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オーストラリアで入院手術(手術当日②)

こんにちは、とましーなです。
ヘッダー写真はまたまたチューリップフェスティバルで撮ったチューリップです。

麻酔から覚める

看護師さんが話す声が聞こえ、目が少し開きました。
あ、麻酔から覚めたんだ、手術終わったんだ。。
看護師が「おかげんはいかがですか?」と聞いてきたので
「大丈夫です。」と答えるも、声がガラガラでちゃんと喋れず。
「今12時よ。」と教えてくれました。3時間半も経ったんだ。。
目がまだしっかり開かないけど、少し周りを見渡すと最初の準備室に戻ってきていました。

トイレに行きたい

暫くすると、ものすごい尿意が。
あ、でもまだ手術直後だから導尿されてるよね。それなら勝手に出るかな?と思っていたんですが看護師さんに尿意を伝えると、
「じゃあ、尿瓶持ってくるわ。ちょっと待ってね!」と。
え?!導尿されてない?! これはちょっと意外で驚きました。
でも尿意が凄い。尿瓶でするしかない。笑
看護師さんが尿瓶を体の下に置いてくれて、「じゃあカーテン閉めとくね。ごゆっくり~」と去っていきました。
。。。。
。。。。。。。
。。。。。。。。。。
で、出ない。もの凄く尿意はあるのに出ない。。。。。
「終わった?」と戻ってきた看護師さんに聞かれるものの、
「出ないんです。したいのに出ないんです。汗」と答える。
何度かトライするも成功せず。
だんだんお腹が張ってくる感じがしてチクチク痛み始めました。
暫くしてパートナーの待つ病室へ戻り、引き続き尿意との闘い。すぐそこまで来ているのに、頑張っても全然出てきてくれない尿。膀胱が張ってお腹は痛いし、漏れそうだし、でも出ないし。。そして喉はカラカラ。お水を飲むと更に尿意が!汗
この時間が一番苦しかったです。1時間以上経ってたと思います。「もう導尿してくれ!」と思いました。笑

尿がどのくらい膀胱に溜まっているのかエコーで確認。400cc。
「結構溜まってるわね。。寝てると出にくいかもしれないから、痛み止めの点滴を入れて、トイレに座ってみましょう。」
え?!いきなり起き上がって歩くの?!まだ頭ぼーっとしてるのに?!

痛み止めの点滴を入れ、更に強めの痛み止めの錠剤を飲み、それらが効いてきたころに看護師さん2人プラスパートナーの手を借りてゆっくり起き上がる。お腹に傷口があって力を入れることが出来ないので姿勢を変えるだけでも大変。ゆっくり体を動かし起き上がる。頭がフラフラ。顔をしかめながら点滴カートを連れてゆっくりゆっくりトイレへ。
あ、今回個室だったのでトイレは病室内、ベッドから5歩の距離です。それでも2分位掛けてようやくトイレへ。
腰を掛けるとすぐに出ました。笑
人間の脳って面白いですね。トイレに座ると自然に出るんだから。
ただ、お腹に全く力を入れることが出来ないので、膀胱のコントロールをすることが出来ず、少しずつしか出ないので10分位はトイレに籠っていた気がします。あとすごい残尿感。これは麻酔の影響で数日あるとの事です。

手術後2時間で出された最初の食事

ようやく尿意との闘いも終わり、面会時間もとっくに過ぎていたのでパートナーも帰宅。
その後すぐに「アフタヌーンティー」が出てきました。
術後初めての食事です。
前日0時から何も口にしていなかったので、胃も空っぽ。少し胃がキリキリし始めていたところだったので何か口にしておきたいところ。
配膳係の方がこられ、「アフタヌーンティーの時間です。何か召し上がりますか?」と聞かれたので、
「何が選べますか?」と聞くと「コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、フルーツかケーキ」とおっしゃったので
「じゃあ、紅茶とフルーツをお願いします。」と答えました。
そして出てきたのがこちら。


リンゴ丸ごと!!
「フルーツ」って聞いて想像していたのはカットフルーツ。
しかしここはオーストラリア、リンゴと言えば丸ごとですよね。笑
全身麻酔中の人工呼吸装置の影響で喉がとても痛く、唾を飲み込むのも違和感があるくらいだったんですが、胃が空っぽなのでなにか口にしなくては!
と思い、めまい、胃痛があるまま少しずつリンゴをかじり、紅茶をすすり。。。
しかしどんどん気分が悪くなり、結局嘔吐してしまいました。
吐き気止めの点滴を入れてくださってから少しずつ吐き気は消えていき、だるい感じも収まってきました。
食事が摂れていないこともあり、栄養剤と抗生物質の点滴がついたままで、トイレにいってもまたすぐに尿意が来る。の繰り返しでした。まだ一人では立ち上がって歩くことが出来ないのでその度にナースコールをし、足につけている血栓防止のポンプを外してもらい、トイレまで支えてもらう。終わったらまたベッドまで支えてもらい、横になってポンプを付けなおしてもらう。という事が4,5回続きました。。

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