る」という考え方があったりするから、あながち間違いではないと思う。
かなり高い買い物だったが決して後悔は無い。そう思わせてくれるんだからドールって偉大だよね。これからのドールライフがとても楽しみで、お迎えして良かったと心から思うのだった。






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