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決して順調ではなかった投資への道

まず初めに今回このような記事を書こうと思った理由は、投資は目的意識を持ち、決して諦めることなく努力を続ければ勝てるようになることを伝えたかったからです。
少し長い記事になりますが最後まで読んで頂ければ幸いです。

私が投資を始めたのは2011年2月です。この年は東日本大震災があり相場も揺れ、とても大変な年でした。
今年で投資歴は9年目になりますが、これまでの道のりは言葉では表せない程つらく大変なものでした。
元々は不動産系ファンドや機関トレーダーとして働いていました。そこで身につけたことは国際経済の知識と金融商品のリサーチ力です。

金融機関での経験をポッケに入れて、いざ個人トレーダーとしての道を進んだのが始まりです。
まず初めに私が目の当たりにしたのは東日本大震災です。
円が1ドル83円台から76円まで上昇しました。
大チャンスと思い80円台くらいから円を買い始めました。個人トレーダーとして投資を始めて2カ月目で資産を33%増やしました。
今振り返れば瞬時の値動きに圧倒されながら頭では何も考えずに注文ボタンを触っていたので、実力とは大きくかけ離れた取引でした。

東日本大震災で得た利益などでこの頃の私は自信をつけていました。
この過剰な自信が1年後粉砕されます。
2012年日米欧中央銀行が金融緩和に乗り出し、株高円安の流れが強かったことから日本株先物とドル円を買っていました。しかし、欧州債務問題などが懸念され、上げていた株価とドル円は急落して、投資資金を維持する為に再入金を繰り返しました。
しかし、踏ん切りがついたころにはすでに遅く投資金だけではなく、貯金にも大きな風穴が空いてしまいました。
損失金額は1000万円以上、この出来事から自信を失い体調を崩してしまいました。病院には通いませんでしたが、うつ病的な症状でした。
2カ月間何もしない引きこもりの生活を続け、再度投資を開始する決断をしました。

次に目をつけたのがユーロでした。
欧州債務問題が一服したと思い、これまでの損失を取り戻すべくユーロを全力買い。
数週間後にはギリシャのデフォルト懸念が再浮上しユーロは急落。何とかユーロの損失をカバーするべく米国株先物を全力買い。しかし円高が止まらず米国株も急落。
再投資を始めて1カ月も立たないうちに再びマーケットから締め出されました。

この時のメンタルはすでに崩壊して悔しさや悲しみからパソコンを叩き割り、頭をデスクに何度もぶつけて出血したことは今でも忘れません。
今振り返れば完全にどうかしていました。

これまでの反省から小さな資金でコツコツ利益を出すスタイルに変えました。
安定的な利率を出せるようになったのは2年後の2014年です。
2014年には投資スタイルやリスク分散が確立して、大きく負けることはほとんど無くなっていました。
そして同年に転機が訪れました。
同年初めに米国株が天井を打ったと予想して、少しずつ米国株の空売りと金先物を買っていました。
1月に発表された米雇用統計の悪化、中国経済指標でも悪い数字が出たこともあり年初めに仕掛けたポジションの利益が膨らみ、市場では新興国リスクが警戒され、主要マーケット全般が急落し、リスクオフに傾きました。
この年の利率は+55%と自分でも驚きの数字を出すことができました。

ここから私の投資人生は大きく転換して、いわゆる負け組から勝ち組へと意識的にも変化しました。
2015年には投資人生の目標として設定していた1億円を達成することが出来ました。
(2017年には資産2億を達成)
今振り返れば本当にきつい道のりでした。
私には人とは違う何か輝くモノがあったわけでもなく、『成功するまで絶対諦めたくない』という信念だけが常に心の中にありました。

今ではOnline Study Sessionというトレーダー向けのオンラインセッションを運営して実践に強い個人投資家、トレーダー育成に奮闘し、トレーダーとしても満足な利率を維持することが出来ています。
現在、投資で結果が出せずにいて、それでも投資で成功(目標金額達成を成功と仮定)したいのであれば決して諦めずに努力を続けてみてください。
それでも結果が見えない時は考え方を変えてみてください。小さな枠ではなく大きな枠で物事を見るようにしてみてください。そうすれば何か小さな変化から現れると思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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