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Q 1.エホバの証人はいつからいるのですか?

A.
彼らのある書籍に「クリスチャン以前のエホバの証人」「一世紀のクリスチャンである証人」という言葉が書かれています。
しかしそれはエホバの証人の組織が勝手に自分たちのルーツを神に従った人々に結び付けているだけであります。
実際、組織が出している機関誌である「ものみの塔1965年6月1日号の「読者からの質問」の項目で、「どの時代にも地上にエホバの証者がいましたか」という質問に組織は次のように答えています。

「人間歴史のどの時代にも地上にエホバの証者がいたと結論することは正しい」。

そしてその後、旧約聖書に登場する神に忠実だった人々、アベルやその妻、ㇾメクやノア、セムやアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨブやモーセ等の名前を挙げています。
さらにアリウス派や十四教徒、ポーリシャン、ワルド派等、ローマ・カトリック教会に加わらず抵抗して殉教した人々やグループの名前を挙げて彼らをエホバの証人であったかのように述べています。
しかし、彼らはエホバの証人ではありませんでした。
聖書の信仰を保つために戦った人々であります。
勝手にエホバの証人にしている組織は大きな罪を犯していると言えるでしょう。
また一世紀のクリスチャンたちはエホバの証人ではありません。
彼らはキリストの証人であります。
使徒1:8「イエスの弟子たちに聖霊が下ると、彼らは力を受けて全世界に出ていき、キリストを証しする」と預言されています。
まさにそのようになり、教会が誕生し、新約聖書の「使徒の働き」全体を見ると、彼らは命がけで「キリストの名」を人々に知らせていきました。
ですから、一世紀のクリスチャンたちはエホバの証人ではなく、キリストの証人です。

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ではエホバの証人はいつからいるのですか?
この組織を作ったのは、チャールズ・テイズ・ラッセルという人物です。
彼は1870年初めの頃から自分の聖書研究グループを作り、セブンスデーアドベンティストという預言を強調するグループから「地獄の否定」「永遠の刑罰はない」「イエスは神ではなく、天使長ミカエルである」という教理を借用し、また独自の教えをベースに組織を作ったのです。
彼は1884年に自分たちのグループを法人化して、自ら初代会長となりました。
ですから、1884年からエホバの証人(まだこのようには呼ばれていませんでしたが…)が存在したと言えるでしょう。

最後までお読みいただき感謝いたします。

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