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魔女の家MV 日記とかまとめ

はじめに

ふみー氏作のホラーゲーム「魔女の家」

今はフリー版の他にもRPGツクールMVでリメイクされたものがSteamで発売中。

グラフィックが綺麗になっているだけでなく、”EXTRAモード”が追加されています。

このEXTRAモードがMVバージョンをやる理由と言っても過言では無いくらい、NORMALモードとは内容が異なっています。

各種ギミックの変更はもちろんですが、それ以上にNORMALでは語られることのなかった「魔女の家」の背景が多く出てきます。

私は昔フリー版を遊んだことがありMV版をやるにあたって、まあ懐かしみながらちょっと遊べればいいかなあとSteamのサマーセールでお安く購入しました。

しかし、良い意味で期待を裏切られました。魔女の家といえばあの衝撃のエンディングです。ですが、なぜそうなってしまったのか、についてはフリー版ではぼんやりと想像することくらいしか出来ませんでした。

MV版では、EXTRAモードをやることにより色々と背景が見えてくるものが数多く用意されています。

今回はNORMALモードとEXTRAモードで出てくる日記などのテキストをまとめました。背景の振り返り、取り逃してしまたところの確認にどうぞ。

まだプレイしていない人はフリー版をプレイしてから、EXTRAモードをやったこと無い人は是非やってから見るようにして下さい。

フリー版はiPhoneやAndroidでも遊べます。

書籍

また、さらに「魔女の家」の世界を知りたくなった人は小説版や漫画版もありますので、そちらも読んでみて下さい。

より詳しく登場人物や世界について語られています。

小説は1巻でKindle Unlimitedでも読めます。漫画版は全2巻です。

漫画版の方が表情やキャラクターの動きが分かりやすいですが、小説版の方がより詳しく書かれている+電子書籍版特典で黒猫が少し語ってくれます。



魔女の家(1~7)

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魔女の家1

魔女の家の扉はカギでは開かない。何かがカギになっている。


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魔女の家2

魔女の家は魔女の力によって姿かたちを変える。


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魔女の家3

魔女の家は人間を食らう。食われた人間の魂は悪魔に捧げられる。


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魔女の家4

魔女の家は意思を持つ。魔女の家の住人は悪魔に喰われた魂の残骸であり意思を持たない。


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魔女の家5

魔女の花が枯れるとき魔女の死ぬ

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魔女の家6

魔女の家は悪魔が魔女に与えた魔法である


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魔女の家7

魔女自身が姿をあらわすとき、魔女の家は元の姿に戻る。


魔女の日記(NORMALモードのみ)


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魔女の日記(1階右上部屋)

私は病気だから誰も私と遊んでくれなかった お父さんもお母さんも私を愛してくれなかった


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魔女の日記(3階振り向くな部屋前)

お父さんもお母さんも私を愛してくれなかった だからXした
それからずっとこの家にいるの

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魔女の日記(3階振り向くな部屋の中)
※振り向くなの張り紙を読まずに部屋に入った場合のみ確認可能

お父さんとお母さんをXしたら
そこへ悪魔が通りかかって2人を食べたの
悪魔は私をこの森につれて来た
食べさせてくれたお礼と言ってこの家をくれた
私は魔女になった
悪魔は言った
もっと人を食べさせてくれたら”病気が治る魔法”を教えてくれるって


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魔女の日記(4階、左の部屋)

それからこの家に遊びに来た友達みんなXした
みんなこの家に食べさせた
でもまだ足りない


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魔女の日記(4階 女神像ひび割れの先)

病気はいや お外に出られないから
誰も愛してくれないから


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魔女の日記(5階左部屋)

女の子が遊びに来た
金色の髪を三つ編みにした可愛い女の子
※赤字で表示される


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魔女の日記(5階奥部屋)

彼女はXさない
だって彼女は私をこの病気から救ってくれるから
私は彼女と”友達”になることにした


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魔女の日記(エレンの部屋)

私は病気で死ぬ
だから彼女の体をもらうことにした
彼女の体で生きることにした
いいよね
だって私たち”友達”だから
私に体くれるよね
”友達”だから
だから今日も遊びに来てくれたんでしょ?
ねえ ヴィオラちゃん

ノーセーブでここまで辿り着いた場合
彼女はきっと私のお願いを聞いてくれる
だって彼女は優しいから
疑うことを知らないから
私の体と交換したらヴィオラちゃんびっくりするだろうな
私の体あちこち壊れてて体じゅう痛いんだもん
私は慣れちゃったけど彼女には耐えられないだろうな
痛くて泣き叫ぶだろうな
そうしたらお薬を飲ませよう
”喉を焼く薬”声を出せなくするの
だって私の悲鳴なんて聞きたくないもん
痛み止めって嘘ついたら絶対飲むよね ふふっ
そうしたら私はこの部屋から逃げよう
庭に出て体全体で風を感じるんだ
ああ気持ちいいだろうな
そうだ
彼女が来る前に目をえぐり出しておこう
足を切り落としておこう
私の体になったヴィオラちゃんが絶望したまま死ねるようにね
ああヴィオラちゃん
私の”友達”
優しくて可愛くて愛されていてそれでいて愚かな
私の”友達”

※EXTRAでは何も読まずにそのまま本を閉じる


とある病気の少女(EXTRAモードのみ)


※フリー版、MV版NORMALモードでは明かされなかった事実が存在します。

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とある病気の少女の話(1階右上部屋)

むかしむかし、とある貧しい街に、XXXという病気の少女がいました。
XXXは生まれつき、顔と足の皮膚がただれており、いつも包帯を巻いていました。
そんなXXXを、父は見ようともせず、一言も口をききませんでした。
それでもXXXは幸せでした。母だけは、XXXを愛してくれたからです。


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とある病気の少女の話(振り返るな部屋前)

母の香りに包まれていれば、XXXは、どんな苦しみも忘れることができました。
しかしある日、母は、XXXを愛することをやめてしまいました。
XXXの視線の先には、何があったのでしょう?
母の綺麗な白い靴?
きらきらと光る、荷造り用のナイフ?
・・・それはとても、寒い夜の出来事でした。


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とある病気の少女の話(3階ナイフ追いかけ部屋)

XXXは、母をXしました。
自分を愛してくれないのならいりません。
XXXは、父をXしました。
自分をみてくれないのならいりません。
XXXは、家を飛び出しました。
そして、黒猫の姿をした”彼”に出会いました。
”彼”は、XXXに言いました。
「XXX。君に家をあげるよ」


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とある病気の少女(4階音のない部屋左)

こうして、XXXは魔女になりました。
魔女の家には、奇妙な生き物たちが住んでいました。
彼らとのお喋りは楽しいものでしたが、
XXXの心が温まることはありませんでした。
なぜなら、彼らは人間の心を持ってはいなかったからです。


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とある病気の少女の話(4階ひび割れ部屋)

XXXは、”彼”に願いました。
「人間の友達がほしい」と。
黒猫の姿をした”彼”は、承諾しました。
しかし・・・
XXXは見ていませんでした。
そのとき”彼”が、これ以上ないぐらい
醜い笑顔を浮かべていたのを。←ここのみ赤字


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とある・・・・・・ ・・・ の話(5階左部屋)

XXXは知りました。
”彼”は”悪魔”であることを。
自分は”魔女”である運命から逃れられないことを。
あれから数百年、魔女として生きたXXXは、
もはや病気の少女ではなく、
XXXという名の魔女、そう呼ぶにふさわしい存在となりました。


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とある魔女の話(5階奥)

XXXは、死ねませんでした。
なぜなら、人間ではないからです。
XXXは、死にませんでした。
なぜなら、絶望していないからです。
XXXにとっての”絶望”とは、
彼女を捨てようとした母の香りでした。
XXXにとっての”友達”とは、彼女のために死んでいく人間のことでした。
甘い香りのする小瓶は、彼女の手によって、家の奥深くにしまわれました。
いつか、必要となる日が来るのでしょうか?
それを知っているのはきっと、”彼”だけなのです。



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古い新聞記事(NORMAL、EXTRA共通)

X月X日、XXX区にてXXさん宅が全焼。焼け跡からXXさんとその妻XXさんの遺体が発見された。遺体には刺し傷があり、何者かが二人を殺害後、建物に火を放ったとみられている。また、事件後XXさんの一人娘であるエレンちゃん(当時七歳)が行方不明になっており警察は


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悪魔と魔女(3階ナイフ追いかけ部屋)
NORMAL、EXTRA同じ

”悪魔”は人間の魂を食う。
しかし、”悪魔”は、実体を持たず、人間を殺せない。
”魔女”は、”悪魔”に、人間の魂をささげる。
対価として、”悪魔”は、”魔女”に魔法を与える。
”悪魔”と契約を交わした人間のことを、”魔女”と呼ぶ。


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魔法について書かれたノートの切れ端(NORMALのみ)

”・・・・・・単独で行える呪いなどの魔法と違い、
お互いの身体に影響を及ぼす魔法の実行は容易ではない。”
”なぜなら、対象者の真摯な同意が必要だからである。”
”この系統の魔法を成功させるには、
まず、対象者との信頼関係を築く必要がある。”


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日記の切れ端(3階ナイフ追いかけ部屋)(EXTRA)

”「                     」” ←スペースのみ何も見えない
”その言葉を聞いた時、あなたの細い首をたおりたくなったの。”
”待ち望んでいた言葉だったのに、殺してやりたくなる言葉でもあったのね。”
”私は手を伸ばした。でも、あなたの温かい手に絡め取られてしまった。”
”演技を忘れてしまいそうになったのはただあの一瞬だけよ。”
※小説、漫画を読むと何が入るか分かると思います。


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どくろの兵士(NORMALのみ)

”・・・・・・あるところに、兵士がいた。
彼の国は滅んだが、彼はそのことに気が付かず
さらには、自分が死んだことにも気が付かなかった。”
”その兵士は死んでもなお、見張りを続けていた。
城跡の真ん中に立って
正面、右、左、正面、右、左、・・・と頭を振り続けていた。”

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復讐の兵士(EXTRAのみ)

”・・・・・・あるところに、兵士がいた。
兵士は、故郷に婚約者がいたが、
戦争が長引いて、帰れない日が続いていた。”
”ようやく故郷の家に帰ると、出迎えてくれるはずの
婚約者の姿がなかった。金目の物も消えていた。
婚約者は金を持ち逃げし、別の兵士と結婚していた。
・・・兵士は激怒した。”
”兵士は、婚約者を探しあてると、
婚約者に、毒薬入りのガラス瓶を投げつけてやった。
紫色の水を、全身に浴びた婚約者は、
焼けるような痛みに絶叫した。”
”婚約者の体は、ぐずぐずに溶け、死んでしまった。
悲鳴を聞いて、一人の女がやってきて叫んだ。
「私の夫に何をしたの!」”


黒猫との会話

※背景などに言及しているもののみ

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ナイフ追いかけ部屋
Nomal

黒猫
 こんなところにいるのも、僕の仕事なんだよ
 ・・・わざわざこの家にはいらなくても良かったんじゃないの?
 どうせ、”彼女”はそのうち死んだのにさ
 そろそろ君とお別れだね
 猫って美しいよね。僕はとくに黒猫の体が好きだなあ
 君がいなくなったら不便だなあ
 綺麗な猫の死体なんて、そうそう転がってないんだぜ
 ・・・僕の助け必要?
  [うなずく]
   セーブ画面へ
  [首を振る]
   僕の助けなんて一度も借りずにこの家から出られるよね

EXTRA
 ・・・僕の助け必要?
  [うなずく]
   セーブ画面へ
   ところでさ。
   ナイフがいっぱい追いかけてくる部屋あっただろ?
   あそこって隠し通路があって楽に通り抜けられたんだぜ。知ってた?
  [首を振る]
   えっ うそだろ?
   僕の助けを借りないなんて とても正気とは思えないな


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ラスト前猫会話(NORMAL、EXTRA共通)

黒猫
 僕はね
 君がうまくここから逃げられようが
 この家に食われようが、かまわないんだけど
 どちらかというと、ね?
 君に逃げてもらいたいなあと思ってるんだよ



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 EXTRAモードのみ追加あり
 ほら、こいつも同じだろうさ
 ま、死なないでよ


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ノーセーブエレン部屋前黒猫(NORMAL、EXTRA共通)

黒猫
 やあ
 君ってば、僕の助けなんて、全然必要としないんだから。
 やんなっちゃうよなあ
 まあ、この家の意思が、壁紙やらメモやらで君を助けてたみたいだし、
 当然か
 やっぱり、体が違ってもこの家の主が誰だかわかるんだね
 さあてと
 僕は、一足先にこの家から出てるよ
 ”彼女”が姿をあらわすみたいだからね
 この家に使ってた魔力を、”彼女”自身に戻すみたい
 そうすると、この家の魔法が消えるだろ?
 このままここにいると、巻きぞえを食らって消えかねないからなあ
 ・・・え?ははっ。実体を持たないからって
 不死ってわけでもないんだよ。僕らは。
悪魔
 うん。じゃあ、そういうことで
 あとはがんばってね。魔女エレン


Ellen


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Ellen(NORMAL、EXTRA共通)
※トゥルーエンドクリア後、図書館に戻れるセーブをロードし戻る

彼女は悪魔に魅入られた少女。
彼女にとっての病気は 愛されないことの原因
彼女にとっての望みは 愛されること。
彼女が望んだのは病気が治る魔法
彼女が手に入れたのは身体を交換する魔法。
彼女が見つけたのは愛された少女。



終わり



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